ツノゲシ、原種系ジギタリス、サントリナ

梅雨の合間のつくば植物園(10)
 6月29日に見たつくば植物園の花を紹介しています。
 ツノゲシ(角芥子、ケシ科ツノゲシ属の越年草)。南ヨーロッパの沿岸地域に分布。全草にアルカロイドを含む有毒植物だが、種は無毒で食用になる。
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 名の由来は、種が牛の角のように尖るから。花の周りに細長い蒴果が見える。
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 アルゲモネ・グランディフローラ(ケシ科アザミゲシ属の多年草もしくは1年草)。原産はメキシコなど。
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 ジギタリス・ラエビガータ(ゴマノハグサ科キツネノテブクロ属の二年草)。名札がないので名前が分らず、お尋ねサイトで教えてもらいました。矮性の原種系ジギタリスらしい。1枚目の背後に写っているのは前出のツノゲシ。
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 ワタスギギク(綿杉菊、キク科ワタスギギク属の常緑小低木)。原産は南フランスや地中海沿岸。ポプリや防虫剤に利用される。別名コットンラベンダー、サントリナグレー、サントリナ・カマエキパリッスス。
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 グリーン・サントリナ(キク科ワタスギギク属の常緑小低木)。上のワタスギギクとは葉の色が異なる。
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 (つづく)

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 我が家のウッドデッキで咲いているストケシアです。キク科ストケシア属(ルリギク属)の多年草。北アメリカ原産。別名ルリギク(瑠璃菊)、エドムラサキ(江戸紫)。
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この記事へのコメント

  • 行き当たりばったり

    今晩は。どれもこれも素晴らしい写真です。
    ジギタリスの原種ですか?カラシ色で、趣があります。
    日本語で何とつけましょう?発想力がほしいですね。
    ストケシアの色も涼しげです。
    2012年07月11日 23:48
  • なおさん

    今日のはいかにも植物園でないと見られないような品ぞろえですねえ。ツノゲシやら原種のジギタリスは見たことないです。いろいろ珍しいものが見られて良いですね。

     ストケシアの花も沢山咲いてくるといいものです。爽やかですよね。
    2012年07月12日 05:26
  • 火龍菓

    おはようございます。とても風の強い朝です。
    ワタスギクがとても可愛いですね。
    花を思わずむしり、つみたい衝動にかられますが・・・
    コットンラベンダー成程です!
    2012年07月12日 06:04
  • ケン坊

    おはようございます。
    ケシは有毒だと知ってましたが、実は美味しいと言われ食べたことがありましたが、別の種類だと思ってました。
    でも同じケシでも実だけ無害なんですね。何か怖い気がしますが...(臆病のケン坊です)。
    ストケシアが家に咲いていたんですね。失礼しました。
    2012年07月12日 06:40
  • 信徳

    全草有毒で種は食べられます・・・と言われても怖くて食べられません。「種を食べれば長寿になります」と言われれば考えます。ジキタリスの原種、姿形はそっくりですが色はジキタリスとは程遠いですね。
    2012年07月12日 06:45
  • 寿々木

    お宅のストケシアですか、まとまりよく咲いていますね。黄色いジギタリスは珍しいです。
    ジギタリスは、ジギトキシンを含み強心剤として現在も注射薬で使われています。
    2012年07月12日 07:22
  • 無門

    長さん こんにちは

    ジギタリス・ラエビガータ
    原種の方が忘れされれて
    しまうんですね
    下あごが長いけど
    これはこれで面白いですね
    2012年07月12日 07:30
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    ジギタリスには英名を直訳したキツネノテブクロ(狐の手袋)という和名がありますが、今一つしっくりきませんね。何か別の名前が欲しいです。
    2012年07月12日 07:31
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    今回紹介した花は、私も全て初めて見た花でした。
    種だけには毒が含まれないというのが、自然の不思議ですね。
    ストケシア、初めて一株買ってきました。あと2つは咲きそうです。
    2012年07月12日 07:36
  • 長さん

    火龍果さん、コメントありがとうございます。
    ワタスギギク、面白いですね。花を束ねて黄色ブーケを作りましょうか。花をセロファンで包んだら、キャンデーに見えるかな。
    2012年07月12日 07:41
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    芥子の種子は麻薬に使用するものもあるので、すべてが無毒というわけではなさそうです。全く無毒のヒナゲシなっているのもありますね。
    2012年07月12日 07:46
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    芥子は種は麻薬になる種類があったり、無毒で油を食用にする種類があったりですが、昔の人はどうしてそれを知ることができたのでしょうね。
    そういえば、からし色のジギタリスは見たことがありませんね。
    2012年07月12日 07:52
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    先日、寿々木さんが、花弁が歯抜けのようだと形容されたストケシアです(笑)。
    ジギタリスは薬用植物でもあるのですね。
    2012年07月12日 07:56
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    原種系のジギタリス、下あごが長く、これはこれで面白いと思うのですが、花色がいまいちですね。品種改良や交配で原種が忘れ去られてしまう植物も多そうですね。
    2012年07月12日 07:59
  • nobara

    お初のお花を見させていただきましたぁ~
    やっぱり植物園ですね~
    一ひねりも二ひねりもある感じ (^o^)丿
    サントリナはかわいいポンポンみたいな
    おはなだな~といつも思っていました。
    白いのは初めてかも~です。
    2012年07月12日 09:01
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    私は全部初めて見るものでしたが、流石nobaraさん、サントリナをご存じでしたね。意地汚いせいか、ポンポンじゃなくて、棒付きキャンディーを連想してしまいましたよ(笑)。
    2012年07月12日 10:36
  • shuuter

    ワタスギギク どこかの植物園で見たように思うのですが、綿杉菊ですね。
    憶えておきます。

    庭のストケシア 終わってしまいました。
    2012年07月12日 11:09
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ワタスギギク、特徴のある花ですね。また再開できると良いですね。
    お宅のストケシアは花が終わりましたか。耐寒性も高く、丈夫らしいので、毎年楽しめますね。
    2012年07月12日 12:13
  • Tatehiko

    ストケシア・・・私の聞き覚えていた花の名前が出てきました。
    シベでしょうか、複雑に花弁に守られるように総立ちしている姿は、無地調の背景の中に浮き立たせてみたい花なんですが、そういう風景の中にはなかなか咲いていないのですよね。
    そろそろ植物園にも足を向ける余裕を膨らませたいと思います。
    2012年07月12日 18:36
  • hanasaku

    こんばんは
    ストケシアが美しく咲いているのですね!
    ご近所のストケシアは他の葉がじゃまして撮れませんでした。
    ワタスギギクに釘付けになってます。
    丸くてふわふわしてそうで可愛いです。
    2012年07月12日 18:58
  • 長さん

    Tatehikoさん、コメントありがとうございます。
    ストケシアは不揃いな舌状花と長いしべを持つ筒状花でできています。比較的ゴージャスに見えますね。ダークなバックで横顔を撮ってみるのも良いでしょうね。
    府立植物園も楽しいところでしょうね。
    2012年07月12日 21:33
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    ストケシアは魅力的な花でしょう。他の葉が邪魔して撮れないなんて、お気の毒様。
    ワタスギギク、黄色いボンボンがいくつも揺れていましたよ。
    2012年07月12日 21:42

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