石巻一泊旅行・・・その2 松島

 4月22日、石巻へ行く途中、日本三景の一つ・松島に立ち寄りました。
画像 右の写真は遊覧船乗り場前の広場にあった案内図ですが、3月11日の津波は上(南南東)の方から押し寄せました。松島湾には多くの島があり、これらの島が津波を和らげる働きをしたお陰で、松島町の被害は周辺から比べると、甚大と言うほどではなかったようです。

 まず、五大堂にお参りしました。右下は、参加した4名の記念写真です。自称篠山紀信氏が撮ってくれました。
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 幸いなことに、1,604年、伊達政宗の命によって建てられたという五大堂は津波の被害を受けませんでした。近くの土産物店のご主人に話を伺うと、松島町での死者はほとんどいなかったとのこと。それに比べ、津波の直撃を受けた東松島市(上の地図では左の方向)は死者が多く(1,000人以上)、火葬場の能力の関係で、200体以上が土葬されたとか。
 五大堂から見た松島湾です(3枚分のパノラマ写真)。
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 一年経った今、海に面した土産物店は、津波被害の痕跡を探すのは難しいほど復旧していましたが、130cmまで浸水したのです。ガラス戸に波の高さを示す張り紙がしてありました。
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 遊覧船乗り場前のレストハウスの掲示板にも、浸水した高さを示す張り紙がありました。
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 掲示板に貼られた、被災当時の写真(上段)と現在の写真(下段)です。
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 瑞巌寺は参道の終わり近くまで水が来たという表示板が立っていました。本堂などは津波の影響を受けなかったものの、地震による被害は出たそうです。
 次回は、東松島市経由で石巻に向かいます。
 (続く)

この記事へのコメント

  • ミキ

    石巻にはブログの友達がいます。
    震災後連絡が取れなくて地元のブログ仲間が
    探しました。でも家も流されず、元気でいる
    事が判りほっとしました。その後ブログも
    再開しています。
    五大堂に被害がなくてよかったですね、
    実際にその場所に立つことも大切ですね。
    2012年04月30日 00:05
  • なおさん

    松島に行きましたのは、大学生のときでしたので、もうだいぶ前ですが、多くの島が津波の威力を弱めるのに効果があったのですね。とはいえ、1メートル以上も波が押し寄せたとは大変なことですよね。
     実際にその場に行ってみると、新聞やTVでは判らなかったこともいろいろわかるでしょうから、大事なのでしょうね。
    2012年04月30日 06:11
  • ケン坊

    暫く松島から遠ざかってます。また船に乗って遊覧したいですね。小さな島々の景色を見ながら...
    被害が少なかったとのこと本当に良かったですね。TVの報道でまだまだボランティアは必要との話がありました。
    一方ではあれから一年経過し、これからは地元行政が中心になってとの声も無くは無いですが...
    残しておきたい場所の一つでも二つでも無事だったことに少しは救いなのかも知れません。
    2012年04月30日 07:35
  • 長さん

    ミキさん、コメントありがとうございます。
    私たちにとっては多額な義捐金を送りましたが、やはり現地の被災状況をこの目で知りたくて、遅ればせながら見てきました。
    2012年04月30日 07:54
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    松島の人たちは日本三景の島々に守られたのです。海岸付近は1m以上の津波が押し寄せましたが、内陸には200m弱しか進まなかったようで、これも島々のお蔭だったようです。
    2012年04月30日 07:58
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    がれきは片付いたようですが、まだボランティアの必要性はあるとのことです。地方自治体も一生懸命やっていますが、人もない、お金もない状態ですから、国が主導権を握って進めないと早い復興は無理でしょう。
    松島町はこれまでも島々から恩恵をあずかり、これからも恩恵を受けると喜んでいるようです。
    2012年04月30日 08:03
  • 無門

    こんにちは

    表面は復興したように見えても
    真の復興にはまだ時間がかかるのでしょうね
    後世に残さ無ければならないのは
    いまを生きているものの義務でしょう
    2012年04月30日 08:15
  • 寿々木

    良い旅をなさいました。お亡くなりになった多くの方々の御霊安かれと念じ合掌。
    2012年04月30日 08:29
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    実際に現地に行ってみると、新聞やTVではうかがい知れないことが理解できるようです。大自然の力には人間の力は無力ですが、何とか復興させなければなりませんね。
    2012年04月30日 08:56
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    慰霊祭に列席する前に、少しでも現状を理解できればと被災地を回ってみました。
    2012年04月30日 08:57
  • あいべん

    過って津波が押し寄せ被害を受け昔の人たちは
    海岸沿いから山裾に住居を移し津波を逃れる
    対策をした。・・海で生業をしてると津波の
    怖さを時の流れと共に忘れ利便性重視で再び
    海岸沿いに生活拠点を移してしまった・・。
    そして忘れた頃にまた大津波・・・。
    繰り返しですね~。
    2012年04月30日 11:58
  • 花ちゃん

    こんにちは。
    石巻には、若い時に会社で20年間一緒のお友達がいます。震災後一年過ぎても連絡が取れず心配しております。
    松島には何度も行ってるので懐かしいです。五大堂に被害が無くて良かったです。実際にその場所に立って見ると、新聞やTVでは分からなかった事が見えますね。長さん、松島湾をパノラマで撮った写真が綺麗ですね。福島県、宮城県も一日も早く復興してほしいと心から願っております。
    2012年04月30日 13:39
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    人間誰でも、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、先人たちの教訓を忘れるものです。今、海の近くが良いのか、高台が良いのか、はたまた、海の近くに高台を作って住もうか、などと論議されているようです。高台の地価が上昇したとも報じられていますね。
    2012年04月30日 15:58
  • 長さん

    花ちゃんさん、コメントありがとうございます。
    それはご心配ですね。次回報告しますが、海に近いところは跡形もなくなった地域が多く、未だに避難所暮らしの人がいるそうです。国の主導で、一日も早い復興が望まれます。
    2012年04月30日 16:00
  • shuuter

    観光地 松島のおかげで被害が少なかったのは不幸中の幸いでしたね。
    TVなどの報道ばかりでなく現地に入ればその実情がつぶさに分かり 肌で時間出来るでしょうね。
    復興まで長い道のりがあるのでしょうが、ただただ政府に頑張っていただきたいです。
    2012年04月30日 18:28
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    松島海岸の人たちは島のお陰と喜んでいるでしょうね。松島に足を運んでみることは現地の状況を知ることになりました。松島だけでなく、多くの被災地の復興は国が本腰を入れないと進みません。今の政権はあまりにもだらしがないです。
    2012年04月30日 19:20
  • hanasaku

    こんばんは
    長さん見っけ!
    連休中に東北ボランティアツアーが満員だとニュースで言っていました。参加した人がインタビュ-に答えて震災を忘れない為にツアーに参加したと言ってました。
    何だか複雑な気持ちです。未だに就職出来ない人も沢山いるのに。どうせ行くならいっぱいお金使ってくればいいのに・・・。
    2012年04月30日 19:42
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    見つかっちゃいましたか。寒がりが一人いたでしょう。
    ボランティアツアーは復興の大きな力になります。阪神淡路大震災でもボランティアが活躍したんです。
    被災地に行って、お金を使おうと思っても、店がないんですよ。
    暇と体力がある人は現地でボランティア、暇がなくてもお金がある人は義援金を送りましょう。
    2012年04月30日 21:24

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