つくば植物園で見た水辺の花を紹介しています。
ミズキンバイ(水金梅)です。アカバナ科チョウジタデ属の抽水性多年草。千葉県、神奈川県、高知県、宮崎県で生育が確認されている絶滅危惧種(VU)。中国から有史以前に帰化したと考えられている。
これも絶滅危惧種(NT)のイトキンポウゲ(糸金鳳花)です。キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、ウマノアシガタの仲間です。名のように葉が細く、茎と見分けがつかないくらいです。
アスチルベも湿り気のある土を好み、水辺の植物と言って良いでしょう。ユキノシタ科アスチルベ属の多年草。花期が短いのが難点。
6月29日撮影。
(つづく ・・・ 次回から温室の花を紹介します)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
近所の花
宿根フロックス(ハナシノブ科フロックス属)
白とピンクのツートンの花で、ねじりん棒みたいなつぼみも可愛い。
白い宿根フロックス。左後ろはカサブランカ。
カサブランカ(ユリ科)とルドベキア(キク科)
この記事へのコメント
なおさん
イトキンポウゲも繊細で可愛らしい花ですよね。
明日散るべえ、というようには見えない花盛りのアスチルベも人気の宿根草ですよね。オイランソウも涼しげですし、カサブランカも清楚な大輪の花で良いものですよね。
ケン坊
最近、絶滅危惧種という言葉を多く耳にします。基準は判りませんが...
アスチルベは、花の勢いから花期は長いように思えますが短いとのこと、見た目だけじゃ判らないですね。
カサブランカは見るからに豪華ですね。部屋に切花として2本戴きましたが香りが充満してます>笑<
信徳
無門
有史以前に帰化ですか
面白いですね
帰化に基準はどこにあるのかな
ひょっとしたら
動植物すべて
日本に帰化したのかもしれないね
寿々木
長さん
ミズキンバイは有史以前に日本に広まり、その痕跡が4県に残っているのではないでしょうか。
イトキンポウゲの可愛さに比べ、ここのアスチルベはとても大きくなっていました。
長さん
植物園だけに、絶滅危惧種の展示は多いです。
このアスチルベ、草丈も高いし、花も多いですね。我が家のものは1週間くらいしかもちません。
ユリは香りが強いので、病人がいる家は飾るなと言われていますね。
長さん
ユリが花盛りの季節ですね。群馬ではまだアスチルベが咲いていますか。
カキノキにイラガが発生しますか。毎年消毒されるんですか?
長さん
ミズキンバイは分布の中心が中国にあるので、稲作文化が伝来したころ伝わったのではないかと考えられているそうです。狭い日本ですから、私たちのルーツも帰化人なんでしょうね。
長さん
ミズキンバイはミツバツチグリなんかに似ていると思いませんか。
火龍果
絶滅危惧種が増える一方でバイオ技術の
進歩で新しい品種が登場してくる、この
バランスの有り様は自然にとって、人間にとって
はたしてどのような意味をもつのでしょうか?
nobara
宿根フロックスのその色合い、かわいらしいですね。
あいべん
もてますが水辺の植物は何だか専門的
過ぎて難しい?勿論名前が(笑)
長さん
絶滅危惧とバイオで新種ですか。比較するには次元が違うように思います。片や人間や自然による環境の変化、片や美しい新種を作って利益を得ようとする企業。絶滅危惧種を守ることは人類の責任でしょうね。
長さん
ミズキンバイはミツバツチグリみたいな花ですね。
イトキンポウゲは地球が冷寒期だった頃の遺存種と推測されているそうなので、葉が細いのもその名残なのでしょう。
長さん
ミズキンバイやイトキンポウゲ、馴染みがないですね。普通に生活していたら、絶対に出会いません(笑)。
その点、ユリやオイランソウ(宿根フロックス)は近くでも出会えますから、親しみが持てますね。
shuuter
イトキンポウゲも少ないのですね。
沼地が少なく湿地を好む植物が少なくなりつつありますね。植物園でしか見られないのはさびしい限りです。
長さん
水辺の植物は環境破壊に伴って、次第に少なくなるようですね。残念なことです。
hanasaku
イトキンポウゲに魅了されています!
か細いし小さな花なのに華麗に咲いています。
宿根フロックスの蕾が可愛いです。
しましまを開いたらこんなお花ですって言っているみたい。
カサブランカの香りに包まれたのではないでしょうか?
長さん
イトキンポウゲ、可愛いでしょう。小さい花ですが、しっかり自己主張しています。
宿根フロックスは、花色が色々ありますね。白も良いですが、ピンクも素敵です。
カサブランカは柵から距離があり、しかも、花は終盤のようで、香りは漂ってきませんでした。