つくば植物園を訪れた8月8日、「温室の見頃植物・今週のベストワン」に選ばれていたのが、熱帯雨林温室で咲いていた世界最大のランでした。
グラマトフィルム・スペキオスム
ラン科グラマトフィルム属の着生蘭。
大きな鉢から18本の花茎(最長3m)が伸び、約1500の花を付けています。
重さの推定は400Kg 超、温室で育てたものとしては世界最大規模の開花。
気まぐれで、数年に一度しか咲かず、この前は2009年12月でした。
花のアップです。虎斑模様から別名タイガーオーキッドと呼ばれており、
タイガースファンの多い大阪の咲くやこの花館でも人気だとか。
花咲か爺さんが、咲くやこの花館のものをレポートされていました(こちら)。
コウシュンカズラ (恒春蔓)
キントラノオ科コウシュンカズラ属の蔓性常緑低木
原産は日本(沖縄:先島諸島)、熱帯アジア、オーストラリア
花径は2cm程度。黄色い花弁に赤い葯が目立つ
トーチジンジャー
ショウガ科ニコライア属の常緑多年草
原産はマレーシア~インドネシア
1m程の杖のような花茎の先端に赤い苞が目立つ花を咲かせる
この様子が、松明(トーチ)のように見える
ラン科グラマトフィルム属の着生蘭。
大きな鉢から18本の花茎(最長3m)が伸び、約1500の花を付けています。
重さの推定は400Kg 超、温室で育てたものとしては世界最大規模の開花。
気まぐれで、数年に一度しか咲かず、この前は2009年12月でした。
花のアップです。虎斑模様から別名タイガーオーキッドと呼ばれており、
タイガースファンの多い大阪の咲くやこの花館でも人気だとか。
花咲か爺さんが、咲くやこの花館のものをレポートされていました(こちら)。
コウシュンカズラ (恒春蔓)
キントラノオ科コウシュンカズラ属の蔓性常緑低木
原産は日本(沖縄:先島諸島)、熱帯アジア、オーストラリア
花径は2cm程度。黄色い花弁に赤い葯が目立つ
トーチジンジャー
ショウガ科ニコライア属の常緑多年草
原産はマレーシア~インドネシア
1m程の杖のような花茎の先端に赤い苞が目立つ花を咲かせる
この様子が、松明(トーチ)のように見える
次回も、熱帯雨林温室で見た花を紹介します。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
松岡美術館にて(7、最終回)
今回も、企画展「印象派とその時代」で見た作品です。8月15日撮影
ブルターニュの海岸
アンリ・モレ(1856-1913)
油彩・カンヴァス 54.5x73.0cm
キラーニイのトアの滝・
アイルランド
ジェームス・バーレル・スミス
(1822-1897)
油彩・カンヴァス
51.0x38.8cm
アンリ・モレ(1856-1913)
油彩・カンヴァス 54.5x73.0cm
キラーニイのトアの滝・
アイルランド
ジェームス・バーレル・スミス
(1822-1897)
油彩・カンヴァス
51.0x38.8cm
この記事へのコメント
信徳
ケン坊
タイガーオーキッドという花は面白いですね。タイガースファンは、野球だけじゃなく花もタイガー模様に人気をもっていますか?>笑<
トーチジンジャー...まさに名前の通りですね。葉もショウガに似てますか?
Ps.
>花咲か爺さんが咲くや...”昨夜”ですかね?
なおさん
コウシュンカズラの黄色も鮮やかでいものです。日本にもあるというのがいいですね。
トーチジンジャーも面白い姿です。神社の灯明??にも見えないことはない?ですかねえ。
海や滝の絵もいい感じです。
寿々木
トーチジンジャー、丁度花の綺麗なときに出会えたのですね。
mori-sanpo
特に、グラマトフィルム・スペキオスムは、世界最大といわれるだけに凄いですね。花の数もすごいですが、個々の花の大きさも想像以上でした。
印象派の海や滝の絵は、そこに身を置いたことのあるような感じの絵ですね。
長さん
グラマトフィルム・スペキオスムが開花中との案内が植物園のHPに掲載されたのは7月18日ですから、丁度最盛期に見学できたことになります。強い匂いではありませんが、甘い匂いがしました。
長さん
タイガースファンは虎斑のものは何でも大好き(笑)。
トーチジンジャーの葉は大きいですが、葉そのものはショウガに似ていると思います。
「咲くやこの花館」は大阪花博が開催されたときに出来た施設です。
長さん
こんなに花を付けるランですから、一度咲いたら栄養分を蓄えるのに数年かかるのでしょうね。
コウシュンカズラは沖縄旅行で路地植えの花を見たことがあります。
トーチジンジャー、神社の灯明にしては派手過ぎませんか(笑)。
長さん
グラマトフィルム・スペキオスムは全盛期に見ることが出来ました。ほのかな甘い香りです。
トーチジンジャー、萼から上がこんなに伸びているのを見たのは初めてです。
長さん
グラマトフィルム・スペキオスム、以前は水生植物温室にあったらしいですが、大きくなったので、ここに移されたようです。花径は7cm程度ですが、その数に圧倒されます。
大昔、油絵をやっていたから分かるのですが、水の表現はとても難しいのです。
We-Keaw
グラマトフィルム・スペキオスム
重量が、400kgを越え、1500もの花を付け、気まぐれで、数年に一度しか咲かない。
その、開花に出会えてラッキーでしたね。
余りにも、巨大であるが故、数年間、エネルギーを溜めて、一気に、開花させるのでしょうか?
しかし、驚きましたね。
タイでも、数多くのランを見かけますが、小さなものばかり、一度、見てみたいですね
tomi
ブログへのお越し有難うございました。
さて 世界最大の ランの花 一番目のモノスゴイー;
着生蘭とはどの様な咲き方をするのですか、知りたいです
普通は 蘭は蕾から始まり咲き始めますね、私も植物園は好きで一人で行きますが、こちらは余り手入れが良いとは思えません この様な見事な花は中々見ることが出来ません。
ポン太
nobara
グラマトフィルム・スペキオスムですね。
一個一個をみると、ほんまによぉーできてはるわ。
コウシュンカズラは御苑にも咲いていましたね。
ブルターニュは森だけかと思ってましたが、
海岸もあるんですね~((((^Q^)/
滝のしぶきがこちら側に飛んできそう・・
コーラスも今日から2学期?を迎えました。
3週目にケアホームでボランティアコーラスします。
リクエストに応えて20曲くらい?
shizuo
チョッと言い難いグラマトフィルム・スペ…
なんと1500の花、400Kg 超、見た目はイガース。
へぇ~、あのシンピジュウムの仲間なんですね。
長さん、“綺麗&気まぐれ”、人間みたい^^。
無門
圧巻ですね
こんなに大きくなるなんて
着生される方も大変だ~
hanasaku
凄いランにびっくりしました!
気まぐれなんですか。
丁度咲いている所を見られて良かったです!
コウシュンカズラはとても可愛い花なのですね。
トーチジンジャーはそのまま持って走れますね!
shuuter
1日雨が降ったり止んだり うっとしい日でした。
ずいぶん涼しくなりました。
賑やかなタイガース色の蘭ですね。
タイガース応援の花ですね。
長さん
一株に1500もの花を付けるなんて凄い能力ですね。
着生蘭とは土に根を下ろすのではなく、木の股などに付着して根を絡めて大きくなるランの種類のことです。つまり、根付き方の違いです。
長さん
花咲かのブログでご覧になったんですね。ちいさな花をたくさん咲かせるランは見たことがありますが、これほど大きな花が無数につくランを見たのは初めてで、びっくりしましたよ。
長さん
温室に豹柄のおばちゃんが沢山来た感じとでも言ったら良いですかね(笑)。
新宿御苑のコウシュンカズラ、確か2階の通路みたいな所に咲いていた記憶があります。
ブルターニュというのは大きな半島でしたね。
ボランティアでコーラス慰問ですか。20曲は大変ですね。ご苦労様です。
長さん
ルーペで見なきゃ見えないものから、こんなに沢山の花を付けるものまで、ランの世界って奥深いですね。
これほど花を付けるまで栄養を蓄えなきゃならいので、毎年咲いてなんかいられません(笑)。
長さん
最大2トンもの重量を支えられる木って限られますよね。
太くならないうちに着生された木はつぶれちゃいますね。
長さん
土に根を下ろす木なら1000や2000の花を付ける種類はあるでしょうが、着生蘭でこれほど多くの花を咲かせるのは極めて珍しいのでしょうね。9月1日にも行ってみましたが、花は終りに近づいていました。
コウシュンカズラは花弁の付け根が細いのみ可愛いです。
トーチジンジャー、大きくて重そうな花ですから。持って走る人は大変だ(笑)。
長さん
こちらも昨日は30℃を下回り、雨も降りましたよ。なので、かなり涼しく感じました。
タイガースの応援団という花ですね。残念ながら今日は負けちゃいましたね。
長さん
レスが前後して申し訳ありません。
世界最大の蘭は、自生地では2トンもの重さになるそうです。着生蘭なのにどこから栄養を吸収するんでしょう。寄生された木もたまったものではありません。あまりに大きすぎて、蕾をつけるための栄養を数年がかりで貯めるのかもしれませんね。