1月18日から20日まで開催された第67回JOGA洋らん展でみた花たちです。 今回は、メインテーブルに戻って受賞作品などをご紹介します。
<日本花普及センター賞>
Lmc. Doug Kennedy 'Scent of Snow'(=Sudamerlycaste ciliata x Lycaste skinneri) 出品者:鈴木脩司氏
スダメリカステとリカステの交配種ですが、Lmc.という属名が分かりません。従って、カタカナ表記ができません。
<NHK出版賞>
オンシジウム・トゥインクル(Oncidium Twinkle 'Fregrance Fantasy') 出品者:牧山好太郎氏
中南米原産の園芸種で、ミニオンシジウムの一種。
パフィオペディラム・ケンプタワー(Paphiopedilum Kemp Tower 'Kuon') 出品者:秋山なが俊氏
優良な種同士を交配したもの(Paph. Prince Edward of York x philippinense)。タワーと名が付いただけあって、花茎が長いです。花期は主に春~夏とのことなので、冬に咲かせるために夜間も照明するような処理をしたのではないでしょうか。
デンドロビウム・ウシタエ(Dendrobium Usitae 'After Dream') 出品者:高橋眞澄氏
フィリピンに自生するランで、デンドロビウムの自然交雑種と考えられています。長い茎に直接多くの花がついているのは素晴らしい。
リンコスティリス・ギガンテア(Rhynchostylis gigantea 'After White') 出品者:高橋眞澄氏
フィリピン、中国南部~ビルマ、タイ、マレー半島、マレーシア、に分布する着生らん。花の大きさは3㎝くらい。花茎が枝垂れるように花をたくさん付けています。
1月19日撮影。
(つづく)
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この記事へのコメント
なおさん
最後のリンコスティリス・ギガンティアは白花ですね。紅紫のものは見たことがあります。
うちではこれとフウランの交配種の「紅雫」と「淡雪」という2種を育てていますが、いずれも株が小さいので、咲くのはほんの数輪です。こんなに咲くようになるといいのですが、ランはなかなか大きくなりませんね。
あいべん
長さんの目で見て受賞作品(?)と普通に
展示されてる蘭の花で大きな差を感じられ
ましたか?
私は菊花展に行った時上位作品での優劣の
基準が解らなくて頭を悩ませたのです。
難しい蘭を咲かせたら上位?・・。
あうら
受賞作品は…珍しい蘭ばかりですね。名前も知らないモノばかりで勉強になります。
オンシジウム・トゥインクルは…またまた小さいランの花が可愛いですね。
寿々木
リンコスはとても良い香りがするので、これだけ花が有ると辺りに香ったでしょう。
長さん
作品に添えられたカードの出品番号をみると、1000以上のものがありました。その中から選ばれたものだけが展示されているようで、どれも素晴らしいです。
リンコスティリス・ギガンティアをネットで検索したら白花がたくさん出てきました。
なおさん宅でもランを栽培されていますか。難しいものですね。
長さん
私には作品の優劣はわかりません。もともと、優秀な作品だけが展示されているようです。しかも、品種にバラエティに富んでいるので、比較のしようがありません。
長さん
蘭の世界は私たちが知らない品種が圧倒的に多いですから、展示会に行くたびに初めて見るものに出会います。
見慣れたオンシジウムはもっと大きな花ですよね。
長さん
どうしてこんなに花が咲くの?と思える作品がありますね。どれも苦労されてこれだけに仕上げたんでしょうね。
どれも良い香りがして、それが混じって漂っていました。
shuuter
を栽培してみたいと思います。
自生種で好きなもんをと望むと難しくなりますね。
本当に蘭は種類が多いですね。
下の2枚は初めて見ます。
長さん
下の2種は初めてご覧になりましたか。
蘭愛好家としては自生種を、さらには自生種同士の交配をと希望が膨らむのでしょうね。
信徳
長さん
自分だけのオリジナルな品種を作り出すことも、愛好家の楽しみの一つなのでしょう。
昨年、雪割草を見に行きましたが、やはり同じように交配で新しいものが作られているようでした。
りりい
愛好家の方々は大変な努力をなさっていらっしゃんんだなと思いました。
eko
ミニオンシジウムの下に垂れ下がって咲く花が個人的に好きです。
下から2番目の花、花色といいたくさん花がついて素晴らしいです。
nobara
トゥインクルっていうのですか?
名前もかわいい、ディズニーみたいで。
リンコスティリス・ギガンテアも素敵ィーー
だけどトゥインクル がやっぱり気になります。
長さん
胡蝶蘭のようにはなく木を針金とクリップで誘導しているものも見かけますね。
長さん
こんなに素晴らしいランが並ぶと目移りしてしまいますね。
下から2番目のデンドロビウム・ウシタエは素晴らしい花付きですね。
無門
今では一年中
ランは見られますが
何故か蘭展は
冬が多い気がしますね
咲かせる技術も
大変だろうな~
長さん
オンシジウム・トィンクル、満天の星がまたたくイメージでしょうか。名の通り、良い匂いがしました。
最後の地リンコスティリス、こんなにたくさん花をつけさせるのにはご苦労があったのでしょうね。
長さん
冬に咲くランもあるでしょうが、それだけではないようです。
日照時間を調整したりして、温度管理をしたりと、ラン展に合わせて開花させるのにもご苦労があるのでしょう。
ケン坊
さすがに受賞作品と言いたいところですが、ケン坊には蘭の花の評価が出来るウンチクもなく...
結果として、賞を頂いたのだから凄い花なんだろうなと賞に追随して褒め称えちゃうほうなんです。
デンドロビウム・ウシタエの花が何故か変わった蘭という印象です。
hanasaku
今日は個性的なお花なのですね。
どのお花も妖艶です。
オンシジウムが一番好きです。
小さな花が広がって咲いて華やかです。
ケンプタワーにびっくりしました。
どのお花も育てた方の愛情をいっぱい貰って咲いているのですね!
ポン太
育てる苦労も大変なものでしょうね。
私は咲いている花でも枯らしてしまいますが、新しい品種を作ったり、時間もお金も大変でしょうね。(夢のないことを書いてしまいました)
花ちゃん
凄いですね~。
リンコスティリス・ギガンテアの花茎が枝垂れるように、たくさんの白い花が付けた姿が綺麗ですね。良い香りがいっぱいですね~♪
さすがに受賞作品ですね。蘭の愛好家の方々は大変な努力をなさって綺麗に咲かせたのでしょうね。
長さん!素敵なランのお花を拝見させて頂きました~♪
長さん
私も他の出品作品と比べてどこがずば抜けているのかについては良く分かりませんが、見事なのは確かです。
デンドロビウム・ウシタエは茎にこれほどの花をつけるようにするのは大変なことなのでしょう。
長さん
ちょっとご覧いただいただけでもらんの花の変化の多様さが分かっていただけたと思います。
オンシジュームは鮮やかな黄色い花が咲く品種が一般的ですが、こんなミニのものもあるんですね。
長さん
種と種を交配させ、花を咲かせる迄には何年かかるでしょうか。大変な苦労だと思います。愛情と熱意がなければできませんね。
我が家も宿根草が一年草になっていますから、お宅と同じです(笑)。
長さん
リンコスティリス・ギガンテアのは茎が枝垂れる品種らしいですが、こんなに花が付くと重みで枝垂れたと思えるほどです。
らん展って、花も香りも一緒に楽しめるから良いです。あるプロカメラマンに聞いた話ですが、美しい写真を撮るには美しいものをたくさん見る必要があるそうです。
ぶたねこ
見せて戴き堪能してます、幸せです。
花の香りが漂って来そうな春を
感じてます。
長さん
蘭展の会場は華やかです。それに良い香りがあちこちから漂ってきて、長く居たら酔ってしまいそう。