最初は側溝に苔が生えている・・・と思いました。
その上はツタ(蔦)が絡まる塀なのです。
ツタの葉の奥をのぞき込んでみると、カタツムリがこんにちは。梅雨ですねー。
葉の付け根あたりから短い枝を出し、小さな花が咲いていました。
緑色の花で目立ちません。丸いのは蕾です。
ツタはブドウ科ツタ属の落葉つる性木本です。
花弁は5枚、中心に雌しべ、花柱と花弁の間から5本のおしべが出ています。
花弁は開花後しばらくすると脱落するようで、これが側溝に落ちていたのでした。
以上、6月21日、近所で撮影。
ツタの花はヤブカラシの花に似ています(2008年9月12日、近所で撮影)。
それもそのはず、ヤブカラシもツタと同じブドウ科(ヤブカラシ属)なのです。
ヤブカラシの花弁は4枚ですが、咲いた後、間もなく花弁を落とすのも似ています。
キヅタ(木蔦)の方はウコギ科キヅタ属の常緑蔓性木本ですが、花の雰囲気は似ていなくもありません(2010年11月2日、松戸市内で撮影)。吸蜜しているのはフタモンアシナガバチ。
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この記事へのコメント
ポン太
一度しっかりと蔦の花を観察してみます。
行き当たりばったり
こういう風になってるのですね。
キヅタもいいですね。ハチが集まってるというのは、甘い蜜でもあるのでしょうか?
長さん
蔦の花は葉に隠れて見えにくいのです。蔦にであったら葉を持ち上げてみて見てください。
長さん
蔦の花は地味ですし、葉の影で気付かれないのですね。
キヅタの花は昆虫を呼び寄せる匂いが強いのだと思います。観察中に、ハエを初め何種類もの昆虫が飛来しました。
春夏冬
なんだか昔の歌を思い出しますね~
カタツムリが可愛い (=^_^=)
アシナガバチの巣も思い出しました。
なおさん
でんでんむしは、どういうわけか、ここ何年も見ていないような気がします。まあ、それほど一生懸命に探してもいないのですが。どうしちゃったのかなあ、と思います。
秋の紅葉は楽しみですね。
フユヅタは、こちらの雑木林で樹に絡んでいるのをよく見かけます。確かに花には多くの虫が集まるようですね。
mori-sanpo
小学1年生の孫は、まだカタツムリも掴んだことがないようでしたので、カタツムリを掴んでみせてやりましたが、最近の子供たちは自然との触れ合いが少ないようです。
寿々木
信徳
カタツムリは珍しいですね。こちらでは中々見れません。ツタの花も中々見れません、これは本人が見ていないだけでした。
長さん
ナメクジは時々植木鉢の下なんかに潜んでいますが、カタツムリを見かけるのは少なくなりました。
そう言えば、軒下の蜂の巣も見かけないですね。
長さん
ツタに花が咲くなんて思ってもみませんでしたから、私の中では新発見です。
カタツムリの足跡、最近は見ないですね。あっても、ナメクジの方だったりして。今朝、この記事を見て、妻がナメクジとカタツムリ、どっちが先と聞かれました。調べてみたら、カタツムリの進化形がナメクジなんですって。
近所で見たこのキヅタ、昨年すっかり刈られてしまって今は見られないのです。
長さん
蔦の花を撮ったのは午後3時頃です。まだ花弁が沢山残っていました。一方のヤブカラシ、花弁は午前中に落ちてしまいますね。
私たちの小さい頃はおもちゃなど豊富にありませんでしたから、戸外で自然と触れる遊びが多かったですね。
長さん
私もツタに花が咲くとは思いませんでした。葉の陰ですから盲点ですね。
ツタは吸盤状のものがあるので、どこにでも伸びていきますね。
長さん
ツタの花もカタツムリも、普段の生活では気にしていないものです。探せば発見できることは確かなのですが・・・。
eko
カタツムリ、今年は雨が少ないせいか全然目にしません。
ハチは刺された痛い思い出があります。
nobara
蝋みたいであれが蜜標みたいなモノなのかしら?
ツタ、苔と思って見逃してるやも知れませんね。
長さん
ツタはヤブカラシと同じブドウ科ですが属は違います。
ヤブカラシの花は花弁が午前中に全部落ちてしまいますから、朝に行くことをお薦めします。
写真の蜂は」おとなしいのですが、クマバチなどは要注意ですね。
長さん
ツタに花が咲くとは思っていませんでしたから、今回初めて見たんですよ。
ヤブカラシの花盤には蜜があるようです。花弁があるのが新鮮な花で橙色、その左下が古いものでピンクがかっていますね。
ケン坊
ツタは観葉植物じゃないけど花は咲かないものと思ってたので全くノーガードでした。
長さんだからこそ発見できたのかも知れません。虫たちも美味しい蜜は知ってるんでしょうね。蜂は怖いですが...
無門
蔦だって植物だよね
花も咲くし実も成る?の
気を付けて見た事なかったので
なるほどと思いました
hanasaku
蔦の花を初めて見ました。
可愛い花が咲くのですね!
ヤブガラシに似てるけどもっと優しいお花なのですね。
どこか蔦がある所を探してみます。
カタツムリが嬉しそうです!
shuuter
以前はナツツタでしたが、年中緑になるように種類を変えたようです。
花や実を見るのは初めてです。
長さん
ノーガードというのは面白いですね。梅雨時ですから、側溝に水が流れていたら、花の兆候に気づかなかっただろうと思います。
蜂も刺激しなければおそっては来ないでしょうが、注意するに越したことはありません。
長さん
観葉植物と思っていたツタに花が咲くとは思っていませんでしたから、意外でしたよ。
ブドウ科ですから、黒っぽい実がなるそうです。
長さん
ツタの花、想定外でしたよ。発見したら、大きな葉とは裏腹に小さな可愛いものでした。一斉に咲いて、一斉に花弁を散らすようでした。
蔦の絡まるチャペルなんか見つかると最高ですね。
長さん
ツタは甲子園のシンボルみたいな感じでしたよね。球場改修後、北側だけは常緑のフユヅタ(キヅタ)に変えたそうですね。
shizuo
長さん、思わず歌い出しそうに、
チョッと昔の弾む歌^^。
最近は見なくなりました、梅雨時のカタツムリ。
イイ出会いでしたね~。
長さん
夢多かりしあのころの思い出、もうずっと遠い昔になっちゃいましたね。
カタツムリ、アジサイの葉の上にもいましたよ。
りりい
いつも葉だけが目立ちますから、花が咲くことすら、知らなかった。
カタツムリ、小学校の2年生の子が、生活科の勉強で、たくさん飼っています。まだ小さいです。
長さん
私もツタに花が咲くなんて知りませんでした。小さな花弁が落ちているのに気づかなかったらね。
カタツムリを育てることも教育の一環なんですね。