アソオカタラコウ、スカシユリ、オオムラサキシキブ

梅雨の合間のつくば植物園(5)
 6月29日につくば植物園で見た花を紹介しています。
 アソオタカラコウ(阿蘇雄宝香)がありました。キク科メタカラコウ属の多年草で、阿蘇に分布するオタカラコウの変種とされています。絶滅危惧種です。
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 草丈は1~2m、大きな葉には光沢があります。
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 昨年、nobaraさんが本場のアソオタカラコウを投稿されていました(こちらをクリック)。

 こちらがオタカラコウです。
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 スカシユリ(透百合)。ユリ科ユリ属の多年草。紀伊半島以北の太平洋岸、新潟県以北の日本海側に分布する。名前は、花弁の付け根に隙間があり、透けて見えることに由来。
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 オオムラサキシキブ(大紫式部、クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木)。ムラサキシキブの海岸性の変種ですが、日本では山林にも自生しているそうです。葉や実が大ぶりとのことです。
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 こちらは、基本種の方のムラサキシキブです。
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 (つづく)

この記事へのコメント

  • なおさん

    オタカラコウやメタカラコウは、山で自生のものを見たことがありますが、阿蘇の草原には行ったことがありませんので、こうして居ながらにして見せていただけるとはありがたいです。

     スカシユリも園芸化がすすんでさまざまなものが作られていますが、原種の海岸近くに生えるものはいいですね。僕はこちらも自生のものを見たことがないので、エゾスカシユリやらミヤマスカシユリともども見たいものです。

     オオムラサキシキブも花が大きめで良いですね。
    2012年07月07日 05:49
  • 火龍果

    おはようございます。
    今年は雨の七夕さまとなりましたね。
    七夕の時期に併せるかのように
    スカシユリの姿が市内で多く見受けられる
    感じがしますが・・よいタイミングですね!
    2012年07月07日 07:14
  • 無門

    こんにちは

    オタカラコウはその名の通り
    香りがあるのかな
    ムラサキシキブの花は
    気が付かないと通り過ぎるけど
    実がなると立ち止まります
    2012年07月07日 07:24
  • eko

    アソタカラコウ、珍しい花を見せていただきました。オタカラコウより花びらが細くて長いように見えますが。
    スカシユリ、園芸品種はいろいろ植えられて楽しませてもらっていますが、原種の百合も野性味があり、ステキです。実際に見てみたいです。
    オオムラサキシキブ、大き目の花と実、こちらもいいですね。
    2012年07月07日 07:28
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    原種の植物は自生地に行って観察するのが一番ですが、暇とお金がなければそういうわけにはいきませんね。植物園はその点、いろいろ一度に見ることができるのでいいですね。
    オオムラサキシキブは花付きも良いようです。
    2012年07月07日 08:00
  • 長さん

    火龍果さん、コメントありがとうございます。
    今日は七夕ですが、関東では雨ですから、星を見るわけにはいきませんね。もし見ることが出来たら‘タナボタ’だ、なんて某局の天気予報士が駄洒落を飛ばしていました。
    2012年07月07日 08:03
  • 寿々木

    オタカラコウ、メタカラコウなど夏の花ですね。阿蘇オタカラコウは花色が少し違いますね。オオムラサキシキブですか、花だけみると違いが分かりませんね。
    2012年07月07日 08:06
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    オタカラコウの名の由来は、その根が防虫剤にされる竜悩香の匂いに似ているからとのことです。
    ムラサキシキブは秋の実の色を楽しむものでしょうね。
    2012年07月07日 08:11
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    このオタカラコウは花弁がカールしてしまっているので、短いように見えますね。
    このスカシユリ、名札がなかったので、原種のものかどうかはっきりしないのです。
    花の時期のオオムラサキシキブ、単独で見たら、ムラサキシキブと見分けができないかもしれません。実は大きめですが、色がいまいちだとか。
    2012年07月07日 08:16
  • 信徳

    アソタカラコウは初めて見る植物です。見ているのかも知れませんが頭の中には入っていません。植物の世界は国内だけでも広いですね。
    2012年07月07日 08:18
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    アソタカラコウはオタカラコウより色が濃い感じがしますが、日の当たり具合とか撮影時刻とか、撮影条件が違うので、はっきりしたことは分かりません。
    オオムラサキシキブ、実の時期でなければ見分けは難しいと思います。
    2012年07月07日 08:20
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    アソタカラコウは阿蘇の草原だけに自生する変種なのでカントウで見るのは無理でしょうね。
    アソタカラコウにしろ、オオムラサキシキブにしろ、狭い日本の中で地域変種が見られるのは面白いですね。
    2012年07月07日 08:47
  • nobara

    アソオタカラコウがそちらでも見られるのですね? TBもして下さりありがとうございます。見ていただく画像にしてはじゃっきりしなくてごめんなさいねー<(_ _)>
    タイトルがアソカタラコウ?ってなってるので
    なんだろうと思っていました((((^Q^)/
    長さんにしては超-珍しいタイプミス?でしょうか。
    スカシユリ渋い色合いで雰囲気いいですね~
    テッポウユリとスカシユリの交配なども出ていて・・
    ユリの世界も侮れません。
    この頃毎週、オリエンタル系の白ゆりを買ってきて楽しんでします。この場合、癒し系のお薬として計上しようか?項目に悩んでいます (^o^)丿
    ムラサキシキブもこうやって見るとコアジサイみたいに見えなくもないですね~
    2012年07月07日 13:34
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    アソオタカラコウ(阿蘇雄宝香)が正解ですね。アソタカラコウと打って、検索したようです。600件以上もヒットしましたから、間違う人が多いのでしょうね。
    スカシユリにノシメトンボが止まって、ちょっと絵になるかなと思いました。ユリはつぼみで買ってきてもきちんと開花してくれるから良いですよね。
    オオムラサキシキブは花付きが良いようです。コアジサイみたいな雰囲気もありますね。
    2012年07月07日 13:45
  • shuuter

    オカタラコウ まだ見たことないです。

    アソオタカラソウは絶滅危惧種ですか、草丈1〜2m キク科の植物としては大きいですね。
    珍しい花見せて頂きました。
    2012年07月07日 16:07
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    アソオタカラコウは阿蘇まで行かないと無理ですが、オタカラコウの方は「山地や深山の沢沿い、湿った草地、湿原に自生する」そうですから、見つかるかも知れません。両者ともに1~2mになるとう大型のものです。
    2012年07月07日 18:23
  • hanasaku

    こんばんは
    アソオタカラソウって不思議なお花なんですね。それに背丈も高い!丈夫そうなのに絶滅危惧種なんて。生きてく場所が少なくなっているのですね。
    スカシユリにトンボがとまってる!蕾の先滑りそうなのに一生懸命ですね。
    オオムラサキシキブは驚きました!お花がこぼれそうになってますね。大小があるの初めて知りました。
    2012年07月07日 19:11
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    アソオタカラコウのように地域変種は生育環境が少しでも変わると対応が出来ないということもあるのでしょうね。
    スカシユリに止まったノシメトンボに気付いていただけましたか。嬉しいな。
    オオムラサキシキブも変種ですね。花が多くとも、実の色が芳しくないのだそうです。
    2012年07月07日 21:41

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