夏の東北バスツアー(16) 第2日目(7月24日、その8)
鳥海マリモ(コケ群生地)から再び分岐まで戻り、出つぼ(湧水地)に向かいます。
途中、ミズバショウの自生地がありますが、花の時期は終わっていました。
この遊歩道にも奇形ブナがあちこちで見られます。
この渓流の水も冷たい。
出つぼと言われる湧水地です。別名熊の水のみ場と言い、元滝伏流水と共に平成の名水百選に選ばれています。
写真で左手前の木の奥、茂みの中から水が湧き出ていました。湧出口がよく見える位置(手前も奥も)は踏み荒らされてしまい、現在は立ち入り禁止となっていました。
駐車場近くまで戻ってきました。花茎が1本ですが、フタリシズカ(二人静、センリョウ科チャラン属の多年草)でしょう。
→ なおさんから、ヒトリシズカ(一人静、センリョウ科チャラン属)とのご指摘を受けました。ありがとうございます。
群生している植物の名が分からなかったので掲示板で教えてもらいました。
オオウバユリだそうです。大姥百合、ユリ科ウバユリ属の多年草。ウバユリの変種。
これから花軸がもっと伸びて、つぼみの間隔が空いてくるのでしょう。
2日目の見学はこれで終了。2泊目は鳴子温泉幸雲閣別館でした。到着する前から雨が降り出しましたが、見学中でなくて良かった。
料理もまずまず、温泉も良し(写真は本館の露天風呂と内湯)。
皆さんのブログをお訪ねした後、2度目の温泉に浸かり、床につきました。
3日目は月山八合目を目指します。
(つづく)
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この記事へのコメント
なおさん
さて、フタリシズカとあるのはヒトリシズカのように見受けました。ミズバショウも夏にはお化けのように大きくなり、バショウの名がふさわしいように繁茂しますね。オオウバユリの群生も見事です。葉なしでなく、まだまだ葉が元気なままですね。
2泊目は鳴子温泉でしたか。お風呂2回も入ったのですね。内湯も露天風呂もいい感じです。
寿々木
オオウバユリの群生が見事です。花が咲くと辺りに良い香りが漂うでしょう。この辺りは野猿の食害を受けていないのでしょうか。
長さん
熊も飲みにくるほど美味しい水が湧き出しているのでしょう。
フタリシズカではなく、ヒトリシズカですか。ご教示、ありがとうございます。水温が低いので、ヒトリシズカもオオウバユリも、花の開花もかなり遅くなるようですが、ミズバショウは流石に花の時期を過ぎたようです。
温泉には翌朝も含めて、3回も入りました。
長さん
この涼しさは夏を忘れますよ。
オオウバユリとのことですが、かなりの群生ですね。「獅子ガ
ケ花湿原 猿」で検索しても何も手がかりがないので、猿害はないようです。
nobara
ブナはもともと瘤化の傾向があるのでしょうか
オオウバユリの群生、凄いです。
一斉にさいたら見ものでしょうね☆
尾瀬の水芭蕉もお花からは全く想像できないくらい大きな葉っぱがふさふさしてました。が、あちこち荒らされていました。長さん、温泉好きですね。夫君も飲んでても何度も入るので私は戻るまで心配ですよ。貸切だとその心配はないのですが・・・
春夏冬
ナイスな雰囲気の温泉ですね♪
露天風呂も涼しそう(=^_^=)
長さん
ブナは真っ直ぐに立ち上がる木なので、こぶを作る木ではなさそうですよ。
オオウバユリもヒトリシズカも、もう少し日が経たないと素人が分かるような姿になりませんね。
ミズバショウの葉は日当たりが良いとびっくりするほど大きくなりますね。
温泉大好きです。酒には弱いので、事故の心配は無いのです。
長さん
内湯と露天風呂、到着してすぐに行きましたから、独り占め状態です。
shuuter
冷たい渓流 すがすがしいです。
暑い下界 じっとしていても汗がにじみます。
無門
奥の細道で
芭蕉が宿泊せずに
素通りしたのが鳴子だそうで
何かその先に
早く見たものがあったのでしょうね
長さん
奇形ブナが誕生した原因は前々回の記事に書きましたが、人為的なもので出来たようです。
森の中で冷たい湧き水や渓流、暑さを忘れさせます。
しかし、今年は暑いですね。
長さん
鳴子を素通りした芭蕉と曽良は、尿前の関などの難所を前に焦る気持ちがあったのかもしれませんね。
ケン坊
渓流が気に入ってます...こんな渓流歩きだったら疲れ知らずなのではないですか?>笑<
オオウバユリの群生やヒトリシズカも見られて良かったですね。
尿前の関と書いて”しとまえのせき”と読むんですね。初めて知りました。面白い地名があるんですね。
長さん
渓流が冷気を運んできます。山登りではないので、高低差は殆どありません。快適そのものでしたよ。
尿前とは、芭蕉の句を知らないと読めない地名ですね。
eko
湧き出口が荒らされてしまったことは残念なことですね。
オオウバユリの群生見事ですね。花が咲いたら素敵でしょうね。
露天風呂と内湯、良い雰囲気ですね。2回入られましたか。私も温泉に行ったら、少なくとも2回、時間があれば何回でも入ります(笑)
ポン太
長さん
獅子ヶ鼻湿原は今は天然記念物に指定されていますが、昔は樵や炭焼が入った土地だったのでしょうね。
湿原ですから、踏み荒らされると再生に長い年月かかるのです。
温泉大好き人間です。翌日も早朝に入りました。
長さん
今思い出しても、涼しさが記憶に蘇ります。今年は記憶破りの暑さだからでしょうか。
ヒトリシズカとフタリシズカ、花が咲いていればすぐ分かるのですが、この位の花穂だとどちらか分かりませんよね。
藍上雄
鳥海マリモには、少しびっくりでした。苔が重なって中央部が盛り上がるんですね。
長さん
これはヒトリシズカの花後ですか。十字対生の葉が開ききっているからですね。
鳥海マリモの水中の状態は窺い知れませんが、多分大きな球状になっているのでしょう。
小梨
長さん
これだけのオオウバユリが咲いたら壮観でしょうね。