昼食は市の施設塩田の館にしました。建物は養蚕農家風で、観光案内所と無料休憩施設です。右下は、塩田の館の前にある農業用水用溜池です。塩田平には数多くの溜池があります。
館内の北条庵でnobaraさんもお薦めの里帰りそばをいただきました。
お蕎麦を待つ間、窓から塩田平を眺めます。
里帰りそばの由来(上田市のHPから)
1706年(宝永3年)、江戸幕府は、上田藩主仙石氏と兵庫県 出石(いずし)藩主松平氏とのお国替えを命じました。出石藩も財政的には大変厳しかったため、人々の生活には、麦、大豆、そばなど裏作が大切でした。仙石氏は、在来のそば作りに上田から連れて行ったそば職人の技法を加え、今や関西で最も著名なそば処として発展する端緒をつくりました。この信州そばを白い「出石焼き」の皿にのせて出したものが、出石町(現在の豊岡市)の名物「皿そば」の始まりなのです。
上田市と出石町(現在の豊岡市)は1979年(昭和54年)姉妹都市となりましたが、この縁で平成11年(1999年)、上田市の西塩田地区営農活性化推進組合の12名の女性たちが「この皿そばを上田市で始めよう!」と活動を始めました。同組合女性部は、それから1年半のそば打ちの修行を積み、ついにそば処を開業することとなりました。
この純手打ちそばは、このような300年の歴史を刻んで 再び上田市へ「里帰り」したということから、「里帰りそば」と呼ばれているのです。
車で回るのではなく、ゆっくり歩いて回りたい観光地という事のようです。
下は、塩田の館のディスプレー。
昼食後、近くの龍光院へ。
龍光院は塩田北条氏の菩提寺で、弘安5年(1282)、臨済宗の寺として創建(後に曹洞宗に改宗)。重文はないとのことなので、山門と、樹齢600年を誇るケヤキの木だけを見学(右の樹、幹周りは7m)。
次は前山寺を訪ねます。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
近所の花
ヒューケラ(ユキノシタ科の常緑多年草)
北アメリカ原産。観葉植物としても楽しめる。



アマミヒイラギモチ(奄美柊黐、モチノキ科の常緑低木)
1枚の葉は親指~小指くらいのサイズ。別名ヒメヒイラギ(姫柊)
クリスマスホーリーの仲間らしい。
ヒイラギは葉が対生で、ヒイラギモチは互生。


キョウガノコ(京鹿子、バラ科シモツケソウ属の多年草)


キョウガノコは6月9日と6月23日の誕生花。
但し、諸説あり、誕生花:日に定説はないようです。
北アメリカ原産。観葉植物としても楽しめる。
アマミヒイラギモチ(奄美柊黐、モチノキ科の常緑低木)
1枚の葉は親指~小指くらいのサイズ。別名ヒメヒイラギ(姫柊)
クリスマスホーリーの仲間らしい。
ヒイラギは葉が対生で、ヒイラギモチは互生。
キョウガノコ(京鹿子、バラ科シモツケソウ属の多年草)
キョウガノコは6月9日と6月23日の誕生花。
但し、諸説あり、誕生花:日に定説はないようです。
この記事へのコメント
なおさん
蕎麦にもいろいろな由来と歴史があるのですね。ふるさとに里帰りした蕎麦ですか。
600年のケヤキというのも素晴らしいですね。僕も先日のおでかけで大きい樹をいろいろ見てきました。
カキドオシはこちらの雑木林でもよく見ますが、可愛らしいです。花の頃は丈も低いので、割と大輪に見えますね。僕の場合は恥のカキドオシですのでコマリモノです。
ヒューケラは花も葉も楽しめますね。日本産のズダヤクシュも見てきました。
キョウガノコももこもこの花が可愛いです。山で見るシモツケソウはいいですよね。伊吹山の群落も見に行きたいものです。
信徳
寿々木
ちょう
溜池の多さは讃岐平野を思い出しました。あちらはうどん、こちらは皿そばですが・・・。
この歳になっても恥のカキドオシばかりでなく、冷や汗もカキドオシです。
今度はどちらへお出かけでしたか。ズダヤクシュやシモツケソウもご覧になりましたか。
長さん
果樹はりんごを始め、あんず、ぶどう、くるみなどが作られているようです。
冷たい水を溜めて温めてから農業用水として利用しているんですね。そばもあちこちで作られているようです。
長さん
里帰りそばはここだけのネーミングのようです。ワンコそばの場合は、女性がそばから次々と補給してくれますね。ここは盛り切りなんです。
Tatehiko
土地が変われば養蚕農家も違うのですね。
近年は養蚕も環境つくりが機械化されて適応力が出来たからでしょうが・・・茅葺の家屋が、普通だったように思いました。
長さん
養蚕農家は2階が広い茅葺屋根が普通でしたね。今は葺替えが大変なので、瓦葺きにしたのでしょう。自治体の箱物ですから維持費もバカにならないのではないでしょうか。
shizuo
長さんイイですね~、お薦めの里帰りそば。
このチョッと待つ時間が、またイイんですよね^^。
「里帰りそば」の由来よくわかりました。
夏の信州4人旅、まだまだ続くんですね~♪
mori-sanpo
乗鞍の水車のある蕎麦の名店で、皿に盛られた蕎麦を食べたことがありましたが、その時の蕎麦が生きもののようにピチピチしていたことを思い出しました。
ヒューケラとキョウガノコ、どちらも一見地味ですが味わいのある花ですね。
nobara
素朴で地元の婦人会?の感じが溢れてますね。
お国替えでよその文化がその地で息づく、
そんな事が日本各地で起きたことでしょうね~
出石そばを知ってらっしゃる方も多いと思います。
信州と云えばおやきですよね~
茄子と野沢菜が好きです。
奄美ヒイラギモチ、葉っぱが可愛いです。
棘がなかったらキョウガノコですね♪
ヒューケラも趣がありますね~
ポン太
里帰りそばの由来良くわかりました。各地の文化がこうして交流しているのですね。
カキドオシ、見たことがあるような無いような、。
長さん
地元の奥さんたちが2年間頑張って作り出した「里帰りそば」、今は人気のお蕎麦になりました。
長さん
乗鞍の中之屋ですか?私も長野県(場所は忘れてしまった)でお皿に盛られた蕎麦を食べたことがあります。ガイドブックで人気の店だったのですが、味はいまいち。人気が出ると手抜きをする店があるのは困ったことです。
無門
里帰り
なるほど素直で
面白い命名ですね
いや
むしろ誇りに思っているのかな
長さん
素朴な蕎麦の味でした。クルミだれも良いですね。お焼きは売れ残りが2種類1個ずつで、半分にカットしてもらいました。
アマミヒイラギモチ、初めて見ました。ミニのヒイラギ方思っちゃいました。
ヒューケラは観葉植物としても楽しめますね。
長さん
出石でお蕎麦を楽しまれましたか。それが信州蕎麦の味なんですよね。
カキドオシはもう咲いていないと思います。来年のお楽しみですね。
長さん
出石の伝統であるお皿に盛られた里帰りそばは情緒があります。お皿には真田の六文銭がデザイン化されて書かれていました。
eko
お焼きも美味しいので好きです。信州へ行くと食べますね。
カキドオシがありましたか。こちらよりやはり季節が遅いですね。
ヒューケラ、地味ですが可愛い花ですね。葉っぱも楽しめます。私も撮ってきました。
キョウガノコ、シモツケ咲いていますね。
hanasaku
溜池に映った緑がとても美しいです。
ここも古い歴史があるのですね。
あのお蕎麦食べてみたいです。
大好きツボサンゴが咲いてます!
もう座り込んで動けなくなっちゃう花です。
ケン坊
お蕎麦の乗ったお皿が5個で一人前ですか? 写真見てビックリしました。盛岡のわんこそばみたいに小分けしてあるんでしょうか?
”里帰りそば”というネーミングが好きですね~
キョウガノコの花、昨日ケン坊も見てきました...何かと一緒に掲載できればと思ってます。
長さん
里帰りそば、今で言う異文化交流でしょうね。お皿に真田の六文銭がデザインされていてなるほどと思いました。
信州の春は3~4週間遅い感じがしました。
キョウガノコは好きな花なんですよ。
長さん
水面から反射する風景は、反射波の角度が単一になる関係か、実際より綺麗に写りますね。
ここのお蕎麦、素朴な味です。
ツボサンゴ、お好きですか。小さい花ですから、マクロ撮影が楽しくなりますね。
長さん
小皿に盛られた蕎麦、5皿で1人前ですから、わんこそばとはシステムが違います。追加は1皿単位でした。
キョウガノコ、栃木県ですから、シモツケとセットでアップして下さい(笑)。
shuuter
上田市に出かけたときは「里帰りそば」食べてみたいです。
ワンコソバ風になっているのでしょうか。
長さん
出石は御地から近いですね。出石蕎麦も皿そばで、1人前5皿程度と聞いていますから、里帰りそばと同じスタイルですね。わんこそばというのは、食べるそばから補給してくれるスタイルですから、皿そばとはちょっと違いますね。
りりい
国替えからつながる謂われのあるおそばだったんですね。
最近、そうめんは食べますが、おそばと縁がありません。
愛知県から長野県は近いのですが・・・。
長さん
里帰りしたお嫁さんが食べる蕎麦だとあまり売れませんね(笑)。
お蕎麦が嫌いというのではなく、食べたいものがそうめんに偏っていると言うことでしょうか。
花咲か爺
長さん
出石皿そばの様式や食べ方がよく分かりました。
ここの里帰りそばは写真の通りで、薬味はネギだけ。それにフキや漬け物が添えられていました。5皿が基本で、追加1皿毎に120円でした。