晩秋の水元公園(2) ナンキンハゼ

 都内・水元公園のナンキンハゼです(左は、すっかり葉を落としたポプラ並木)。
 ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨、トウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木)。別名、トウハゼ、カンテラギ。
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 今年の紅葉は、日照不足のためか、色が良くありません。例年、緑→黄色→橙→赤→暗赤色と変化する様子が見られるのですが、今年は緑の部分が多く残っていました。
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 実をたくさん付けています。
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 風で枝ごと落ちた黒い蒴果です。
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 外果皮が開き、白い蝋質に覆われた種が現われます(中の種は黒色)。外果皮は落ちても種は落ちません。
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 昔は、実から蝋をとったのですね。
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 次回は、ラクウショウを紹介します。

この記事へのコメント

  • なおさん

    水元公園のナンキンハゼは色つきがよくありませんでしたか。いい年には見事に紅く色つきますので、残念なことでしたね。夏に咲く花も甘い良い香りがしますが、実がはじけてロウ分が見えているさまも面白いですよね。脂肪分があるせいか、カラスなどがよくつついているのを見ますね。
     今でもこれから蝋をとっているところはあるのですかねえ。手間がかかりそうですね。
    2012年12月11日 05:31
  • 無門

    こんにちは

    季節の微妙な変化が
    植物には敏感に感じられて
    人に何かを教えているようですね
    2012年12月11日 07:04
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    メタセコイアよりナンキンハゼの紅葉に期待して行ったんですが、残念でした。この木の紅葉は日照によって徐々に変わっていくようですから、色づきが良くないのは急激に寒くなった関係ですかねー。
    ロウ質の層は薄いので、ロウを集めるのは大変だったでしょうね。
    2012年12月11日 08:14
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    紅葉の進み具合は寒さの進行のバロメーターみたいなところがありますね。樹種によっても紅葉具合が異なりますね。
    2012年12月11日 08:20
  • nobara

    ナンキンハゼ、大好きです。
    ヤヤひし形の葉っぱもいいですよね~
    紅葉が結構素敵ですが、まだ青々としていますね。
    この蝋質の実は鳥さんたちの大好物です。
    花材としても、黒果皮が開いて白く残った実が
    トピアリーなど作るときに威力を発揮します。
    10年以上前に作ったのもまだまだ現役です。
    2012年12月11日 09:34
  • 信徳

    こちらにもナンキンハゼの並木があるのですが余り綺麗に紅葉しないうちに(写真撮る間もなく)落葉してしまいました。同じようですね。一般の紅葉は綺麗だったのに残念です。
    2012年12月11日 09:54
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    今回、ナンキンハゼがお目当てだったのですが、色が悪くてがっかりでした。
    白い実が顔を出したところなんて言うのは花材に良いでしょうね。渋い引き立て役と言うところですね。
    2012年12月11日 11:04
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    そちらのナンキンハゼもダメでしたか。この木は急激に寒くなると、紅葉が進まないうちに落葉してしまうのでしょうか。
    2012年12月11日 11:05
  • shuuter

    ナンキンハゼの白い実 アップでよくわかります。

    葉は赤と緑がまばらですね、あと少しすれば美しい紅葉になるのでしょう。それとも葉が先におちるのでしょうか、微妙なところですね。
    2012年12月11日 12:51
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    例年は紅葉がもっと綺麗なんです。今年は小さい枝ごと落ち始めていますから、葉が落ちるのも時間の問題かも知れません。
    2012年12月11日 12:54
  • あいべん

    今日は少し勉強に成りました。
    ナンキンハゼから蝋を取ったのですか。
    生活の知恵なのですね。
    でも、来年にはすっかり忘れる変な頭です(笑)。
    今日は公園で残り少ない紅葉と遊んで帰りました。
    2012年12月11日 16:11
  • ポン太

    今年はいろいろな木の紅葉が美しいと感じていましたが、このナンキンハゼは日照不足で色がよくないのですね。気象条件が微妙に影響するのですね。ナンキンハゼから蝋を取るということ知りませんでした。昔の人はこの実で蝋が採れて灯りになるというようなこと、どのようにして知ったのでしょうね。
    2012年12月11日 17:10
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    日本の蝋はハゼノキやウルシが主ですが、ナンキンハゼの実は蝋質が高い(約50%)のだそうです。「秋に果実を採取し、種子のみを集めて、適当な温度を加えて圧縮すると、蝋様物質がとれる」とあるHPに書いてありました。
    2012年12月11日 17:54
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    ハゼノキやウルシの実から蝋が採れるのはかなり昔に知られていたようです。実の白い部分をこそいで指でつぶしてみたのでしょう。手間が大変だったので、昔から高価だったそうですよ。
    2012年12月11日 17:58
  • Tatehiko

    散歩することが減って来まして、季節の移ろいを見失っている気がします。
    京都の私の散歩道でナンキンハゼを見ることができるのですが、透過光で撮ると深い紅葉が得られるのです。これが落葉した後に残る白っぽい実も、枝ごと折って来て花瓶に挿したりしますね。
    2012年12月11日 18:08
  • hanasaku

    こんばんは
    ナンキンハゼの実が白い顔を見せていますね。
    不思議な紅葉を見せる葉と実が大好きです。
    少しくすんでしまった葉が残念だけど白い実がとても美しいです。
    木の名札がとっても素敵ですね。
    どなたか手書きされているのでしょうか。
    2012年12月11日 19:20
  • 長さん

    Tatehikoさん、コメントありがとうございます。
    寒くなりましたから、散歩するには勇気が必要ですね。
    今年のナンキンハゼ、綺麗に紅葉しないのです。日に透かそうとしても緑の葉が邪魔します。
    2012年12月11日 21:05
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    初めて見たときから紅葉が気に入って、毎年のように見に行っていますが、今年はちょっと残念でした。
    名札は印刷ですが、なかなか味のある達筆ですね。
    2012年12月11日 21:08
  • eko

    ナンキンハゼ、余り綺麗に紅葉していませんか。白い実は綺麗ですね。こちらでもナンキンハゼたくさん見かけました。紅葉も例年より赤かったです。
    2012年12月11日 21:15
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    そちらのナンキンハゼは綺麗に紅葉していますか。
    ここにはナンキンハゼが数本あるのですが、どれも色が良くありませんでした。来年に期待です。
    2012年12月11日 21:30
  • ケン坊

    こんばんは。
    ナンキンハゼはまあまあの紅葉でしたが、蝋が採れるとは知りませんでした。全くの無知で恥ずかしいです。
    勉強になります(覚えていられれば...ですが)。
    2012年12月11日 21:45
  • ミキ

    ナンキンハゼは紅葉もきれいですが
    葉を落として白い実だけになるとまた
    趣があって素敵ですね。
    メタセコイアの紅葉も素晴らしかったです。
    2012年12月11日 22:26
  • おとと

    ナンキンハゼの木有りましたね
    余り紅葉はしていませんでしたね
    私はメタセコイアに目が行ってしまいました
    2012年12月11日 22:40
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    恥じることはありません。ナンキンハゼから蝋を採取したなんて、私も数年前にナンキンハゼを投稿するまで知りませんでしたよ。
    2012年12月11日 23:24
  • 長さん

    ミキさん、コメントありがとうございます。
    今年の水元公園のナンキンハゼは色が良くありませんでしたが、葉を落とした頃、実だけになった姿は冬空に似合いそうですね。
    2012年12月11日 23:29
  • 長さん

    おととさん、コメントありがとうございます。
    ナンキンハゼの紅葉目当てに行ったんですが、ちょっと期待外れでした。こんな年もあるんですね。
    2012年12月11日 23:30

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