梅雨の合間のつくば植物園(8)
6月29日に見たつくば植物園の花を紹介しています。
コマツナギです。皆さんのブログで見たことはあるのですが、実物には初めて出会いました。
駒繋ぎ、マメ科コマツナギ属の落葉小低木。樹高はせいぜい1m。茎が丈夫で馬を繋いでおいても丈夫であることによる名付けだそうですが、馬が好んで食べるので、 .どこかに行かないからと言う説もあるそうです。
タケニグサ(竹似草、竹煮草、ケシ科タケニグサ属の多年草)。名の由来は、茎が中空で竹に似るとの説と、竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなるからとの説があります。別名チャンバギク(占城菊)、ウジゴロシ。
草なのに大きくなる(写真のものは花序の先端まで2m以上)のは、木なのに小さいコマツナギと反対ですね。子供の頃、この茎から出る黄色い乳液を脚に塗り、かけっこが早くなるとか言って遊んだ記憶があります。
写真はつぼみです。
ハエドクソウ(蠅毒草、クマツヅラ科ハエドクソウ属の多年草、一属一種)。ハエドクソウ科とする分類もある。有毒植物で、分泌液がはえ取り紙や蛆殺しに使われた。二つずつ対になった蒴果も写っています。
下の写真は、hanasakuさんのブログ(こちら)のお陰でハエドクソウと判明しました。
ヒョウタンボクに実が出来ていました。瓢箪木、スイカズラ科スイカズラ属。
花は二つ並んで咲きます(右、今年5月5日撮影)。
名の由来は、二つの実が成長過程で合着し、ひょうたん型になる事による。実は猛毒だそうです。
ドクウツギの実です。毒空木、ドクウツギ科ドクウツギ属の落葉低木。トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされています。
(つづく)
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この記事へのコメント
なおさん
タケニグサも今花盛りですね。茎の汁を赤チン・ヨーチンなどと言って塗ったことがありますが、毒なのですよね。知らないとはいえ、アブナイことをしたものです。
花はよく見ると線香花火のような繊細なものですね。
ハエドクソウも地味なものですが、雑木林でよく見かけます。ハエ取り紙に利用できる、というのはどうやって気がついたのか、興味深いですよね。
ヒョウタンボクやドクウツギも実が目立ちますし、見た目は美味しそうに見えるのでキケンですよねえ。とくにドクウツギは猛毒で、イチロベゴロシなどという方言もありますように、見るだけにしておくのが無難ですよね。
火龍果
タケニグサについての遊び初めてしりました。
驚き!です。浅草行断念だそうですが、
25・26日は神楽坂でほおずき市をやって
いますよ~
無門
それぞれ
自己主張の強い草花
タケニグサを初めて見たときは
驚きました
2m以上
いや2.5mを超えていた
大井川上流でした
それ以来印象に残っていますが
最近平地でも見られ
驚いています
同じ場所には翌年生えないそうですね
寿々木
駒ヶ根高原の「二人靜」の庭にも生えているかも・・
信徳
eko
タケニグサ、かけっこが速くなるという話があったんですか、初耳です。
ハエドクソウ、小さくて可憐な花ですね。見逃してしまいそう。
ヒョウタンボクにドクウツギの実、赤くて美味しそうに見えます。赤色は危険ですよ~。
長さん
今回は、コマツナギ以外は‘毒’つながりです。
コマツナギの枝を折ってみたいですが、植物園内ではできない相談です。
なおさんもタケニグサの乳液を塗って遊びましたか。花にはちょっと早かったようです。
長さん
タケニグサを使った遊び、若い人は知らないでしょうね。終戦後で遊び道具の少なかった頃ですからねー。
神楽坂でもほうずき市が開かれますか。
長さん
タケニグサは同じ場所には翌年生えないのですか。それは知りませんでしたが、昔は空き地によく生えていたものです。
長さん
タケニグサは荒れ地や川の土手なんかにも生えていましたね。「二人静」にもあるかどうか探してみましょう。
長さん
タケニグサの乳液を塗って遊んだんですね。たまにやる遊びですからよかったですが、しょっちゅうやっていたら中毒になっていたかもですね。
長さん
昔は無知ですから、毒草とも知らず、危険な遊びをしたものです。
ハエドクソウ、花はとても小さいですが、長い花穂と蒴果の形を知っていると見分けられそうです。
ドクウツギの立札には猛毒だから注意の立札が添えられていました。
nobara
ハギの仲間でも飛びぬけてきれいだと思います。
なんせ~姿がいいですね~
里山への道路脇など・・楚々と咲いてるのがね~
ドクウツギは富士山麓で見たことがありますが
おどろおどろしいですね~
目を惹く色にはご用心ですね(*^-゚)⌒☆
ハエドクソウやミズタマソウは見つけると
素通りできません。何どもチャレンジします(撮)
花咲か爺
hanasaku
ヒョウタンボク!ご近所の家で今憐れな姿で咲いています。
こんな実になるのですね!見張っていなくっちゃ(笑)
ドクウツギの実も毒なのですか!
この実つい食べてしまいそうな・・・
コマツナギ探してみます!
shuuter
ドクウツギ なるものがあるのですか、見てみたいです。
長さん
コマツナギは垂直に立った花穂の感じが良いですね。もう少し大きな花では、と思っていましたが・・・。
ドクウツギは、多少透明感のあるヒョウタンボクと比べると不気味さはありますね。
ハエドクソウの左側の写真を撮ることには疲れていて、アップは失敗でしたが、それ以前に撮った写真があったので良かったです。
長さん
コマツナギ、遠目に見ると萩が咲いているかと勘違いしそうですね。
ヒョウタンボクは対で花が咲き、対で実がなるのは分りますが、それが合着するというのが面白いです。
長さん
ヒョウタンボクの花がまだ咲いているところがありますか。1、2ヶ月後が楽しみですね。
ヒョウタンボクもドクウツギも、綺麗な実には毒があるんですね。
長さん
タケニグサの写真をお撮りになりましたか。ひとつひとつが線香花火のような花になるそうですから、数日後にいってみては如何でしょうか。
ドクウツギは日本全国でみられるそうです。対生する葉に特徴があるようです。
ケン坊
一見、スイカズラの花とばかり思っちゃいました。
良く見れば確かに葉が違うような 花が違うような?
コマツナギ...以前、鬼怒川河川敷で見かけましたが、最近、河川敷から遠ざかってます...
というかタイミングが悪く、草刈り機で処分した後が多くネタにすることが出来ず>笑<
長さん
ヒョウタンボクは面白いですね。合着した実ができることで、その名前を実感します。
コマツナギ、昔はあちこちで普通にみられたのだそうですね。