桐はゴマノハグサ科(ノウゼンカズラ科、キリ科とする意見もある)キリ属の落葉広葉樹。左下が花のアップ、右下の写真には、種を放出した後の蒴果(二つに割れている)が写っています。
キリの木の奥、左手の坂を下った辺りに高林レンズ工場がありました。初代の経営者は朝倉松五郎という人で、日本のレンズ工業の生みの親。朝倉急逝後、レンズ加工技術は、高林銀太郎によって引き継がれました。
異人坂を少し西に戻り、左へ曲がると、左手にサトーハチローと、その父佐藤紅緑の旧居後がありました(現在は賃貸マンションと駐車場)。
更に、路地を南下すると言問通りに突き当たりますが、その手前左手に寺田寅彦の居宅があったそうです。その表示はありませんが、その辺りと思われる場所には茶道江戸千家宗家の表札がありました(こちらは裏口らしい)。
路地を抜けると言問通りですが、右手の道路向かい側、信号の手前に表示板(黄色く見える)が建てられており、その辺りが弥生式土器発見の地とのことです。
言問通りを左折し、坂を下ります。明治に出来たこの坂道を弥生坂(または鉄砲坂)と言います。右下は、名称の由来です。
弥生坂の左手(南側)には東京大学工学部などの建物があり、ニセアカシアの花が咲いていました。ニセアカシア は北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木。和名はハリエンジュ(針槐)。
弥生坂を下ると東京メトロ千代田線の根津駅です。
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我が家の花
ヒメカンゾウ(姫萱草、ユリ科ワスレグサ属の多年草)
昨年より一週間ほど早い。残念なことに一日花。
モミジバゼラニウム(フウロソウ科ペラルゴニウム属の半寒性常緑多年草)。冬の寒さに耐えてくれた。今年は色が良い。
昨年より一週間ほど早い。残念なことに一日花。
モミジバゼラニウム(フウロソウ科ペラルゴニウム属の半寒性常緑多年草)。冬の寒さに耐えてくれた。今年は色が良い。
妻が、「気持ち悪いものが網戸に張り付いている」と言って、階段を降りてきました。
見に行くと、何とコウモリ。ぴくりともしないので、死んでいるようです。網戸を指先ではじくと下に落ちていきました。
コウモリは超音波を発して位置関係を把握できる動物ですから、網戸に引っかかるはずもないのですが、中にはこんなドジな奴もいるんですね。
しかし、コウモリが住宅街にも飛んでくるなんてびっくりです。
ちょっと気持ち悪いですが、写真、ご覧になりますか?
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この記事へのコメント
あうら
桐の花の薄紫色が綺麗だわ~と読み進めていって…ラストのコウモリに驚き!ビックリです!
都会でもコウモリがいるのですね。
こちらでは(我が家では)…帰宅が遅くなった日に二階玄関の壁にコウモリがいて、大声で叫んでしまった事が。
それ以来、慣れっこに^^;
りりい
コウモリにはびっくり!
こちらもまだお目にかかった?ことはありません。
同行者に「あ、コウモリ」と言われると、つい目を背けてしまい、見逃したことならあります。経験しておくべきでした。
寿々木
長さん
キリの花は大きいですね。成長が早く、桐材の用途は広いですね。コウモリがねぐらにするような場所が、このあたりでは思いつかないのですが、どこから来たのか不思議です。
長さん
キリの木は成長が早いので、花が高いところで咲いているケースが多いです。3枚目の写真は260mm相当の望遠ズームで撮りました。
コウモリは夜行性ですから住宅街で見ることは極めて稀だと思うのですが、何故こんな所に引っかかってしまったのか不思議です。
長さん
桐の花、坂の上で咲いていましたから、かなり目立った存在でした。
ヒメカンゾウは、ノカンゾウより色が薄いですか。ヤブカンゾウやニッコウキスゲのように花茎が長く伸びず、葉と同じくらいです。
nobara
桐の花は大きいから~どこからも目立ちますよね。
上品な薄紫色ですね~~~
お庭の花が綺麗ですね~
ヒメカンゾウ、いい色です。
こちらの多摩墓地の近く浅間山(せんげんやま)に咲く特有のムサシノキスゲがあるんですよ。
一日花が惜しいお花です。お花は確か食べられる?
信徳
mori-sanpo
しかし、最近では桐の花を見かける機会が少なくなり、しばらく満開の花を見たことがありません。
都会地のコウモリ、どこに生息しているのかよく分かりませんが、夕方、江戸川の土手を歩いていますと、川岸のあたりを飛んでいるのをよく見かけます。
長さん
桐の花、坂の上だからとても目立ちます。今回初めて実の形を確認しました。
ヒメカンゾウ、今年はつぼみが少ないです。それで一日花ですから、あっという間に終了です。今年は肥料をやらないとダメですね。つぼみは食べられるのだとか。
長さん
ヒメカンゾウ、キバナカタクリと共に妹の家からもらってきたものです。キバナカタクリは今年は咲きませんでしたが、ヒメカンゾウは毎年咲いてくれます。でも肥料をやらないと花が少なくなるみたいです。
コウモリは虫でも追いかけていたんでしょうか。
長さん
キリの木は成長が早いと言いますが、20年くらいでタンスが出来るほどになるんですかねー。桐の花、松戸市内では少ないです。市内ではないですが、流山運転免許センターの近くに大きな木があります。
コウモリは江戸川辺りに出没しますか。どこに生息しているんでしょうね。
shuuter
ハリエンジュ 花を見ているとかわいいのですが、きずきの森ではその駆除に手を焼いています。兎も角増えますね。
ヒメカンゾウが咲きだしているのですか。
カンゾウは夏の花と思っていました。
ケン坊
さすがは長さんの家ですね。いろんな花が咲いていて...ヒメカンゾウやモミジバゼラニウム。
根津界隈って凄い場所なんですね。チョッと歩いただけでコレだけ(まだ一部でしょうが)の場所があるなんて...
コウモリは宇都宮でも夕方近くになるとビュンビュン飛んでますよ。そう言えば今年は見て無いな~
(違う、夕方はケン坊がPCに向かってる時間で外出を控えているからですね>笑<)
長さん
桐の原産地は中国だそうですね。桐材は加工しやすく、調湿効果があるので桐が栽培されたようです。
ハリエンジュは生命力が旺盛で嫌われ者ですね。ヒメカンゾウの開花期は5~6月とされています。カンゾウ類は寒さに強いので、山や高原などでは夏に咲きますね。
長さん
我が家の花、小出しにしています。もうネタが付きそうです。
初めて歩く所はネタの宝庫ですね。それなりに歴史があるから面白いです。
コウモリは夕方暗くなり始めると活動するようですね。森の中などにねぐらがあるのでしょうか。
無門
この時期
我が家の周りでも
蝙蝠があちこちで飛んでます
虫などを食べてくれるので
きっといいやつなんでしょうが
網戸に爪が引っ掛かってしまったのかな
eko
ノカンゾウの黄色、モミジバゼラニウムの赤も綺麗です。
長さんのお庭にもたくさんの花が咲いて良いですね。
住宅街に、コウモリですか。思いかけない所に、出没しますね。町の真ん中でそれも4階建てのビルの最上階に住み着ついているのを見たことがあります。こちらでも時々見かけます。
hanasaku
桐の花を近くで見たいと思っていたらアップの写真があって嬉しいです。
木が高くて遠くからしか見た事がなかったので感激してます。
美しい色と形の花が鈴なりなんですね。
ヒメカンゾウは一日花なのですか。
もったいないです!
コウモリがぐったりしてて可哀想に。
顔は可愛いんです!
花咲か爺
長さん
そちらでもコウモリが飛んでいますか。人間から見れば、害虫も食べてくれるので、益鳥(動物だから益動物か)なのでしょうが、ちょっと気持ち悪い。
長さん
キリの花には薄紫の点線があるんですよ。面白いですね。
花がたくさんあるように見せるのがうまいんです(笑)。実は、これから咲く花は白シランくらいかな。
コウモリ、そちらでも出没しますか。案外身近なところにいるんですね。
長さん
キリの花は高いところで咲きますから、散った花ならともかく、なかなか近くで見ることが出来ませんね。今回、たまたま55-250mm望遠ズームを持っていたのです。
ヒメカンゾウは惜しいことに1日しか持ちません。今年は3輪咲いて終りです。
コウモリ、可愛いですか?
長さん
我が家の近くには江戸川が流れていて、林などもありますから、コウモリが生息する可能性があるようです。
ヒメカンゾウ、綺麗なのですが1日で終りなんです。モミジバゼラニウムは日の光を当てると花も葉も色が綺麗になります。
ミックン
桐の花がいいですね桐は軽いので、下駄にむいてると祖母から聞いたこと、思い出しました
花の名が分からない時、「花色々トップ」で調べさせてもらってます。昨日は紫色のアリュームに似たのが分からなく拝見が、いろんな外来種が入ってきてるようで探しきれませんでした
長さん
桐の下駄、高級品だったという記憶があります。今は和服を着る人も少なくなり、下駄の需要が減ったことでしょうね。
「花色々トップ」をご利用いただきありがとうございます。忙しくて更新ができていないんですよ。