パンテオンを見学した後は、バスが待つカンピドーリオの丘の下まで徒歩で移動しました。
パンテオンの左手奥にあるミネルヴァ広場に、象に乗った小ぶりなオベリスクが立っています(ミネルヴァ広場の名は、背後に写っているサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(1370年完成)にちなんだもの。
象の上にオベリスクを乗せたのはベルニーニの設計で、1667年完成。面白いのは象なのに、「ミネルヴァのひよこ」と呼ばれていることです。
右の写真、教会の外壁に刻まれているのは、テヴェレ川が氾濫した際の水位を示すもの。地表から3m位上にも3カ所ありました。
移動途中で、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の前を通りました。イタリア統一を記念して、1911年に完成したネオ・クラシック様式。
中央に、統一イタリアの初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像があります。
カンピドーリオの丘への続く階段です。以前にも紹介しましたが、ミケランジェロの設計です。
自由行動組と合流するローマ三越前に到着です。左下は、ローマ三越の入口(小さいです)。右下は、三越があるビルの前、共和国広場にあるナイアディの噴水です。
左下、三越のあるビルの裏通りには、バイクがずらり。右下は、バスで夕食のレストランに向かう途中で見かけた乗り合い観光バス。
夕食は、パスタ(左下)と、サルティン・ボッカ(右下)。それにデザート。
サルティン・ボッカとは、仔牛肉・鶏肉・豚肉などに、生ハムとセージを乗せたり並べた料理で、ローマを代表する料理。今回は鶏肉。
ホテルのロビーで、iPadでブログアップする際、WiFi設定に戸惑っていたら、ツアー参加の若い女性が「航空機モードをオンにするんです」と手助けしてくれました。
イタリアのホテルの壁は薄いので、隣の物音や話し声が筒抜け。この日遅く到着した日本人グループの女性がうるさくて、妻が壁越しに2度も注意しました。
明日はフィレンツェに向かいます。
(つづく)
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近所の花
ユスラウメ(梅桃、山桜桃梅、バラ科サクラ属 の落葉低木)
この記事へのコメント
夕顔とひまわり
今、イタリアなんですね~。
エンジョイされてますね。
羨ましい限り~!
楽しい旅行を~♪♪
なおさん
安宿では仕切り板が薄く、防音になっていないところがありますよねえ。五月蠅いとタマリマセンよね。
ユスラウメは花も可愛いですが、紅の実も美味しいですよね。うちでもジャムにしたことがあります。
信徳
長さん
旅行からは3月12日に帰国しており、今頃、ぼちぼちと旅行記をアップしています。これから何回になるか分かりませんが、お楽しみに。
長さん
ベルニーニの当初の設計では象の足だけでオベリスクを支えるものだったのです。それじゃ危ないゾーというので、お腹の下に石を置くように強制され、象に布をかぶせた設計に変えたんだとか。上に乗ったオベリスクが小さいので、ひよこに例えたということですよ。
長さん
車が溢れて、駐車場難ですから、バイク通勤も多いようです。
パスタはアルデンテ、肉も美味しかったですんが、何よりのご馳走は野菜でした。
寿々木
ユスラウメは葉が出始めてますね。当地のものは花だけの状態です。御地は暖かいのでしょう。
shuuter
イタリアには噴水が多いようですね。
長さん
ミネルバのひよこはオベリスクの愛称でして、洪水の推移を示す文字は、背後の教会の壁面にあるんです。
このユスラウメは咲いてから日にちが経っていて、葉が出てきていました。
長さん
ローマ市内の地下は遺跡だらけなので、地下鉄も2系統しかなく、バイクは通勤の足になっているようです。
広場には必ずと言って良いほど噴水がありました。
ポン太
ユスラウメ、そんなにおいしいものでもないけれどなんとも言えないかわいい実をつけますね。子どもの頃夢中で食べました。スモモや桃の花とよく似ていますね。
長さん
面白いデザインのオベリスクですよね。
3枚目の写真、大きな建物ですが、距離があったので、合成写真ではありません。
昔の我が家にもユスラウメがありまして、実をつまんだことがありますが、美味しいという記憶はないです。
ケン坊
あぁ~今日は寒いですね~ インドアに徹します!
ところで像に乗ったオベリスクってあまり見かけないですよね(ケン坊が知らないだけ)?
移動途中で見られたという記念堂は素晴しいですね。約100年前に完成した建築物とは...
ユスラウメも咲き出して...可愛い花ですね。
あいべん
食事ツアーなので立派なレストランの様ですが
私は勝手に街の食堂めぐりしましたよ。
レストランのパスタ丁度お腹にいい量ですが
街の食堂半端でない量に驚かされたの
今でも覚えています(^^)。
nobara
少し思い当る節があるので心したいと思います。
ユスラウメは花弁の基部が少し空いていますね~
今頃さくのですね。
ちょっと見、ニワウメと見間違います。
eko
ヴィットリオ・エマール2世記念堂に騎馬像も見事で素晴らしいです。
旅行に出かけるとはしゃぎすぎて周りが見えなくなってしまいます。気をつけたいですね。
ユスラウメ、綺麗ですね。先日見たニワウメとよく似ています。
長さん
象の背中にオベリスクが乗っているなんて、世界広といえども、ここだけでしょう。イタリア統一はこの国にとってこんなにでかいものをつくるだけの出来事だったのですね。
長さん
良く降られました。このレストラン、完全に団体さん向けですね。若者はしっかり食べていましたが、私たち年寄りにはイタリアの食事は多すぎます。
長さん
ミケランジェロにしろ、ベルニーニにしろ、円熟期の時代だったんですね。
一応星が3つのホテルなんですが、壁が薄かったです。
ニワウメの方が花弁に赤みが多いですね。
hanasaku
象がひよこですか不思議です!
雨に濡れた石畳が綺麗です。
観光バスもとっても可愛いです。
ここも彫刻がいっぱいですね!
ユスラウメ綺麗です。
名前も素敵な名前が付いていて良かったです。
長さん
小さいオベリスクをひよこに例えるなんて、イタリア人は面白いですね。ヴィットリオ・エマール2世記念堂のように大きなものを造る国ですから、こんなオベリスクはひよこなんでしょう。
壁が薄いから注意するよう添乗員からしつこく言われました。
長さん
象の方じゃなくて、オベリスクが小さいからなんでしょう。この日の午後は雨にたたられました。コンデジを傘でかばっていい加減に撮っていますから、ピンぼけなんです。
ユスラウメのユスラは朝鮮語の「移徒楽(いさら)」(移植して楽しむの意)からとするのと、幹を揺すると簡単に実が落ちるからユスラとついたなどの説があるそうです。
ぶたねこ
羨ましいですね。
ユスラウメ、懐かしいです、赤い実がついて
子供の頃良く食べました、最近は見掛けないですね。
shizuo
目をつむれば…、まだ昨日のことのように残っているのでは、
街の風、街の音、街の温もりが。
それにしても重厚な建築ですね~。
ネルヴァ教会、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂…。
長さん、チョッと舌を噛みそうです^^。
長男夫婦もここを訪れたのかな、新婚旅行。
長さん
今回は妻の希望でイタリアにしました。格安、駆け足旅行ですが、雨にたたられました。
ユスラウメ、昔の我が家にもありました。実はあまり美味しくはないですね。
長さん
石造りの建物は存在感がありますね。ローマ、フィレンツェと歴史散歩です。
ご長男ご夫妻の新婚旅行はイタリアでしたか。
無門
路上駐車の列は
印象に残りましたね
この秩序の良さに感心
壁ごしの女性群は
大阪の・・・?
長さん
車が多すぎて秩序良く駐車しないとたくさん止められないんでしょう。
壁の向こうの女性たち、標準語でした(笑)。