コウモリカズラなど(小石川植物園にて…その5)

 5月15日、小石川植物園の分類標本園とその付近で見た花たちです。

コウモリカズラ(蝙蝠蔓)。雌雄異株で、これは雄花。
ツヅラフジ科コウモリカズラ属の落葉性のつる植物。
葉の形がコウモリの翼に似ている故の命名。
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クサノオウ(瘡の王、草の黄、草の王)。
ケシ科クサノオウ属の一年草。有毒だが、皮膚疾患の薬にもなる。
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オドリコソウ(踊子草)。白とピンクがあった。
シソ科オドリコソウ属の多年草。
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ムシトリナデシコ(虫取撫子)
ナデシコ科マンテマ属の越年草。原産はヨーロッパ。
別名ハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナ。
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黄色い矢印は粘液を分泌する部分を示す。
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ヘビイチゴの実が一つ見つかった。
蛇苺、バラ科キジムシロ属の多年草。
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 (小石川植物園シリーズ終了)


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近所の花

ヒペリカム・アンドロサエマム

オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木
花後、すぐ実が赤くなり、コボウズオトギリ(小坊主弟切)の通称がある。
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この記事へのコメント

  • nobara

    オドリコソウは九州ではそこかしこに普通に見られたのに、東京ではなかなか咲いていません。こちらのヒメオドリコソウ位には路傍に咲いていました。
    クサノオウは信州でいっぱいご覧になったのでは?
    アンドロサエマム、小坊主弟切、
    見事な株ですね~
    博多の東長寺さんの境内にあったのを
    思い出しています。
    2013年05月27日 23:59
  • なおさん

    コウモリカズラは見た記憶がありませんので、見落としていたのでしょうね。葉も花も面白いです。
     クサノオウは素人が処方するとキケンということですので、もっぱら見るだけです。やわらかい毛の生えた葉や茎も面白いです。
     可憐なオドリコソウの白とピンクがありましたか。いいですねえ。クリーム色がかった白いのもありますね。

     ムシトリナデシコも群生すると見事です。白いのもありますね。

     コボウズオトギリも花も紅い実も可愛いですね。
    2013年05月28日 05:24
  • ケン坊

    おはようございます。
    オドリコソウの白は初めて見ました。ピンクしか見たことがありませんでしたが、白もあるんですね~
    クサノオウやムシトリナデシコは、コチラでも見かけます。先日、ムシトリナデシコをあぜ道歩きで撮ってみました...
    2013年05月28日 05:52
  • りりい

    オドリコソウは初めて見ました。数年前、近所でヒメオドリコソウを見つけましたが、いつの間にか絶えてしまったようです。

    ムシトリナデシコは、けっこう見かけます。粘液の出る部分というのを、今度確かめてみようかしら。
    2013年05月28日 07:12
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    九州ではヒメオドリコソウ並にオドリコソウが咲いているんですか。びっくりです。
    クサノオウは多かったです。前山寺のあたりでも見かけましたよ。
    小坊主弟切、年々勢いを増しています。
    2013年05月28日 08:00
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    さすが小石川植物園、珍しいものがありますね。
    クサノオウは我が家のあたりでは見かけませんが、信州ではあちこちで咲いていました。
    オドリコソウのピンクは初めてです。ここでもピンクは少数派でした。
    2013年05月28日 08:04
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    オドリコソウはピンクばかりですか。地域によって差があるんですでね。
    クサノオウやムシトリナデシコ、ポピュラーな植物ですが、植物園でも育成していることにびっくりするやら、納得するやら。
    2013年05月28日 08:16
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    我が家の辺りで、道端や空き地には必ずと言って良いほど、ヒメオドリコソウがはびこっています。それが絶えてしまったのですか。
    ムシトリナデシコ、茎の全てがベタベタする訳でもないようです。
    2013年05月28日 08:22
  • mori-sanpo

    最近は、植物名をカタカナ書きしていますが、漢字の蝙蝠蔓、瘡の王、踊子草、虫取撫子、蛇苺などは、その植物の特色がよく現れていて面白いですね。
     小石川植物園には良く通いましたが、まだまだ見落としているものばかりのようです。
    2013年05月28日 08:46
  • 信徳

    暗いところでコウモリカズラ、風が吹いたらコウモリが沢山舞って怖いでしょう。クサノオウ、ムシトリナデシコ、オドリコソウなども植物園にあるのですね。
    2013年05月28日 08:51
  • ポン太

    白とピンクのオドリコソウ、かわいいですね。よく似た名前でも姫踊子草は嫌いです。群生していると気持ち悪い。
    ムシトリナデシコ、よく見かけます。こんど粘液を出す部分注目して見ます。クサノオウって見たことがあるような無いような、。アンドロサエマムって今頃咲くのですね。赤い実がかわいいです。
    2013年05月28日 08:57
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    植物の名前は、和名があれば漢字を添えるようにしています。日本人には漢字が一番植物のカンジをつかめます(笑)。
    ここには春の花の多いときに行ってみたいです。
    2013年05月28日 09:16
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    小石川植物園は研究施設の一部でもあります。一般的な植物でも研究に必要な種類は育成しているのですね。
    夕方閉園ですから、コウモリカズラの怖いところ、見られません(笑)。
    2013年05月28日 09:23
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    ヒメオドリコソウ、花は可愛いのですが、葉の色がちょっと不気味ですね。
    ムシトリナデシコは茎の一部から粘液を出すようですね。
    クサノオウは山の近くに多いようです。オトギリソウ科の花が咲き始めましたよ。
    2013年05月28日 09:26
  • shuuter

    コウモリカズラ まだ見たことないです。
    探せば出会う可能性あるようですね。探してみたいです。

    ムシトリナデシコ この可愛い花で虫を捕まえるのですかね。捕まえたところ見てみたいです。
    2013年05月28日 13:00
  • eko

    コウモリカズラ 初めて見ます。葉がコウモリの翼に確かに似ていますね。
    オドリコソウはこちらでも白、ピンクとも見かけます。
    ムシトリナデシコ、同じ日にアップしましたね(笑)粘液の出すところ触って確かめてきました。
    ピペリカム・アンドロサエマム、黄色の花と赤い実が一緒に見れるのが良いですね。わが家にもあったんですが知らないうちに消えて無くなりました。
    2013年05月28日 18:08
  • hanasaku

    こんばんは
    コウモリカズラ!!
    わぁこのお花が見たいです。
    離れられなくなりそうです。
    オドリコソウが白花も咲いているのですね。
    ヒメが付くととっても小さいけど親分は大きいです!
    コボウズオトギリ楽しい名前です。
    実も一緒なんですね。
    華やかな花と赤い実が一緒ってとても豪華です!
    2013年05月28日 19:41
  • 花咲か爺

    こんばんは。
    街路で黄色い花、ヒペリカム咲き始めました。関西は今日梅雨入りが発表されて、近くの公園でも紫陽花などが色付き始めて、ジメジメした日などは黄色の花が鮮やかに見えますね。
    2013年05月28日 20:05
  • Tatehiko

    トリムシナデシコと言うものでしょうか・・・近所の石垣のあるお家の道路側に密集してさ毎年咲いているものによく似ています。
    茎の部分に粘液があるのですね。
    明日にでも見てこようと思います。
    2013年05月28日 20:48
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    コウモリカズラは北海道から九州の山地に分布とありますから、そちらでも見つかるかも知れませんね。
    ムシトリナデシコは茎から粘液を分泌し、蟻などを登らせないようにするらしいです。
    2013年05月28日 21:13
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    コウモリカズラの葉は一部が角張っていて、コウモリが羽を広げたように見えますね。
    ムシトリナデシコの茎に触ってきましたか。かなり粘つきましたか。
    アンドロサエマムが消えてしまったとは残念。花屋さんに花材として売られていますね。
    2013年05月28日 21:16
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    コウモリカズラの花は小さいです。コンデジではこれが精一杯。マクロレンズでじっくり撮りたいですね。
    オドリコソウの親分ですか。せめておばさんにして下さい(笑)。
    コボウズオトギリは花が終わるとすぐに実が色づくようです。
    2013年05月28日 21:20
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    我が家の近くでもキンシバイやヒペリカム・ヒドコートなどのオトギリソウ科の仲間が咲き始めました。
    関西では既に雨らしいですね。関東の梅雨入りは明日らしいです。早いですね。
    2013年05月28日 21:26
  • 長さん

    Tatehikoさん、コメントありがとうございます。
    ムシトリナデシコはピンクと白があるそうですが、今が旬ですから、きっとお近くのものもそうなのでしょう。粘液を分泌する部分は色が変わっていました。
    2013年05月28日 21:29
  • 行き当たりばったり

    今晩は。コウモリカズラ、おもしろい名前です。最後のコボウズオトギリも、しゃれた変な(笑)名前ですね。よくこういう名前を付けたなぁと感心しきり--です。
    2013年05月28日 21:50
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    和名は植物の姿や花の形を他のものに見立てた名前がつけられている場合が多く、覚えやすいですね。尤も、最近はとんと記憶力が落ちましたが(笑)。
    2013年05月28日 21:56

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