満願寺から車で10数分で、中禅寺に到着しました。途中、校外学習らしき中学生の団体を追い抜きましたが、前山寺まで抜きつ抜かれつでした(生徒たちは徒歩ですが、私たちは見学が長い)。
現在の本堂は亨保19年(1734)の建立、本尊は延命地蔵菩薩です。禅とついていますが、真言宗智山派のお寺です。
参道にまだシモクレン(紫木蓮)が咲いていました。
薬師堂は鎌倉初期の建立と推定され、国の重要文化財です。中部日本で最古の建物と言われています。優しい形のかやぶき屋根ですね。内部に鎮座する薬師如来座像も鎌倉初期のものと推定され、国の重文です。
薬師堂の正面にある簡素な山門の中にある金剛力士像は平安後期のものと推定される貴重なもの(長野県の重文)。
境内で見た花たちです。アヤメ(菖蒲、文目、綾目、アヤメ科)
左下、ヤマガラシ(山芥子、アブラナ科)? 右下、ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星、ツツジ科)
ツツジ(躑躅、ツツジ科) オオデマリ(大手毬、スイカズラ科)
茶店の裏に立つサルスベリ(百日紅、ミソハギ科)は樹齢300年以上だという。
不思議な花を発見しました。綿毛に覆われていますが、花だろうと思います。初めて見る形で、何科かも推定できず。お尋ねコーナーにお伺いしたところ、数日後に回答をいただきました。
エゾノチチコグサ(蝦夷父子草、キク科エゾノチチコグサ属の多年草)、もしくは、その仲間であろうとのことでした。
エゾノチチコグサ
ハハコグサの仲間で、日本では北海道の礼文島、大雪、阿寒、知床のみに分布。紅花もある。環境省の絶滅危惧IB類(EN)。別名キャットフット(猫の足)。
12時を回りました。今日も信州蕎麦を食べに行きます。
(つつく)
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近所の花
マツバギク(松葉菊、ハマミズナ科の多年草)。やっと白花を見つけた
こちらはマツバボタン(松葉牡丹、スベリヒユ科の一年草)
フェイジョア(フトモモ科の常緑低木)
果実は食用になるが、花弁も甘くて美味しいらしい。
こちらはマツバボタン(松葉牡丹、スベリヒユ科の一年草)
フェイジョア(フトモモ科の常緑低木)
果実は食用になるが、花弁も甘くて美味しいらしい。
この記事へのコメント
なおさん
アズマギクの群落は2日に見ましたが、可憐な花ですよね。
薬師堂もそのあたりで最古の建て物ですか。屋根の葺きかえも大変そうですが、維持しないといけませんね。
金剛力士像も逞しいです。
エゾノチチコグサらしい花も面白いですね。ふだん貧相なチチコグサモドキのようなものを見ていると、お父さんは哀れな?雰囲気なのですが、これはなかなかいい感じです。
白いマツバギクはなかなか見ませんが、涼しげでいいですね。
信徳
tomi
このキャットフット 昨日 ボタニカルガーデンで似た花に出会いましたが、これは寒冷地に咲くようなのでこの暑いLAには咲きませんでしょうね。
フエイジョア この花は見ますこちらでも そうですね
果物中に入りマーケットなどにあります、偶に私も買い食べています。
寿々木
白いマツバギクも初めて見ます。
mori-sanpo
魅力的な花ですね。
nobara
できることならまきたいですよね(*^-゚)⌒☆
ゆっくり鑑賞できませんもんね。
ミヤマアズマギクというよりアズマギク?
ミヤマは海岸?あたり
蝦夷のチチコグサ、キャットフット、まんまですね。
鹿教湯のもそうなってるのかしらん?
長さん
鎌倉初期の建物が残っているなんて、塩田平恐るべしという感じですね。
エゾノチチコグサとしてネットに載っているものの中には、これと殆ど同じものもありました。猫の手みたいで面白いです。
白いマツバギク、町内でやっと探し当てました。
長さん
エゾノチチコグサ、面白い花です。ふわふわした綿毛が猫の足を思わせますね。
フェイジョアはすぐ花弁が丸まってしまうので、咲きたてを見つけるのが大変。
長さん
キャットフットは、ユーラシアの寒帯や北米大陸北部にも分布しているそうで、暖かいLAでは無理でしょうが、植物園ならありそうですね。
フェイジョアの実はこちらのスーパーにはあまり置いていないようです。
長さん
エゾノチチコグサの写真をネットで検索すると、ハハコグサに似た形態や赤い花が多いようです。ご覧になったかも知れませんね。
白いマツバギク、あまり見かけませんよね。
長さん
エゾノチチコグサは面白い花ですね。北海道にお住まいでしたか。大雪山や阿寒、知床を歩かれていたのでしたら、この仲間に会ったかも知れませんね。
長さん
この団体さん、何しろ人数が多いものですから避けられませんでした。
これはアズマギクで良いですか。
キャットフットの別名、なるほどです。鹿教湯温泉でご覧になったのは赤花でしたね。雌雄異株とのことなので、同じものかも知れませんね。
だるま
エゾノチチコグサ、何だかかみそうなお名前ですね♪
ホントに猫の足にそっくりです(笑)肉球みたいな形がユニークです。絶滅しないで欲しいですが…
マツバギクの白色は初めて見ました、綺麗ですね^^
tomi
私の別のブログをお知らせします。
これは ameba なんですがめったに使用していないですと久しぶりに使用してみました。
下記に URL 貼り付けます見えますでしょうか?。
http://ameblo.jp/ustomi
りりい
南国育ちの花でしょうか。
信州は涼しいからか、モクレンを初め、こちらでは4~5月の花が、まだ咲いているんですね。
無門
さすが信州
古い建物が残されていますね
仁王様も
平安期のものは
珍しいですね
eko
白のマツバギク、見れて良かったですね。
フェイジョア、初めて見ます。蕊が長くて可愛い花ですね。花弁が甘いとのこと、一度食べてみたいですね。
shuuter
礼文島に分布ですね。憶えておきたいです。
長さん
蝦夷の父子草と漢字で書いた方が読みやすいですね。白い部分を猫の肉球と見ましたか、なるほどね。
マツバギク、普通見かけるのはピンクですよね。
長さん
「from LosAngeles」ですよね。RSSリーダーに登録してあります。しかし、現在、Amebaがシステムエラーを起こしているようです、アクセスできません。後刻、細トライしてみます。
長さん
フェイジョアは南米(ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部など)亜熱帯性地帯が原産ですが、耐寒性もあり、日本の気候にも合うようです。
信州の春は遅いですね。私たちが行く2~3週間位前まで桜が咲いていたそうです。
長さん
信州上田は地理的には不便じゃないかと思うのですが、平安末期から栄えていたとはびっくりです。
長さん
キャットフットとはうまい名前をつけましたね。エゾノチチコグサなんて覚えるより、覚え易い。
白いマツバギク、ekoさんのブログで見て、探してみたんです。意外にも5ブックほど先の町内に咲いていました。
フェイジョアはしべが固くてピンと伸びているのが特徴です。
長さん
エゾノチチコグサはハハコグサの仲間ですが、この花は全く似ていませんね。ネットで探すと、他の形態の花も見つかりますが、そちらの方がハハコグサに似ています。検索してみて下さい。
hanasaku
歴史のあるお寺が沢山あるのですね。
お寺と花の旅!
エゾノチチコグサはとても可憐です。
可愛い姿にノックアウトされました。
大好きフェイジョアまで咲いてる!
嬉しいです!
長さん
平安末期の作と推定される金剛力士像まで登場するほどの歴史があるんですね。
エゾノチチコグサ、猫パンチでノックアウトですか(笑)。
フェイジョアは赤いおしべが美しい花ですね。
ケン坊
エゾノチチゴグサは初めてですね。これは可愛いというか猫の肉球にソックリ?
うん? ハハコグサにも何となく似てますね。
フェイジョアも初めてですが”フトモモ科”というのに反応しちゃいました>笑<
フトモモって太腿のことなんでしょうか?
全く無知を曝け出しちゃって恥ずかしいですが...
長さん
ハハコグサを拡大して、毛深くしたらこんな形になるかも。
そっちのフトモモを想像しちゃいましたか。中国語の蒲桃(プータオ)」が沖縄方言で「フートー」となり、「フトモモ」となったそうです。
ポン太
さすが信州、シモクレンなどこちらでは三月ごろ咲いたのではないかしら。ほかにもオオデマリなどもとっくに終わっています。
長さん
エゾノチチコグサは猫の手みたいで面白い花ですね。
春が遅い信州、シモクレンが咲き残っていたり、クサノオウが満開だったりでした。
小梨
長さん
とても変な花を発見しました。猫の手とは面白いネーミングです。