花による美化に取り組んでいる小布施町では、2,000年(平成12)に38軒のお宅がオープンガーデンを始め、昨年には127軒が登録するに至りました(総世帯数対比では実に3.4%に当たります)。
オープンガーデンのお宅には写真のようなプレートが表示されています。
町のHPからダウンロードできるオープンガーデンブック(こちら)にすべてのお宅が紹介されています。
オーナーからのメッセージ
小布施の中心街にありながら静けさを楽しめる、緑のきれいな庭です。ウメやシダレザクラ、サルスベリ、レンギョウなど花の咲く樹木と和風の花を中心に、しっとりとした小布施の町並みに溶けこむような庭でありたいと願っています。木陰に腰かけて、ゆっくりとお過ごしください。木々を吹き抜ける風や小鳥の声が聞こえてきます。(小布施町のHPから)
オーナーからのメッセージ
<いつも心を和ませてくれる、せせらぎのかすかな音。先祖から伝わるサンシュユやハクレンなどの古木と新しい樹木が、仲よく同居する庭です。住まいにも、現代の暮らしに合った快適さを取り入れながら、座敷・庭・土蔵がひとそろいになった小布施古来の住宅様式を残しています。通り門から、ゲストハウスの屋根ごしに雁田山を望む、奥ゆきのある風景はなかなかのものですよ。(小布施町のHPから)
紅花栃の木(トチノキ科落葉高木)
北米南部原産のアカバナトチノキとヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)の交雑種
シャクナゲ アヤメ
おぶせガイドセンターから、樋田家に行く途中で見た花です。
ホウチャクソウ(宝鐸草、ユリ科の多年草)

左下、ナデシコ(ナデシコ科)、右下、ロベリア・アズーロコンパクト(キキョウ科)


ミムラス(ゴマノハグサ科の多年草、原産は北アメリカなど)
別名ミゾホウズキ(溝酸漿)、モンキーフラワー。初見です。


左下、ナデシコ(ナデシコ科)、右下、ロベリア・アズーロコンパクト(キキョウ科)
ミムラス(ゴマノハグサ科の多年草、原産は北アメリカなど)
別名ミゾホウズキ(溝酸漿)、モンキーフラワー。初見です。
次回は、関屋家を訪ねます。
(つづく)
この記事へのコメント
あうら
オープンガーデンがある街なんて、とてもステキですね。
町が花の美化に取り組んでいて、登録軒数もドンドン増えているのは素晴らしいです。
オーナーさんからのメッセージも温かい。
素敵な庭でゆっくり過ごしたくなります。
信徳
長さん
オープンガーデンを見る方は楽しいですが、維持されるご苦労は大変だと思います。ある意味、プライバシーを覗かれるわけですものね。
長さん
信州は春が遅い分、初夏までにたくさんの花が咲くようです。
どのお宅も庭の手入れが大変ですね。樋田家でも奥様が雑草取りに勤しんでおられました。
寿々木
アヤメ、チリアヤメかと思ってしまいました。
稚児ユリの茎は丸いのですね。稜があるのかなと思っていました。
ケン坊
これは単なるオープンガーデンではないですね~。127軒が登録されているとは、とても全部は回れませんね...
長さんなら要領よく見学できるかも?(やはり旅先だと時間の制約等があって無理ですよね>笑<)
いろんな花にめぐりあえてニコニコ顔なんでしょうね。ほっぺが緩んでますよ...長さん!
mori-sanpo
また、地元の山野草などが見られるのも魅力がありますね。
市川では、残念ながら20軒ほどしかありません。
長さん
ケマンソウ、まだ咲いていました。信州の春は遅いので、写真を撮った時点で3~4週間遅れといった感じでしょうか。
これはチゴユリではなく、ホウチャクソウです。花はこれ以上開きません。
長さん
127軒全部回るとしたら1週間以上かかっちゃいますよ。
しかし、総世帯数の3%以上というのはすごい数字ですよ。
頬が緩んでいるの、見えちゃいましたか(笑)。
長さん
オープンガーデンに協力するお宅の数はすごいですね。
松戸市はその数を把握するどころか、美化の取り組みも行っていないようです。
地元の山野草を期待したんですが、今回は発見できませんでした。
無門
自然豊かな信州の風景に
オープンガーデンも
溶け込んでいるのでしょうね
shuuter
オープンガデーン とするには大変なご苦労があるでしょうね。
nobara
我が家もおもてなしできる状態ではないので
いろいろーご苦労がおありでしょうね~
玄関アプローチはcoopの荷受けもしてますので
そこはいつもオープンですが・・・
広い敷地でないとベニバナトチノキなど
木がかわいそうだと思いますね~
小布施は今、そういう事になってるのですね。
ポン太
eko
日本庭園、洋風庭園、花いっぱいのお庭、楽しいですね。全部はとても回りきれませんね。
長さん
今回のお宅は先祖から受け継いだ庭に、新しい色どりを加えて楽しんでおられるようでした。
長さん
このベニバナトチノキ、横枝を剪定してあるようです。これ以上伸びたらどうされるのでしょうね。
長さん
庭だけ楽しんでくれれば良いのですが、奥までのぞき込まれてお困りのこともあるでしょうね。
2番目のお宅は高い生け垣の中に更に高い木を何本も植えていらして、ちょっと窮屈な感じを受けました。
長さん
「今日はオープンガーデンを休みます」というプレートを掲出することも出来るようですが、毎日それを続けるわけにも行きませんから、色々ご苦労があると思いますよ。
長さん
100軒に3~4軒ということですから、比率は高いですね。
夏の暑い日にも窓を閉め切りにするわけにも行かず、のぞき込み対策も必要ですから、色々大変でしょうね。
全部回ったら1週間はかかりますよ(笑)。
shizuo
素敵なお家のオープンガーデン、いっぱい観られたんですね。
んん、ケマンソウとも。
GWの帰省時に買いました、「可愛いから」と我が奥さま。
その時は、タイツリソウとしか知らなかったけど^^;。
な~るほど、「未完成の完成の塔」。
歴史を旅しながらの花巡り。
楽しい「初夏の信州4人旅」ですね~。
なおさん
hanasaku
タイツリソウが咲いてる!
このお宅に居座りそうです(笑)
オープンガーデンに登録されているお宅は大変ですね。
手入れや掃除もしなくちゃですね。
見るのは楽しいです!
一日では回りきれないです。
お菓子も出ないかな~!
長さん
別名タイツリソウはケマンソウが本名なんです。こんなに鯛が一度に釣れたら大漁ですね。結構丈夫で毎年咲いてくれますよ。
長さん
日にちを限ってオープンガーデンをされるお宅が一般的でしょうから、小布施のようにシーズン中ずっととなると、かなりのご苦労があるでしょうね。
長さん
シーズン中は無休のようですから、オープンガーデンに居座られたり、お菓子をねだられたらなお大変だ(笑)。
タイツリソウ、可愛いですね。白花が咲いていなかったのは残念でした。
小梨
長さん
13年も前からオープンガーデンが盛んだとは知りませんでした。蓼科からなら時間がかかりませんよ。
りりい
最近になって始められたのかしら。(うん?13年前ですか?)
庭の草取りは蚊も寄ってくるし、大変。
オーナーさんってすごいですね。