月山八合目の弥陀ヶ原湿原です。池塘や月山を横目に見ながら木道を進みます。
赤い小さな花が見つかりました。ウラジロヨウラク(裏白瓔珞、ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木)で、花の長さは1cmちょっと。初めて見ました。
同じ形の花ですが、4枚の細い萼が付いた種類も見つかりました。こちらは、ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)で、ウラジロヨウラクの変種だそうです。
湿原の歴史
月山山頂への分岐
シラネニンジン(白根人参、セリ科)
チングルマの花は終わっており、種が出来ていました。珍車、稚児車、バラ科ダイコンソウ属(またはチングルマ属)の落葉小低木、高山植物。
ハクサンシャクナゲ( 白山石楠花、ツツジ科ツツジ属、高山植物)は哀れな姿でした。
次回はコバイケイソウを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
ウラジロヨウラクツツジは僕も尾瀬の湿原で見たことあります。壺型で可愛い花ですよね。シラネニンジン、チングルマ、ハクサンシャクナゲなどご覧になりましたか。ハクサンシャクナゲは花も終わりに近く、かろうじて見られたというところですね。
東北の寒さでは1400~1500メートルの高さの高層湿原ではコケや植物の枯れたのも腐らず泥炭になるのですね。興味ぶかいです。
長さん
月山へ登頂するとなると、近くに宿をとって早朝から登らないとダメですから、バスツーには向きません。
ウラジロヨウラクとその変種が同時に見られたのはラッキーでした。ハクサンシャクナゲは残り花、雨に濡れて萎れ始めていました。
寿々木
長さん
ウラジロヨウラクとその変種、初めて見ました。濃いピンク色でとても可愛い花でした。コヨウラクツツジは茶褐色ですか。
緯度が高くなると、高度1400m位でも高山植物が咲きます。
行き当たりばったり
長さん
標高が高いと言っても7月末ですから、寒いということはありませんでした。この日もTシャツに網のベスト、それにカッパをきただけでした。
shuuter
ウラジロヨウラクツツジ 濃い紅色ですね。
シラネニンジン シラネは白根山から付いたものですか、あるいは根が白いのですかね。
無門
あちこちに点在する池塘
優しい風が高原を渡り
花々をはぐくむ様子が
感じられます
nobara
行ってみたいです。
ツアーはたぶん、お写真撮る暇がなさそうだから
考えてしまいます。夫と歩いててもいつも見失うからです。慌ててるとピントが合わないでしょうから・・
ヨウラクツツジも面白いですね。
それの変種まで見られて佳かったですね~~
ケン坊
月山は以前からピックアップしているんですが、なかなか行けなくて...
でも分岐点から2時間半とは登山口からはどの位歩くのかな~ やはり一泊しないと無理ですよね。
ガクウラジロヨウラクって意識したことが無かったですが、栃木の山あたりでも見られるんでしょうか?
さすがは長さんですね。
長さん
弥陀ヶ原に咲く花の種類は多いですね。ウラジロヨウラクとその変種を見ることも出来ました。晴れていれば素晴らしいところです。
シラネニンジンは、日光白根山で最初に採取されたことによる命名です。
長さん
冬は厳しいところのようですが、植物にとって夏は最高の条件なのでしょうね。
長さん
弥陀ヶ原は素晴らしいところです。ツアーだとのんびり出来ませんから、路線バスかマイカーということになりますね。山の途中から花を見ながら登る人もいるようです。
ヨウラクツツジとその変種が見られたのはラッキーでした。
長さん
月山の南側から登るルートが2つあり、そのうち、月山姥沢口まで車で行けばリフトがあり、リフトを降りて1時間45分で山頂に立てるそうです。寒河江か月山ICを利用しますが、問題は車の所要時間でしょうね。登山口近くに旅館もあるそうなので、1泊すれば余裕でしょう。
尾瀬ヶ原や至仏山ルートにはウラジロヨウラクもガクウラジロヨウラクも見つかるそうですよ。
小梨
ウラジロヨウラク、かわいらしいですね。
長さん
天気はいまいちでしたが、晴れていればとても気持ちの良い湿原だと思います。でも花をいろいろ見られて満足です。