3000年の歴史を持つザダル その1

クロアチア旅行記(27) 8月31日(その2)
画像 町の起源は紀元前9世紀に遡るという港湾都市ザダルの旧市街に到着したのは11時ちょっと前でした。
画像 ザダルはローマ帝国の支配を経て、中世にはクロアチア王国の中心的な存在でしたが、後にヴェネツィア共和国に支配されたこともあったと言います。
 上の写真は、旧市街側から湾を挟んで望む新市街です(車窓から)。

 ザダルは天然の良港で、地理的にも、経済的にも重要な役割を果たしました。現在は近くの島やイタリアを結ぶフェリーの発着港になっています。
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 バスを降りて、近年整備された海岸に行ってみました。右下の老人はサンタクロースのつもり?
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 海岸から眺める夕日はヒッチコック監督に「世界最高」と言わしめた程。その海岸で、建築家ニコラ・バシッチによる二つの作品が人気を集めています。一つは、「太陽への挨拶」と題するガラス作品で、「夜になると様々な色や形の光を放ち、神秘的な夕景に彩りを添える」(ブルーガイド・わがまま歩きより引用)と言います。
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 もう一つは、「シーオルガン」という作品。「水中に埋め込まれたパイプが波や潮の動きに反応し、不思議なメロディを奏でる」(引用は同上)もの。柔らかな音色を聞きながら岸壁に座り、アドリア海の海の色を楽しむのは癒やされますね。
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 上の写真の左手で泳いでいた女性が岸壁へ上がってきました。対岸はウグリヤン島というかなり細長い島です。
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 バスの車窓から見た聖ドナト教会(「ザダルのシンボルと」言われる円形の建物)と、聖ストシャ大聖堂の鐘楼。
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 古い歴史を誇る旧市街の城壁といくつかある門の一つ・陸の門(ヴェネチア共和国時代のもの)です。
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 ノヴァ門の近くの駐車場へバスを止め、旧市街の中心に向かいます。
 (つづく)

この記事へのコメント

  • hanasaku

    こんばんは
    アドリア海!
    海辺で座って聴くシーオルガンの音色はいかがでしたか?
    海賊船発見です!
    泳いでた女性は海賊船から逃げてきたのかも・・・何て想像してしまいます。
    陸の門すばらしいですね。
    あのライオンが7世紀末から行き交う人をずっと見てきたんだなって思うと不思議な気持ちです。
    2012年10月11日 19:03
  • nobara

    アドリア海、シーオルガン、
    風情がありますね~~
    健康的な水着の女性もすてきです。
    陸の門、凄いです。
    世界、街歩きしてるみたいです。
    2012年10月11日 20:34
  • ポン太

    海辺に素晴らしいガラス作品やシーオルガンという珍しいものがあるのですね。海岸に座り込んで、、楽しいでしょうね。
    2012年10月11日 21:16
  • なおさん

    紀元前9世紀から街がおこってきたのですか。由緒ある海辺の街なのですね。
     さんざ苦労す、という白いおひげの方もしばしくつろぎのひとときをすごしていて、良いですねえ。
     夕日の美しさもシーオルガンの音色の美しさも素晴らしいのでしょうが、ビキニのおねえさまもマーメイド?のような美しさでスバラシイですよねえ。
    2012年10月11日 21:20
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    シーオルガン、不思議な音色ですが、癒やされますね。
    ザダルを海から観光する遊覧船が海賊船みたいですね。
    陸の門の彫刻は羽の生えたライオンなのですが、良く分かりましたね。
    2012年10月11日 21:57
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    アドリア海と聞くだけで、何故かロマンチックな感じがしますね。
    この女性、気持ちよさそうに泳いでいましたが、水は冷たいです。
    世界の街歩きで思い出しました。テレビ朝日系で21:48から「世界の街道をゆく」という6分の帯番組があるんですが、今、クロアチア編をやっています。熊本でも見られでしょうか。
    2012年10月11日 22:07
  • 長さん

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    歴史ある港町で最新の作品が人気というのは面白いですね。時間があれば、素晴らしいという夕日を見てみたかったです。
    2012年10月11日 22:08
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    海が静かで環境が良いとなれば、大昔の人も好んで住み着いたんでしょうね。
    このおじいちゃん、さんざ苦労してきたのか、今は潮風に当たってのんびりしているようでした。
    海から上がってきた女性、ナイスボディですね。
    2012年10月11日 22:11
  • eko

    岸壁に座り、きれいなアドリア海を望みながら、シーオルガンの奏でる自然の音楽を聴く、なんて素敵なんでしょう。どんな音色でしたか?
    2012年10月11日 22:35
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    シーオルガンの音、何と表現したら良いのでしょうか。低い音色で、とても癒やされる不思議な音でした。
    2012年10月11日 23:16
  • ケン坊

    おはようございます。
    ナイスバディの女性を見てたらコメント忘れそうでした>笑<
    ”太陽への挨拶”も夜に見てみたいですね。それとシーオルガンの奏でる音も聞いて見たいです。海の音が聞こえるなんて、きっと静かなる海岸なんでしょうね。
    2012年10月12日 05:38
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    この女性、ナイスバディですね。ちょうど胸の位置を直してるところでした。
    ここで泊まってシーオルガンの音を聞きながら夕焼けを見たら最高でしょうね。
    2012年10月12日 08:03
  • 寿々木

    素晴らしい風景です。
    船が通るところで泳ぐのですか、海水浴ではありませんね。流れもあるでしょうからよほど泳ぎに自信が無いと出来ません。
    2012年10月12日 08:43
  • 信徳

    綺麗な海ですね。工業などは無いのでしょうか?海岸には工場など見えません。
    2012年10月12日 09:09
  • 無門

    こんにちは

    歴史は海から始まったのでしょうね
    海と市街が一体となって
    ずっと昔から人々の営みが
    2012年10月12日 09:17
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    海水浴場という雰囲気ではありませんが、岸壁にちゃんと手すりもあります。泳いでいたのはこの美しい御嬢さんだけでした。内海ですから流れはきつくないようです。
    2012年10月12日 09:22
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    このあたりの港や海岸では大きな工場を見ませんでしたが、どこかにはあるのでしょう。造船所も必要ですものね。
    2012年10月12日 09:24
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    昔から、交易と漁労で栄えた町ですが、立地条件が良いだけに、外国勢力からの侵略もたびたびだったようです。
    2012年10月12日 09:29
  • あいべん

    残された古い建物は歴史を感じさせますね。
    島国の日本とは違い陸続きの国は争いの歴史が
    色々有りますが木と紙の家と称された日本の建物
    と違い石の建物は古くとも当時を偲ばす歴史財産
    ですね。
    2012年10月12日 11:58
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    古代ローマ時代の遺跡が残っているのですから、凄いです。日本ではとうに朽ち果ててしまっている時代のものです。石だから、壊れても再利用(壊して再利用)できますね。
    2012年10月12日 15:58
  • korochan

    円形の聖ドナト教会界隈、なつかし~い景色です。
    随分きれいな街になりましたね。昔はひなびた保養地といったところでしたが~…。
    アドリア海の水の色は岸壁ぎりぎりの所までブルーがとても美しかったことを強烈に覚えています。海の色は今でも美しいままのようですね。
    2012年10月14日 07:20
  • 長さん

    korochanさん、コメントありがとうございます。
    クロアチアに行ったことがおありなんですか。ここがひなびた保養地だったんですか。海は急に深くなっているようですね。
    2012年10月14日 08:03

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