ハナキリン(花麒麟)

川口グリーンセンターにて(5)
 今回は変わった花が咲くハナキリン(花麒麟)です。これも温室展示の定番と言って良いでしょう。
 トウダイグサ科トウダイグサ属の多肉植物です。本来、茎は直立しますが、太くならないので、やがて倒れてしまい、写真のような姿になるようです。変種が多く、これもその一つでしょう。
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 茎の先端から花柄を延ばして数輪の花を付けます。
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 花のアップですが、花弁に見えるのは2枚の苞で、中心部に埋まるよう咲いているのが本来の花です。5つの雄花と一つの雌花という構成で、飛び出しているのが雌花の柱頭らしい。
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 こちらは黄色い花の咲く品種。橙や白もある。樹液は有毒。
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 葉は長さ3cmほどの楕円形で若い茎の先端付近に多数付き、生長すると棘に変わる(Wikipedia)。
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 ハナキリンの名の由来は、サボテン科のモクキリン(杢麒麟)に似て、花が美しいからだと言います。モクキリンは見たことがありませんが、ネットの写真で見ると、似ているとは思えませんが・・・。
 キリストがかぶせられた「茨の冠」はこれだという説があります。
 12月15日撮影。

この記事へのコメント

  • なおさん

    ハナキリンも温室で良く見ますね。なにもこんなにも身がまえなくても、というくらいトゲで重武装?していますが、花は可愛らしいですよね。これを見るとママコノシリヌグイのトゲなどはまだこどもだまし?で、これでお尻を逆撫でするような継母がいたらオソロシイことです。
    2012年12月22日 05:43
  • あいべん

    お早う御座います。
    ハナキリン、名前の由来を見て納得かな?
    全体像はそれほど眼を引か無いのにUPされた
    花を見ると清楚で淑やかな綺麗な花ですね。
    「綺麗な花には刺がある」ですね(笑)。
    2012年12月22日 05:52
  • 寿々木

    ハナキリン、花は愛嬌があって綺麗ですが、棘が怖いですね。葉が棘に変わるとは知りませんでした。
    西表島・由布島ではグランドカバー状態で生えているのを見かけました。
    2012年12月22日 08:07
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ハナキリンの棘はサボテンやバラの棘どころの比ではありませんね。こんなのでお尻を殴られたら、即悶絶ですね(笑)。苦難の象徴であるキリストの茨の冠に例えたのはさもあらんということですね。
    2012年12月22日 08:25
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    花だけみると棘があるなんて想像もつきませんが、これが現実です(笑)。この花は、私には何故か間抜けでユーモラスに見えちゃいます。
    2012年12月22日 08:29
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    サボテンの棘は枝の変化したもの、ハナキリンは葉の変化したものと、違いがあるそうです。
    ハナキリンのグランドカバーですか、それは怖い(笑)。
    2012年12月22日 08:34
  • 信徳

    トウダイグサ科の植物は毒のものが圧倒的に多いですね。毒とは無関係に綺麗な花を咲かせるのも多いです。「綺麗な花には毒がある」
    2012年12月22日 09:27
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ハナキリンは「綺麗な花には毒がある」と「美しい花には棘がある」の二つの諺を兼ね備えていますね。
    2012年12月22日 09:37
  • 無門

    こんにちは

    樹液には毒があり
    葉はやがて棘となる
    ここまで進化してきた
    過程には
    随分辛いことがあったんだろうな~
    2012年12月22日 09:45
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ハナキリンにも辛いことがあったんでしょうね(笑)。
    マダガスカル島は有史以前にアフリカから分離しているので、特異な進化を遂げた植物が沢山あるようです。
    2012年12月22日 10:40
  • ポン太

    名前と姿が一致する数少ない花の内の一つです。
    でも説明を読むと知らないことばかりでした。
    花弁と思っていたのは苞だったとか。葉がとげに代わるとか、、。
    2012年12月22日 16:03
  • eko

    ハナキリン、可愛い花ですね。葉が全部トゲに変わるとは、そんなに身構えなくてもと思ってしまいます。キリストがかぶせられた茨の冠がこの花なんですか。見るからに痛そう。
    2012年12月22日 16:25
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    ハナキリンは温室に行くと必ずありますね。でも、苞を花弁と思っている方が大多数でしょうね。それだけ、色が綺麗だと言うことでしょうね。
    2012年12月22日 17:31
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    >そんなに身構えなくても・・・面白い。何故そんなにトゲトゲなのと聞きたくなっちゃいますね。こんなトゲに刺されたら気絶しちゃう(笑)。
    2012年12月22日 17:33
  • hanasaku

    こんばんは
    わぁ~い!
    大好きなお花が登場しました。
    小さいけど不思議な双子みたいなお花大好きです。
    紅色しか見た事がないけど他の色もあるのですね。
    丸いの花びらだと思ってました!
    顎だったのですね。
    モクキリン検索したけど似てないですよね。
    2012年12月22日 19:01
  • ミニミニ放送局

    名前は知りませんでしたがこのトゲのある植物はどこかで見たことがあります。
    可愛い花なんですね。
    2012年12月22日 20:18
  • shuuter

    ハナキリン 初めての花です。
    花は可愛いのに葉にはとげができるのですか、いや 怖い感じです。
    2012年12月22日 20:25
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    ハナキリン、お好きですか。まさか、トゲまで好きなんじゃないでしょうね(笑)。ぷっくりした2枚の苞が魅力ですね。色は各種あり、変化しやすいので、赤に白の斑が入ったものも見たことがあります。
    2012年12月22日 20:32
  • 長さん

    ミニミニ放送局さん、コメントありがとうございます。
    ハナキリンは大抵の温室で展示されているので、ご覧になったことがおありでしょう。トゲがなければ穏やかな花なんですがね-。
    2012年12月22日 20:34
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ハナキリン、初めてですか。戸外での冬越しは難しいし、トゲがあるので、一般家庭向きの植物ではないようです。
    2012年12月22日 20:36
  • ケン坊

    こんばんは。
    ハナキリン...まさに名は体を現すですね。茎の先端から首を伸ばしての愛嬌ある花ですね。
    それに想像を絶する棘が恐怖です。硬そうで痛そうでおっちょこちょいのケン坊には傷が絶えないかも>笑<
    2012年12月22日 21:32
  • nobara

    ハナキリンってかわいらしいから大好き。
    だけど この棘はいけません((+_+))
    ここまでトゲトゲしいと食指は動きません。
    そのうち改善されて
    棘なしハナキリンが出てきそうです(^o^)丿
    2012年12月22日 21:43
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ハナキリンの名の由来は、モクキリンに似ているとのことですが、では、モクキリンの名の由来はとなるとよく分からないのです。下から2枚目の写真で、花茎がのびていますが、この様子をキリンの首に例えたとの説もあるようです。
    こんなとげとげのところに座ったら、悶絶しますね(笑)。
    2012年12月22日 21:45
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    苞がふっくらとして面白い花ですね。
    棘なしハナキリン、良いですね。ハナキリンは変種が多いと言いますから、可能性なきにしもあらずですね。
    2012年12月22日 21:53
  • りりい

    こんなにかわいい花なのに、葉が成長して、あんなに痛そうな棘に変身するとは、何だか信じられないぐらいです。
    花の名前もかわいいのに、神様って何考えてるんでしょう。
    2012年12月23日 17:06
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    花が可愛いから温室では定番展示になっています。マダガスカルは有史以前の地殻変動でアフリカ大陸から分離したので、面白い植物が多いそうです。
    2012年12月23日 18:58

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