ザグレブのアッパータウン(旧市街)を観光しています。
東側の丘・カプトル地区にあるドラツ青果市場を後にし、西側の丘・ゴルニィ・グラード地区へ向かいます。
下の写真、中央の薄いピンクの建物と左手前の黄色い建物の間の短い道路は血の橋と呼ばれます。中世時代、このあたりに小川が流れており、その東西の地区間は経済的な理由から争いが絶えず、小川にかかる橋で流血騒ぎがあったからだという。
丘を登るラディチェヴァ通りは急な坂道。19世紀、この道は町の商業の中心地で、クロアチアで最初の銀行があったという。
坂道の途中にある土産物屋と美人のお嬢さん(左下)。ネクタイ屋で品定めをする康幸さん(妻撮影)。クロアチアはネクタイ発祥の地とされ、その起源は17世紀に遡るそうです。
やがて、龍を退治したという聖ユラユの騎馬像が見えてきます。近くで見つけた赤い実はヒメリンゴか。
ここで方向を転換して更に緩やかな坂を登ると、石の門に至ります。中世、ゴルニィ・グラード地区は城壁に囲まれ、石の門は当時の数少ない出入り口の一つでした。
石の門を入って左手に聖母マリアの肖像が収められた礼拝堂があります(写真左下、妻撮影)。城門が1731年の大火で焼け落ちたときも、この聖母像だけは無傷だったと言います。右下は石の門の出口。
1911年に作られた「釣り人」という名の旧市街で最初の噴水と、聖カタリーナ教会。銅像の右上に見える街灯はガス灯のようです。
次は、美しい屋根で有名な聖マルコ教会をめざします。
(つづく)
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今回のおまけ(日本です)
9月22日、白金台を散策。緑の木立の中に古めかしい建物がありました。
ここは東京大学医科学研究所で、その1号館です。昭和12年(1937年)の建築で、いまだに現役の病院として使われているようですが、ヨーロッパの重厚な建物を見た後だと、何となくみすぼらしく感じてしまいます。
この記事へのコメント
hanasaku
今日初めて雲を見ました。
飛行機雲も・・・美しい空です。
本当に美人!脚が長い~
ネクタイ発祥の地なんですか!
何でネクタイするんでしょうね?
暑い時大変だと思うのに、汗も拭けないし。
噴水が蛇の口です!蛇釣れちゃったなんて悔しくて首絞めてるのかも・・・
おまけの建物確かに比べてしまうとみすぼらしいです。
でも現役の病院とはびっくりしました。
なおさん
ネクタイ発祥の地ですか。ヨーロッパの方ですと日本などアジアの蒸し暑い夏などとは違うのでしょうから、首をしめる飾りなども生まれたのでしょうね。
そうですねえ。壮麗かつ重厚な建築物に見慣れると、日本の建物は安普請??のような感じに見えてしまうのは仕方ないですかねえ。
ポン太
平和そうに見えるのに、血の橋とよばれるような歴史があったのですね。
ネクタイって考えたことなかったけれど17世紀のこの地にさかのぼるのですね。
どの建物も重厚で美しいですね。
天下の東京大学だけれど、、、。
行き当たりばったり
観光も大切な収入源ですね。
eko
ネクタイ発祥の地、これは職業柄聞いて知っております。
ヨーロッパは気候が乾燥しているようでいいでしょうが、日本の湿気が多い夏の気候には向きませんね。最近はクールビズで男性も楽になりました。
東京大学の建物、クロアチアのりっぱな建築物を見た後では、確かに貧弱に見えます。
長さん
この日は少し雲が出ていましたが、快晴の範疇です。
この学生らしき女性、もう少し引きつけてからとれば良かったんですが…。
40年間ネクタイをしていましたが、そのために暑いと思ったことはなかったです。
この噴水、釣り人という題なのに、何故蛇なんですかねー。
shuuter
坂道のところは下の道 石畳みですかね。
自動車が無く ゆっくり歩む人 日本にはない風景ですね。
長さん
隣町同士で仲が悪い例、日本にもありそうですね。
ネクタイの発祥は、古くはローマ時代とする切など、諸説あるらしいです。クロアチアは出征する兵士が妻や恋人から贈られたスカーフを首に巻いたのが起源だとか。
東大病院、まだ現役なのでけなしちゃ悪かったですね(笑)。
長さん
喧嘩や戦争で流血騒ぎはいつの世にもあるようです。
ネクタイ、40年も使っていましたか、発症のことなんか考えたこともありませんでした。
歴史ある建造物と昭和初期の日本の建物と比べてはいけませんね。
長さん
石積みの家は木と違って長持ちしますから、歴史を重ねた建物が残っているのでしょうね。
今はやっとチェコスロバキアから独立して安定し始めた国ですから、内輪の争い所ではなかったのでしょう。
長さん
ネクタイ発祥の地、ご存じでしたか。40年、ネクタイをしてきましたから、慣れてしまっていて、定年後はなんか落ち着かないような感じがしたものです。
東大病院の建物だって結構大きいのですが、デザインの問題ですかねー。
長さん
旧市街は道路が狭いですから、自動車がすれ違え真名異様なところもありますが、全部が通行禁止ではないようです。
2枚目は古くからつづく石畳ですね。この写真には時速30Km制限の表示板が出ていますよ。
あいべん
長さんが意識して人を入れていないのか何だか
人の少なさがとても印象的ですね。
旧市街地なので生活感がないのか静かな町を
なぜか感じます。
ケン坊
クロアチアがネクタイの発祥の地とは知りませんでした。ケン坊は暑くも寒くもネクタイは(職場)欠かせません。
もちろんクールビズで他の人はネクタイは外してますが、ケン坊はネクタイすることで心身ともに”仕事モード”になるので...古い人間ですね>笑<
建物は定期的に手入れ(塗り直し等)をしているんでしょうか?
火龍果
>クロアチアはネクタイ発祥の地とされ
そうなんですか・・・
素朴な質問なのですが・・
そもそもネクタイをすると言う
発想が何故この地で起きたのでしょうかね?
クロアチアらしい柄粋とかあるんでしょうかね?
無門
民族が交流衝突を繰り返す
地球規模で見れば
人間も単なる動物の一種だね
民族の交差点には
美女が多いと言いますが
長さん
人通りは少ないです。平日の9時半頃で、通勤時間はとっくに過ぎた時間帯です。日本の住宅地でもこんなものじゃないですか。
長さん
私もずっとネクタイ派でした。締めていないと落ち着かないような気分はありましたね。
石組みの建物は石の色そのものですが、モルタル(漆喰?)が塗られた建物はペイントされているようです。
寿々木
長さん
先のレスにも書きましたが、クロアチアから出征する兵士が妻や恋人から贈られたスカーフを首に巻いたのが起源だということですから、今のような細いものではなかったようです。
柄は、国旗の中央にある、赤と白の市松模様が人気だとか。
長さん
村同士でいさかいがあったのは、日本でも同じようですね。
俗にハーフは美人が多いと言いますが、歴史的にも実証されているんですね。
長さん
ネクタイは、フランスのルイ13世に雇われたクロアチアの兵士が恋人に安全祈願でもらったスカーフを巻いていた姿を、フランスの女性がかっこい良いと思ったのが起源らしいです。
夕顔とひまわり
いいですね~。
夏は、クロアチアに行かれたんですね~。
血の橋…悲惨な歴史があったんですね~。生々しい名前がついちゃいましたね~。
ネクタイの発祥地でしたか~。旦那と、息子に自慢しちゃおうっと!(笑い)
知ってた~なんて、言うかな~。
上町、下町って、かなり違うんでしょうね~。
nobara
映画などでしか見たことないです。
へ~@@ ネクタイの発祥の地ですか?
どの角度から見ても珍しく興味津々です。
長さん
クロアチア、とても良いところでしたよ。最近人気急上昇の理由が分ります。
ネクタイ発祥の地、あまり知られていないでしょう。自慢しても大丈夫ですよ(笑)。
アッパータウンは外敵から防御しやすい丘の上に発展したんです。それに対してダウンタウンは新市街です。
長さん
ここも古くは城塞都市だったのですが、ここ以外の門は壊されました。やはり、交通の邪魔ですからね。
ネクタイ発祥の地とは、ガイドブックを見るまで知りませんでした。