4月9日、大崎雪割草の里で見たオオミスミソウ以外の花たちです。
コシノカンアオイ(越の寒葵、ウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草)。新潟県と環境省で準絶滅危惧種に指定。
オクノカンスゲ(奥の寒菅、カヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草)。葉の断面がM字型になるのがカンスゲと異なる。
ショウジョウバカマ(猩々袴、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草)。
小さな赤い蜘蛛が写っていた。
キクザキイチゲ(菊咲一華、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)。別名キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)。右上はオオミスミソウ。
ユキバタツバキ(雪端椿、ツバキ科ツバキ属の常緑低木)。ヤブツバキとユキツバキとの中間雑種と言われる。学術的にも希少価値があり、日本海側の一部でしか見ることができないという。おしべの基部が短く、筒状になっていることが特徴。
バスが出発するまでの間、懸命にツクシを摘んでいる人がいました。
大崎雪割草の里の入り口です。ビニールハウスでは雪割草の育成が行われており、自然に戻す運動をしているそうです。
ツアーバスは最後の目的地、雪国植物園に向かいます。
(続く)
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
なおさん
ショウジョウバカマもご覧になれてなによりです。
雪国植物園は、山野草が沢山で、ほんとは此処だけ1日とか2日とかかけて見たいところですよねえ。楽しみです。
寿々木
長さん
コシノカンアオイは立札もあり、ガイドも紹介してくれたので、見ることができました。葉の形だけでは見逃してしまいますね。
雪国植物園では、予定時間オーバーをツアー参加者全員が了解して、いろいろ見てきましたよ。
長さん
カンアオイの葉の周囲が枯れていますね。北からの厳しい風の影響や、数日前の暴風雨の影響もあったのではないでしょうか。
nobara
とても美しいとは言えないですが
好事家も多いと聞きますねーーーー
土筆を摘んでツアーから帰って調理なさるのかしら?
すぐに処理できないとだめになるかもと、思いながら主婦目線で考えてしまいました。((+_+))
信徳
無門
野に戻す運動も
行われているとのことで
ほっとしますね
育っていく環境の整備も
必要かもしれませんね
長さん
コシノカンアオイは大きめな葉の陰に隠れて、しかも土と同じような色ですから、言われないと気づかないほど地味ですね。
ツクシを摘んでいた二人連れのおばさま方、おしゃべりが車内で一番うるさい人たちで、アドバイスする気にもなりませんでした。
ekomountain
やっぱり、現地で見るのは、いいですね~。
次も、楽しみにしています。
長さん
私も定年になるまで花には全く関心がありませんでした。今にして思えば、もったいないことをしたものです。
長さん
新潟の雪割草も、ご多分に漏れず、再開発や盗掘で減少しているのだそうです。復活の取り組みをしてくれているのは嬉しいことです。
長さん
もう、雪割草は見飽きたと言われるのじゃないかと思っているんですが、期待していただけるとは嬉しいですね。
目黒のおじいちゃん
長さん
ヤブツバキとユキツバキとの中間雑種なんだそうですが、素人はどこがどう違うのか分かりません。ガイドが説明していたようですが、写真を撮りながらついて行くのは無理でした。
あと一カ所、記事を数回費やすことになるでしょう。
shuuter
よく見ておきます。
長さん
カンアオイはとてもグロテスクな花ですが、愛好家もいると言うから驚きです。
hanasaku
コシノカンアオイお花ですか?不思議な形です!実と間違えそう・・・
ショウジョウバカマに会いたいです!
いよいよ雪国植物園ですね。楽しみです!
あいべん
椿と土筆は除いて今日の花見てると何だか
高山植物の雰囲気がしてきます。
多分花に無知だから雰囲気が高山植物に似てるので
そう感じたのでしょうね。
長さん
カンアオイの仲間はとてもグロテスクな花なのです。これで‘穴’の中にちゃんとしべもあるんですよ。
ショウジョウバカマは国営昭和記念公園などでも見られますが、もう時期が過ぎましたね。
長さん
新潟では里山あたりでも見る機会のある花ですが、京都ではなじみのない植物でしょうね。
shizuo
長さん、楽しまれてますね~。
カメラを持って、花を求めて、今回も^^。
旅の前後も含めて、
写真を見ながら、こうした楽しい時間。
伝わってきますよ、嬉しい、愉しい気持ち。
写真から、解説から、端々に今夜もねっ。
ミックン
珍しい雪国の山野草を見せていただき、幸せです
「コシンカンアオイ」は、独特な花と
幸せを呼ぶハート型の葉がいいですね
地面ぎりぎりに咲いているようで
葉をどかしてみなければわかりませんでしょう
すごく、いい勉強になりました
長さん
デジカメはフィルム代がかからないことを良いことに、写真をたくさん撮ると後で泣きを見ることになります。
今回も整理に加え、レタッチ、縮小、等々、楽しい苦労もしています。
長さん
カンアオイは不思議な花でしょう。地味を通り過ぎて、グロテスクに見えてしまいますが、こんな花にも美しさを感じる愛好家もいると聞きます。
ケン坊
腐った柿のヘタ(例えが悪いが)のような...
以前、三依の水生植物園への取り付け道路脇で見かけたような記憶が...
長さん
コシノカンアオイ、今回は立て札とガイドの説明がありましたから、いやでも目に入りました。しかし、他の場所で咲いているのは1カ所しか気づかず。他は見逃したようです。何せ、雪割草の方に目が行ってましたからね。
ぶたねこ
環境が良いようで葉の色も艶こちらも
我が家はピンクがこれから咲きますが
葉が枯れっぽいです。
ガイドさんの説明付きでこちらも
大変勉強に成りました。
何時も早速のコメント有難うございます。
長さん
このショウジョウバカマ、白っぽく見えますが、薄紫~ピンクなんです。野生のショウジョウバカマは雪に耐えなければいけないので、葉が大きく、しっかりしているようです。
ボランティアの無料ガイドはありがたいですね。