昼食後はフリータイムで、ローマ市内を歩いて回ろうと思ったのですが、生憎の雨。急きょ、オプションに参加しました。
バスはローマ三越の近くから出発します。写真は、共和国広場にあるナイアディの噴水ですが、その後ろにある円形の建物の左角にローマ三越があります。
バス出発まで、ローマ三越(写真は、その内部)でお土産タイムですが、私たちは水の調達と休憩。
左下、ローマのランドマーク、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ、1911年完成)。右下は、カンピドーリオの丘の上に建つ市庁舎。階段はミケランジェロの設計。いずれも雨に濡れたバスの車窓から。
真実の門広場に到着しました。中央の門はヤヌス門(別名ジャーノ門)です。ヤヌス(ジャーノ)は門や建物の入口を守る神で、ジャーノはジャニュアリー(1月)の語源ともなっています。
イタリアは車庫証明が不要なので、広場であろうと道であろうと、交通の妨げにならなければ駐車場と化しています。
ヤヌス門とは広場を挟んで反対側、円形の列柱式建物はヴェスタの神殿(紀元前2世紀後半の建造)、地中海松を挟んで、奥に見えるのがフォルトゥーナの神殿(紀元前6世紀の建物)。
ヴェスタの神殿と道路を挟んで向かい側に建つサンタ・マリア・イン・コスメディン教会です(6世紀頃の創建、その後何度となく増築や改築が行われた)。映画「ローマの休日」で有名になった「真実の口」はこの建物の左端、アーチの奥にあります。
「真実の口」と呼ばれるのは、「ウソつきがこの口の中に手を入れると噛む」という言い伝えがあるため。実際は、海神トリトーネの顔に似せて彫られた、古代ローマ時代のマンホールの蓋なのだそうです。
アーチの中は長蛇の列で、「真実の口」にたどり着くのに10分ほど待たされました。
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の内部です。
「ローマの休日」の一場面、左下のバックはヴェスタの神殿、右下は「真実の口」。グレゴリー・ペックが上着に手首を隠したのはアドリブ。オードリー・ヘップバーンが心底驚いて、撮影はこのワンアクションでOKに。
次回はナヴォーナ広場を訪れます。
(つづく)
この記事へのコメント
hiro
ローマでは新しい建物も周りの景観に合わせなければならないとか、町中が歴史を感じさせるいい街ですね。
なおさん
ローマでは車を好き放題?に停めてしまうのですか。くににypてずいぶん違いがでるものなのですね。
真実の口はマンホールの蓋でしたか。ほんとうに喰いつかれたら楽しい?でしょうが、上手く袖口に手をひっこめるのも慣れないとタイヘンそうです。長蛇の列にもめげずに長さんも並ばれたのですね。
信徳
長さん
「真実の口」は映画のままです。49年前にもここに行きましたが、変わっていませんでした。勿論、手は無事でした。
ローマの歴史地区は世界遺産ですから、色々な規制があるのでしょうね。
長さん
しっとり程度ならいいのですが、写真の頃はぐっしょりでした(笑)。
一応、駐車禁止の場所もあるようですが、隙間がないほどびっしり駐車していました。
マンホールの蓋なんて聞くとちょっと残念。ロマンが薄れますね。
長さん
写真の頃は通勤時間帯ではなかったので、バイクがあまり写っていませんが、車同様、バイクも多かったです。
花ちゃん
共和国広場にあるナイアディ噴水・・・懐かしい風景です。
長さんのイタリア旅行記のお写真を懐かしく楽しんで拝見しております。それに、ローマ三越で友達と一緒に楽しく色々なおみやげを買ったこと思い出されて嬉しいです。
nobara
車が自由における?にびっくり@@です。
お国柄?なのでしょうか・・・・
それでも意外に整然としてるじゃーありませんか
日本だと収拾がつきませんね~
だから規制があるのでしょうね。
マンホールの蓋ってきいてなるほどでした。
この時のヘップバーンも可愛かったですね。
寿々木
長さん
ローマ三越でお買い物をされましたか。私たちは観光初日でしたから、かさばるものは買えませんし、多くの方が小物で済ませていたようです。
長さん
駐車禁止でなければどこでも止められるのです。住民専用区域もないので、空きスペースを求めて30分以上ぐるぐる回ることも珍しくないのだとか。そんなせいか、2人乗りの小型車が目につきました。
マンホールの蓋だったんですよ。映画の時から比べると、かなりすり減っていました。大勢の人に触れられたんですね。
長さん
「真実の口」は教会入口の手前、アーケードみたいな場所に置かれているんです。3枚組の左上写真の左手は道路です。ですから、道路から見える状態です。
花咲か爺
eko
「真実の口」はマンホールの蓋なんですね。映画の中でヘップバーンの驚いた表情が思い出されます。
10分も並ばないといけないとはやはり人気の場所なんですね。
長さん御夫妻は手は大丈夫でしたか。
雨のローマも風情があって良いものですね。
あいべん
と期待いつぱいで行ったら丁度工事中で
コンパねが周りに・・。
え・・こんなに小さいの・・。
思い出しますね。
雨のローマ意外と良かったのではないですね?
りりい
大人でも、ここへ来たら手を入れてみたくなる。そんな魅力に包まれていますね。マンホールの蓋だったとは!知りませんでした。
長さん、かたかな言葉がお得意ですね。私だと、ちょっと長いと、聞いてもすぐ忘れるし、ガイドブックを見ても、読みきれないし。
長さん
「真実の口」では長蛇の列の中、衆人環視で記念写真ですから、グレゴリーペックみたいにふざけていたら怒られちゃいます(笑)。
ローマでもレッカー車を見ましたから、ルールやマナーを守らないドライバーがいるようです。
長さん
ヘップバーンの驚きは演技だと思っていたのですが、素だったんですね。
私たちは正直者ですから、手首はなくなりませんでした(笑)。
長さん
「真実の口」が工事中だったんですか。それは残念。アーチの部分に鉄柵ができていましたから、その工事だったのかも知れません。
もう行けないかも知れないローマ。やはり晴れて欲しかった。
長さん
「真実の口」にこんなに人が並んでいるとは思いませんでした。ガイドによると、普通外側まで並んでいるのだそうです。マンホールの蓋ですから、言い伝えは嘘かもね。
カタカナはやはりなじめませんよ。
ケン坊
真実の口は余りにも有名ですよね~
10分も掛かりましたか?
昔、青梅マラソンに参加したとき、スタートラインまで20分も掛かったことを思い出しました...
まさかマンホールの蓋とは...イメージダウンって感じがしです。それでも観光客は絶えないでしょうね。
hanasaku
ローマ三越があるのですか!
三越のライオンは居るのですか?
紀元前の建物と一緒の場所にあるのが何となく不思議な気がします。
真実の口ってマンホールの蓋だったんですか!
マンホールもでっかいんですね~
長さん
行列はアーチの内部だけで良かったです。雨が幸いして?、行列が短かったのですから。
マンホールの蓋だったなんてちょっと幻滅ですね。でも2000年も前にマンホールがあったというのも凄いですね。
長さん
スペースは狭いですが三越があるんです。入口も狭く、ライオンを置くどころではありませんが、代わりにピストルを持った警備員がいました(笑)。
こんなに大きなマンホールの蓋が必要なほど下水道が発展していたんですね。
ポン太
ローマに三越があるのですね。長さんは外国によくおいでになりますが主要な所はみな日本のデパートがあるのですか?
ジャーノが入り口を守る神様でジャニュアリーの語源というのが面白いです。一月はその年の入り口だからでしょうか。「真実の口」有名ですね。たどり着くまでが大変だとか、。
古代ローマのマンホールのふたというのも面白いですね。
マンホールのふたが必要な施設がそんな時代にあったということですよね。
広場で駐車している車、それなりにきちんと並んでいるように見えます。
長さん
それほど海外旅行をしているわけではありませんが、主要国の首都には日本のデパートが進出しているようです。
1月の語源、今回記事の下調べで、初めて知りました。年の入口なんでしょうね。
「真実の口」がマンホールの蓋だったなんて、聞いてみなけりゃ分かりませんね。
きちんと揃えて駐車しないとスペースを食うということなのでしょうね。
無門
三越のお土産タイム
この時間脱出して
この界隈を歩きまわったのを
思い出します
どこを歩いても
ローマは素晴らしい
長さん
やはり三越でお土産タイムがありましたか。雨が降っていなければ、私たちもそうしたと思います。