国営武蔵丘陵森林公園にて(10)
ボーダー花壇で見た花たちです。今回は地味な花と派手な花をご紹介します。
地味な花は、ヤナギバチョウジソウ(柳葉丁字草、キョウチクトウ科チョウジソウ属の耐寒性多年草)です。
原産は北アメリカ。全草にアルカロイドが含まれていて有毒だそうで、「食べるな」と学名(アムソニア・タベルナエモンタナ)の中にも書いてあります(笑)。
左は、密集した株立ちの様子です。クリックしていただくと、花が確認できると思います。
右は、3年前の4月24日に目黒の自然教育園で撮ったチョウジソウですが、これと比べると、ヤナギバチョウジソウの方が、葉も花もほっそりしています。咲く時期もチョウジソウより遅いようです。
さて、派手な花の方ですが、ゲウム‘ブレイジングサンセット’と表示されていました。ゲウムはバラ科ダイコンソウ属の多年草で、いくつかの種間交雑によって、ヨーロッパで作出された園芸品種だそうです。写真のものは、その中で八重咲きの品種の一つのようです。
和名はベニバナダイコンソウ(紅花大根草)だそうです。信徳さん、ありがとうございます。
株立ちの姿も、葉の形も、とてもバラ科とは思えません。
5月28日撮影。
(つづく)
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この記事へのコメント
なおさん
Amsonia tabernaemontanaということで、花を見ればええもんだな、というのはなるほどですが、食べるな、とご丁寧に警告してくれているとは親切な??学名ですよねえ。面白いです。
うちには黄色い一重のダイコンソウがありますが、葉を見ても大根?とはなんだかピンときません。
この画像のは紅で八重で、株立ちで沢山咲くと見栄えがしますよね。
信徳
ekomountain
ゲウム、花はバラ科に見えますが、仰るとおり、姿形は見えませんね~。
両極端のお花が並んで、面白いです~。
木の実
食べるなといわれなくとも、あんまり食べたくなるような植物ではなさそうですが、花はとてもいいですね。地味ですが、存在感のある花ですね。
無門
丁字草というよりも
大字草に見えますね
葉っぱが大事そうに
花を隠しているようで
コスモス
ヤナギバチョウジソウは初めてですが、少しほっそりしていますね。いいタイミングで見られました。
寿々木
長さん
私もやけに花弁が細いチョウジソウだなと思いましたが、株に隠れるように名札が挿してありました。学名は偶然の一致でしょうが、面白いです。
ゲウムはダイコンソウとはかなりイメージが違いますね。赤くて八重だからでしょうね。
火龍果
僕にはヤナギバチョウジソウが
宇宙人よりの使者あるいは
進入者に見えるから面白いですねぇ~
雨の土曜日なごませて頂きました・・・
長さん
ゲウムの和名はベニバナダイコンソウでしたか。調査不足でした。ご教示、ありがとうございます。
長さん
学名に食べるなと…もちろん冗談ですがね。
ゲウムは華やかな花ですね。こんな花も花壇にあると楽しいですね。
長さん
ここのボーダー花壇には普段目にしないような花が並んでいました。
ヤナギバチョウジソウは、おっしゃるように、食べるなと言われても、食欲をそそる花ではありませんよね。
長さん
ヤナギバチョウジソウは細い5弁花ですから、上から見ると確かに大の字ですね、名の由来は、横から見た形が‘丁’の字に似ているからだそうです。
長さん
六甲高山植物園でチョウジソウをご覧になりましたか。ヤナギバと比較すると面白いですね。
長さん
ゲウムの花はダイコンソウに似ています。根の近くの葉が大根に似ているそうですね。
長さん
ははは、ヤナギバチョウジソウが宇宙人かインベーダーに見えましたか。それは面白い。
ケン坊
最後の写真は八重のポピーとダブってしまいました。
長さん
ヤナギバチョウジソウはか細いですが、花芯部に毛が生えていたりして、繊細な花ですね。
ゲウムの八重は確かに八重のシャーレポピーとイメージが似ていますね。
あいべん
でも殆どが初めて見る花ですが(笑)
地味ですが緑に冴える絵になる薄紫ですね。
赤色との対比が面白い表現ですね。
nobara
ヤナギバチョウジソウの違いに気づきませんでした。
本来のものも、やや柳葉?していますもんね~
個体差と片付けてしまいそうです((+_+))
ゲウムは華やかな花ですよね~
本来の山で見るダイコンソウだってきれいだなと思っていますのでこんな華やかなのは眩しいです。
長さんのお写真のせいか、魅力が惹き出されています
長さん
今回も初めて見る花だったでしょう。実は、私もそうなんですよ。
青く静的な色と赤く動的な色の対比にしてみましたよ。
長さん
ヤナギバチョウジソウ、いわれてみなければ分りませんね。
ゲウムは、これがダイコンソウと同じ仲間とは思えないほど派手な花でした。
shizuo
帰りのクルマを走らせてる時、ポツポツ雨が。
梅雨入りしましたね~。
ハハハハ~、ちゃんと「食べるな」って。
長さん、ホント!拡大したら花が。
アムソニア・タベルナエモンタナ
hanasaku
チョウジソウ大好きなお花です。ヤナギバチョウジソウって本当に色も形も同じなのに細~いですね。風が吹いたら撮れない!
ベニバナダイコンソウがバラ科ですか。
お花はバラに似てるけれど棘もないし葉はだいこんの方に似てますね。
淡い紫と紅色のコラボ素敵です。
長さん
お二人のお出かけは梅雨入り直前だったんですね。
「食べるな」なんて、偶然の一致で、面白いですね。
長さん
2種類のチョウジソウ、比べてみると違いが分りますね。写真では色が同じに見えますが、チョウジソウの方が少し濃いです。私の会社の後輩が今日、チョウジソウをアップしていますので、見てやってください。↓
http://cosmosgarden.at.webry.info/201206/article_4.html
野草のダイコンソウは黄色いんですが、これは真っ赤です。どうしてこんな色が出来ちゃったんでしょうね。
shuuter
地味な花のようですが、爽やかな花ですね。
一度見てみたいです。
長さん
チョウジソウをご覧になっていませんか。地味な花ですが不思議な魅力があります。
今、六甲高山植物園でチョウジソウが咲いているそうです。↑のレスに、私の後輩が見てきたものが投稿されています。
ぶたねこ
今盛んに家で咲いてますが、触るのも
怖くなりますね、根付きが良くて増えつつ有ります。
綺麗な物には毒が、、気を付けます。
前日の金杯そうも今真っ盛りに咲いてます。
何時も早速に気持ち玉有難うございます・
白い花って清々しく感じますね。
長さん
チョウジソウには、他のキョウチクトウ科の植物同様、全体にアルカロイドを含んでいるそうです。しかし、口に入れるのではなく、見たり触ったりの程度では問題は起きないでしょう。