初夏の信州4人旅(10) 満願寺で二又一華に出会う

 5月23日、信州の鎌倉といわれる塩田平の散策コースを辿っています。
 別所温泉の常楽寺から車で東へ10分少々のところに満願寺があります。
 満願寺は1471年の開基といわれ、後に訪ねる前山寺の末寺に当たるとのこと。
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 15年ほど無住の寺だったそうですが、現住職が檀家の協力を得て境内を整備しているとか。本尊の薬師如来は約600年ほど前のもの。
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 珍しい十王仏とその説明です。
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 境内や付近で見た花たちです。

ヤマボウシ(山法師、ミズキ科の落葉高木)
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西洋オダマキ(キンポウゲ科の多年草)
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チョウジソウ(丁字草、キョウチクトウ科の多年草)
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オキナグサ(翁草、キンポウゲ科の多年草)。蕾と花後だった。
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イチリンソウとは葉が違う。ニリンソウにしては花が大きすぎる。
フタマタイチゲ(二又一華、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)らしい。
北海道の自生地では絶滅危惧種です。珍しいものに出会いました。
なおさんから、「アネモネ・ヴァージニア(ハルザキシュウメイギク)のようにも見えます」とのコメントをいただきました。
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 次は中善寺に向かいます。途中で中学生らしき団体を追い抜きました。
 (つづく)


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近所の花

イソトマ(キキョウ科の常緑多年草)
オーストラリア原産。別名ローレンティア。白やピンクもある。
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西洋オダマキ(キンポウゲ科の多年草)
上のものとは花の向きが反対で、距もまっすぐ
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ラミウム・マクラツム(シソ科オドリコソウ属の多年草)
オドリコソウ(踊子草)やホトケノザ(仏の座)の仲間。
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この記事へのコメント

  • なおさん

    満願寺はなかなか古いお寺で、十王仏も良いですね。かのNHKの誇る名作アニメ「おじゃる丸」では、満願神社というのがでてきました。
     フタマタイチゲとあるのは、アネモネ・ヴァージニア(ハルザキシュウメイギク)のようにも見えますが、さだかでないです。こちらはそこそこ流通していますね。

     イソトマは爽やかな色が良いですよね。ラミウムは花も葉も楽しめるので人気ですね。
    2013年06月07日 04:40
  • 寿々木

    二又イチゲですか、初めて見ました。ニリンソウと思って見過ごしそうです。北海道にあるのですか、機会があれば見てみたいです。
    2013年06月07日 07:27
  • 花咲か爺

    真っ白の西洋オダマキ、綺麗ですね。オキナグサは私も見た時は花後のものでしたが撮ると絵になりますね。ヤマボウシ木がまだ若いのでしょうか、花が低い所に咲いていますね。神戸森林公園では見上げて撮るよう状態で風も結構吹いて
    何枚撮りましたが1枚ぐらいはマシなのが有るかなとおもっていますが。二又一華初見の花ですが、二輪草に似た感じの花ですね。
    2013年06月07日 07:43
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    満願神社のというのもアニメの世界だけでなく、実際にありそうな名前ですね。
    アネモネ・ヴァージニア、見たことがあります。確かに似ていますね。その可能性もありそうです。
    イソトマはも少し青いように思いました。
    2013年06月07日 07:58
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    フタマタイチゲと思いたいのですが、アネモネ・ヴァージニアではないかとのコメントをいただきました。
    2013年06月07日 08:00
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    オキナグサは花後のひげが伸びた状態にその名の由来があるそうですから、絵になるのです。
    ヤマボウシは若木ですね。
    フタマタイチゲらしいとしておきます。
    2013年06月07日 08:02
  • ポン太

    十王仏とははじめてお目にかかりました。十三仏が姿を変えて現れているのですね。
    ヤマボウシ、こちらでもよく見ます。高いところが白いのでなかなかうまく写真が撮れません。フタマタイチゲ、ニリンソウによく似ていますね。
    2013年06月07日 08:33
  • nobara

    塩田平は私はくるみおはぎに釣られて前山寺さんに直行しますが、まだまだ見るところはいっぱいですね。
    十王仏も素朴ですね~
    イソトマはこれは少し濃い目ですね~
    白とか薄いブルーはよく見ます。
    ラミウム大好きです。
    知人がこれを上から垂らしてて
    それが素晴らしかったですよ。
    2013年06月07日 09:05
  • mori-sanpo

    塩田平は寺が多い所ですね。
     松本平や安曇野では、廃仏毀釈の影響でしょうか、寺が非常に少ないような印象を受けました。その少ない寺の中で、安曇野にも万願寺という同じ名の寺がありました。真言宗で境内が赤松林に覆われていたことを思い出しました。
     フタマタイチゲ、ニリンソウとは一味違ってきれいな花ですね。
    2013年06月07日 09:18
  • だるま

    おはようございます
    信州の鎌倉と呼ばれている場所があるのですか、歴史を感じられ情緒あるところなのでしょうね(*^^)十王仏様の説明文を読みました、裁判官でもあるのですね。手を合わせたくなります^^

    同じ西洋オダマキでも見かけはかなり違う様に見えますね。
    最近見かけて観察していたお花でした♪
    2013年06月07日 09:24
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    鎌倉時代に流行ったという十王仏、他では聞きません。
    ヤマボウシ、若木だったので、上から撮れました。
    フタマタイチゲか、ハルザキシュウメイギクか、どちらもニリンソウ属ですから、悩むところです。
    2013年06月07日 11:13
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    信州の鎌倉といわれるだけあって、お寺が多いところです。
    イソトマはもう少し青いのですが、デジカメでは赤っぽく写ってしまいました。
    ラミウム、二度目の登場ですが、以前にもお好きだと仰ってましたね。
    2013年06月07日 11:16
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    満願寺というのはたくさんあるらしいで。安曇野の方はツツジが良いらしいですね。心霊スポットでもあるそうな。
    フタマタイチゲは同定にちょっと自身がないです。
    2013年06月07日 11:20
  • 長さん

    だるまさん、コメントありがとうございます。
    塩田平は、湘南の鎌倉と同じように、お寺あり、花ありの散策路なんです。十王仏が残っているように、鎌倉時代にはこのあたりも有名だったのでしょう。
    西洋オダマキは色も形も豊富ですね。
    2013年06月07日 11:24
  • 無門

    こんにちは

    苧環は下向きに咲くと思っていたけど
    上向きにも咲くんですね
    そういう種類かな
    2013年06月07日 17:15
  • eko

    十王仏、初めてお目にかかります。あの世の裁判官なんですね。
    ヤマボウシ、見かけましたが、花が遠くて撮れませんでした。
    白のオダマキ、清楚です。上向きと下向きに咲く花があるんですね。下向きだとばかり思っていました。
    二又一華、貴重な花なんですね。初めて見ました。花だけ見れば、ニリンソウに似ています。
    イソトマ、我が家にもありますが、紫色が濃いような気がします。
    ラミウム・マクラツム、花と葉の両方楽しめますね。
    2013年06月07日 18:02
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    以前、上向きは西洋オダマキ、下向きはオダマキと覚えたような記憶があるのですが、最近は色や形も含めて何でもありみたいです(笑)。
    2013年06月07日 18:56
  • hanasaku

    こんばんは
    閻魔様だけかと思ったらもっと居る!
    一番大きいんですね。
    ちょっと可愛いなんて罰当たりな事を思ってしまいました。
    ヤマボウシの姿が素敵です。
    オキナグサもフサフサが大好きです。
    オダマキは俯いてた方がやっぱり好きです。
    2013年06月07日 18:59
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    あの世の裁判官が10人+3人もいたなんて、最高裁判所並です(笑)。
    最近見かけるオダマキはいろんな変化があるみたいです。
    フタマタイチゲかどうか同定は難しいのです。
    ラミウムは葉だけ見ていても美しいですね。
    2013年06月07日 18:59
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    閻魔大王なんて言うくらいですから、閻魔様はこの中でも一番位が上?
    ヤマボウシがまだ咲いているんですから、信州の春は遅いのですね。
    フサフサ、良いですね、私も欲しい(笑)。
    2013年06月07日 19:05
  • shuuter

    近所に万願寺があります。
    古いお寺と思います。いい名前ですので各地のあるのですかね。

    フタマタイチゲ 珍しい花のようですね。
    チョウジソウ しずかに控えめに咲いています。
    まだ見たことないのです。
    2013年06月07日 19:10
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    そちらにも万願寺がありますか。万が満になったりしますが、仏教思想的にも良い名前なのでしょうね。
    フタマタイチゲ、本物なら珍しいと思います。
    チョウジソウはやや湿った草地を好むようです。
    2013年06月07日 21:32
  • ケン坊

    おはようございます。
    立派なお寺も良いですが、ここの満願寺も歴史的な雰囲気が漂うって良い感じです。
    15年振りに? 住職になられる方は”落下傘住職さん”なのかな~ 子孫が資格を取得して復活?
    どうでも良いことですが...(^.^;)
    オキナグサも真っ白になって、随分と爺さんになられましたね>笑<
    我が家の翁草もワタスゲのようになってます。
    2013年06月08日 05:10
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    岡谷市在住の住職が、無人で荒れていたお寺を復興させたそうです。
    おじいさんのオキナグサと開花前のオキナグサで、私の望む年頃はいませんでした(笑)。
    2013年06月08日 08:06
  • りりい

    十王仏の謂われをしっかりと読ませていただきました。
    イソトマの花は我が家でも元気に咲いていますが、やはり写真にすると、実物より色が薄くなります。
    長さんの写真のイソトマは、きれいな紫で、清楚な、気品を感じました。
    ヤマボウシ、花が大きいですね(木が小さいのか?)
    昨日、トキワヤマボウシについて調べていたら、長さんの3年ぐらい前のヤマボウシを調べた観察記録の記事に出会いました。
    2013年06月08日 21:05
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    イソトマは実際の色が表現できていません。紫色系の色に弱いというデジカメの映像素子の性質らしいです。レタッチソフトである程度修正することは可能ですが、それも面倒ですし・・・。
    このヤマボウシは枝が低いので、花が大きく見えるのでしょう。トキワヤマボウシの観察記録、ご覧いただけましたか。ありがとうございます。
    2013年06月08日 21:46

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