セリバヒエンソウ(小石川植物園にて…その2)

 小石川植物園の分類保存園の周りに、距をもつ小さな花が咲いていました。
 セリバヒエンソウです。花径は1.5~2cm程、距の長さも同程度。
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 芹葉飛燕草はキンポウゲ科ヒエンソウ属の一年草です。中国原産で日本には明治期に渡来したとのこと。現在では、小石川植物園から逸出して、関東を中心に野生化しているそうです。となると、ここのは日本における本家筋(笑)。
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 花弁に見えるのは5枚の萼片で、中央に4枚の花弁があるが目立たない。
 名の由来は、花の形が燕の飛ぶ様子に似ており、葉がセリのようだから。
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スイカズラ(吸い葛、スイカズラ科スイカズラ属)。
花が白から黄色に変わるので、別名金銀花。
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シセンテンノウメ(四川天の梅、バラ科テンノウメ属)。珍しい。
原産は中国西南部と台湾。
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 5月15日撮影。
 (つづく)

 
 コメント欄を再開しました。  旅行のレポートは数日後から。

この記事へのコメント

  • なおさん

    本家?のセリバヒエンソウご覧になりましたか。都内の公園ではあちこち見ましたが、まだ都内でもそうどこにでもある、というほど広まってはいないようですね。
     こちらでも武蔵丘陵森林公園近くの林の近くでほそぼそと咲いているのを見ましたし、うちでも種子から増えたのが毎年何処からか出てきます。可愛い花ですよね。

     スイカズラも香りが甘く金銀で咲くさまがいいですね。

     テンノウメは葉の形も面白いですし、白い可憐な花ですよね。

     温泉はどちらにおでかけされたのでしょうか。報告が楽しみですね。
    2013年05月25日 06:58
  • 寿々木

    飛燕ソウですか、まるでトンボが飛んでるようですね。大きな巨が目立ちます。
    2013年05月25日 07:28
  • 花咲か爺

    おはようございます
    なるほど、説明で芹葉飛燕草、花の名前良く分かりますね、花には気の毒なような命名もありますが、この様に花姿で名付けられたら覚えやすいかもしれません。最近花の名前が思い出せずに焦ってしまいます。小石川植物園色んな植物、珍しい花が多くありそうで楽しませて頂いてます。
    2013年05月25日 07:48
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウに初めて出逢いました。可愛い花で、何枚も写真を取りました。ただ、コンデジしか持ち合わせていなかったので、ピンずれや白飛びなど失敗多数でした。
    スイカズラは峠をすぎ、白い花は発見できず。
    サンショの葉に似たテンノウメ、花とミスマッチ(笑)。
    別所温泉と鹿教湯温泉に行ってきました。
    2013年05月25日 08:29
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウをトンボに見たてましたか。そう言われると、2枚目のした側の花はトンボにしか見えませんね(笑)。
    2013年05月25日 08:32
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウの名付けは分かり易いですね。
    私も60歳を越えてから固有名詞が出てこないことが増えました。老化現象ですが、思い出そうと努力することは脳には良いそうですよ。
    2013年05月25日 08:37
  • mori-sanpo

    セリバヒエンソウ、どこかで見たような記憶がありますが、小石川植物園が本家でしたか。キンポウゲ科の植物には魅力的な色彩と形の花が多いですね。
     スイカズラが咲いていましたか。こちらの散歩道周辺のスイカズラが全部伐られてしまいましたので、あの独特の匂いを忘れていました。
    2013年05月25日 08:59
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウは関東地方の一部で野生化しているそうですが、私は初めて見ました。キンポウゲ科の花は変化に富んでいて魅力的な科の一つですね。
    スイカズラの香りが良いので、香水にもなっているらしいです。
    2013年05月25日 11:03
  • ケン坊

    こんにちは。お帰りなさい...
    今回は長さんにしては比較的短い温泉旅行でしたね。
    セリバヒエンソウって、ツリフネソウの逆で上を飛んでるように見えます。
    スイカズラはいつ見ても面白い形ですよね。キツネのようにも見えるし...
    2013年05月25日 16:06
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    1泊旅行は往復時間を差し引くと観光できる時間が限られますから、2泊にしちゃいました。
    ツリフネソウを天地逆にしたら、セリバヒエンソウに感じが似てきますね。
    スイカズラはじゃんけんのパーの形で、親指を下にしたみたいに見えますね。
    2013年05月25日 17:31
  • eko

    セリバヒエンソウ、本家筋をご覧になりましたね。名前の由来がよく分かりました。そのままで覚えやすいですね。関東で野生化しているならその内にこちらにも来てくれないかしら。
    小石川植物園、珍しい花がたくさんあって良いですね。楽しませていただいています。
    旅行のレポートも楽しみです。
    2013年05月25日 18:03
  • 無門

    こんにちは

    正面は星形ですが
    背後から見れば
    青いツバメが飛んでますね
    植物は空を飛んで
    子孫を増やす
    地球全てが
    活躍の場だよね
    2013年05月25日 18:17
  • hanasaku

    こんばんは
    セリバヒエンソウはとうとう山の方まで群生してきています。
    凄い勢いです。
    去年は咲いてなかった所なんです。
    清楚な姿なのに逞しいです。
    シセンテンノウメ可愛いです。
    旅行の写真楽しみにしています!
    2013年05月25日 19:14
  • shuuter

    セリバヒエンソウ はじめてですが、小さい優しそうな花ですね。
    ツバメが飛ぶ姿に似ているとは 素敵なたとえです。

    スイカズラは先日撮りました。
    2013年05月25日 19:51
  • nobara

    セリバヒエンソウはマイパークは結構見かけます。好きな花に入ります。関東以外の花ともさんが欲しがります(笑)そういえば昭和公園にもいっぱい咲いてました。そうですか、小石川が本家筋でしたか!
    シセンテンノウメ、宮古島の(天梅・テンバイ)として最近、見せて貰いました。同じ仲間でしょうか・・
    スイカズラはご近所でも咲いています。
    甘い香りが漂っています。
    2013年05月25日 21:35
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウ、初めて見たのが本家筋とはね。関東で野生化していると言っても、中部・関西まで広がるには長い年月がかかるでしょうね。小石川植物園は春の方が花の種類が多いようで、勿論珍しいものもあると思います。
    2013年05月25日 22:27
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    水色の可愛い燕が沢山飛んでいました(笑)。
    こんな可愛いものが広がるのは良いですが、侵略的外来生物が広がったら困ります。
    2013年05月25日 22:30
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウ、高尾山にも群生していますか。可憐なのに凄い生命力なんですね。
    シセンテンノウメ、葉の形とミスマッチな感もしますが、可愛い花ですよ。
    2013年05月25日 22:32
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウ、とても小さな花ですが、爽やかな青い色なので、かなり目立っていました。
    スイカズラも今が季節ですね。
    2013年05月25日 22:34
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    セリバヒエンソウは初めて見ましたが、あちこち広がっているようですね。可愛いからはびこっても許せそう。
    宮古島のテンノウメを検索してみました。花や葉はそっくりで、仲間だと思います。学名属は同じで、小種名が異なっていました。シセンテンノウメは立性ですが、宮古島のテンノウメは這い性のようですね。
    2013年05月25日 22:39
  • ポン太

    セリバヒエンソウ、小さいけれどいい名前を持つ花ですね。漢字で書くと良くわかります。見たことはないけれど好きな花です。珍しい花がたくさんありますね。
    2013年05月25日 22:49
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    植物名はカタカナで表記するのが一般的ですが、漢字で書くと植物や花の形状などがすぐに理解できるものが多いですね。関東では野生化して、帰化植物になっているそうですが、関西までは広がっていないようです。
    2013年05月25日 22:54

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