雪国植物園は、関越自動車道の長岡インターチェンジより車で10分ほどの便利なところにあり、長岡市より委託を受けた社団法人が運営管理を行っています。
ここでも雪割草の自生の姿を見ることが目的ですが、もう見飽きたよと言われかねないので、その他の草花などと一緒にご紹介したいと思います。
雪国植物園の入り口です。駐車場にも、入り口前にも、まだ雪が残っています。
ガイドが始まるまでの間、昼食休憩があったので、車内で‘早弁’した私はちょっと近くを散策。至る所に雪が残っています。
園内は雪解け水でぬかるんでいるそうで、管理棟でほとんどの参加者が長靴を借りました(100円)。
左下、ボランティアガイドの近藤さんからレクチャーを受けます。右下は、今咲いている花々です。
前置きが長くなりました。園内の花をご紹介しましょう。
左下、ナニワズ(難波津、ジンチョウゲ科の落葉低木)。石川県以北の日本海側と北海道に自生。これは雌花らしい。ガイドさんは、「こんなところに鉢植えを置いて」と怒っていました。
左下、ヤブコウジの実。藪柑子、ヤブコウジ科の常緑小低木。別名十両。
園内には元棚田だった場所が多く存在します。
オウレン(黄連、キンポウゲ科オウレン属の多年草)。別名キクバオウレン。左下は雌花(らしい)、右下は雄花。
ショウジョウバカマ(猩々袴、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草)。ショウジョウバカマは種子による繁殖と、不定芽による繁殖があるそうです。古い葉(二年葉)の先端に不定芽を付け(右下)、やがて、不定芽から根が出て、独立する。
主役はやはり雪割草(オオミスミソウ)。三色が固まって咲いていた。
次回は水芭蕉が登場します。
(続く)
この記事へのコメント
shuuter
オオミスミソウ 3色揃い踏み 見てみたいものです。
黄連も可愛く咲いていますね。
素晴らしいです。
なおさん
3色混ざって生えているオオミスミソウもいいですし、オウレン、ショウジョウバカマも可愛いものです。
もっと後ですとオオイワカガミ、カタクリ、シラネアオイなどの群落もみられるということで、時期をずらして行くのも楽しそうです。
ミズバショウやらザゼンソウやらも見られますね。
ケン坊
オーレン...キクバオーレンと言うんですね。確かに菊花のような雰囲気が漂ってますね~
無門
雪の残る野山
その名の通り雪割草ですね
小さな花ゆえに
可憐さが際立ちますね
寿々木
長さん
ユキワリソウの三色そろい踏みが見られたのはラッキーです。これも自然交雑による変異でしょうか。
オウレンも小さい花です。雄花、雌花、両性花があるそうです。
長さん
今回のガイドさんはベテランのようで、説明が的確でした。オオイワカガミも教えてくれたのですが、まだつぼみも見られませんでした。カタクリは遠くに一輪認められました。
次回は、ミズバショウヤザゼンソウを登場させましょう。
長さん
大崎雪割草の里では見られなかった三色揃い踏みがあったのは嬉しかったですよ。
キクバの由来は菊葉から来ているようです。
長さん
雪が消えた場所から咲き始める雪割草、名の通りですね。
日本海側の雪割草はカラフルで魅力的です。
長さん
ナニワズはオニシバリの変種らしいです。夏に落葉するという面白い性質を持っているとのこと。
オウレンという和名は漢方薬の黄連から来ているそうですね。
nobara
ごくごく自然なんですね~
ナニワズ、白花もあるのでしょうか・・・
オウレンもかわいらしいですね~
もちろんユキワリソウのスリーショットも☆
長さん
ここは植物園と名乗るだけあって、雪割草の他にも色々見ることが出来ました。
ナニワズは黄色の花だけのようです。
オウレンの花に雌雄があることはガイドの最後の方で知ったんです。
最後の雪割草の写真、今回のハイライトでした。
信徳
長さん
ここは地形をうまく生かして花の配置などを工夫してあるようで、雪割草好きには堪らない植物園です。
花咲か爺
あいべん
やはり雪国なんですね、残雪があっても花達は
敏感に春を感じて咲き始めるのですから生命力
すら感じられますね。
親切ですね~。
今咲いている花達・・写真つきですね。
オオミスミソウ・・同じ場所で三色・・綺麗ですね。
ekomountain
ナニワズ、はじめて見ました。黄色のお花が可愛いです。
オウレン、雄花と雌花教えてもらわないと分かりませんね。
ユキワリソウ3色が同じところに咲いて、ステキです。
hanasaku
あ~今年会いそこねたキクバオウレンが咲いている!
星の様なお花。
オオスミソウが三色まとまって咲いているなんて豪華です。
植物園の入り口の木彫りはニャンコですか?
長さん
雪割草は雪が融けるとすぐに咲き出すようです。とても可愛いですね。私も虜になりましたよ。
六甲の方というと高山植物園ですか。
長さん
雪割草は寒さに強いですね。雪の下で、すぐにでも咲けるように準備しているんですね。
植物園は、今咲いている花を掲示している床とが多いです。名前だけでなく写真もあると親切ですね。
長さん
日本海側はやはり雪が遅くまで残っています。
ナニワズ、私も初めて見ました。オウレンも可愛い花です。しべの色が違うので、もしやと思ったのですが、やはり雌雄異花でした。
雪割草が三色固まって咲いていたのは、気づく範囲では、ここだけでしたからラッキー!!
長さん
ここにはキクバオウレンがたくさん咲いていましたよ。
オオミスミソウの三色そろい踏み、出会えて良かったです。
入り口の木彫り、左は猫のようですが、右はどんな動物か良く分かりませんでした。
ミックン
越後の旅の様子、嬉しく拝見しました
雪が残り寒い中、雪割草などの珍しい花々
いい旅になりましたね
今はまだ会社勤めの身、いつか旅に出たいです
長さん
雪解けを待っていたかのように花茎を伸ばしてカラフルな花を咲かせる、雪割草のゆえんですね。
働きづめではいけません。たまにはゆっくり旅をしましょう。