山深い山古志で棚田の風景を見物しようということでしたが、まだご覧のような雪景色です。撮影場所は旧山古志村役場(現長岡市山古志支所)の裏側です。
山の斜面に平行な筋が見えると思いますが、そのあたりが棚田です。
支所の建物(右下)は立派なものです。地震にも耐えたそうですが、勿論、中はメチャメチャ。左下は、隣接の山古志会館。更に左手奥にこれまた立派な体育館もありました。
山古志会館でトイレを借りましたが、職員の方が「折角お越しになったのに、棚田が見られなくて残念です。中越地震の状況と村が立ち直った様子を村民が写真に撮りました。それをフォトムービーにしたものがあるので、ご覧になりますか」とのことなので、ぜひにと拝見しました。
中越地震の発生からもう7年半。震度7の激震で大地はうねり、大きな断層が発生。
山崩れで沢がせき止められ、家が水没したところもあった。震災から3年で全村帰還を果たし、棚田も復旧が進んだ。
左下、説明をしてくれた職員の方(中央立っている人物)。ロビーに飾られた童地蔵(山古志の復興と犠牲となられた方の慰霊のためにと、京都の大佛松本明慶氏の善意により彫られたもの。材料は地震で倒れた樹齢180年の杉)。
宿へ向かうバスの車窓から(中央やや左の茶色い建物が山古志支所)。
(続く)
この記事へのコメント
なおさん
ケン坊
もうあの忌まわしい地震から7年半も経つんですね~
あの恐怖の岩場から救出された男児(お母さんを亡くし)は、今頃どうしているんだろうと思い出しちゃいます。
いま、関東でも深度7クラスの地震が起こりうるとの予想やそれに応じた対策等が報道されますが...
自然の為すことは予告無しなので防災グッズなども少しずつ準備しようと気はあるものの進んでません。
無門
美しければ美しいほど
災害に悲惨さが
胸に残りますね
自然は善悪を超えて
襲い掛かりますが
人はまた立ち上がりますね
信徳
寿々木
長さん
この日は良く晴れてくれたので、遠くの山肌も良く見えました。「あの横筋のあたりです」と言われなければわからないような斜面ですから、農作業の大変さが分かりますね。
長さん
住民の方が元の場所に戻るまでに2年半から3年かかったといいますから、被害の大きさが偲ばれます。新築の家が目立ちましたが、まだ傾いたまま放置されている民家も見られました。
東京直下型の大震災が起こると、我が家のあたりでも震度6が予想されています。対策と言われても箪笥が倒れないようにすることくらいしかできません。
長さん
日本の原風景をとどめる美しい棚田と言われてきたそうですが、住民の努力でその姿がよみがえったといいます。雪が融けた後の風景も見てみたいものです。
長さん
今年はやはり積雪が多いですか。この数日前にも雪が降ったそうです。
4年前に行かれましたか。現在は養鯉も復活しているようでした。今回の宿は蓬平温泉でしたよ。
長さん
今年の残雪は例年より多いそうです。こんなに雪深いところでも懸命に生きているんですね。
国や県の補助金が箱モノになったのでしょう。
shuuter
中越地震があったところですね。
我が家も阪神地震の際には半壊になり市から15万円見舞金もらいました。
自然災害は致し方ないにしても人災は避けたいものです。
原発の始末長引きそうですね。
nobara
山古志はまだ春遠しのなんですね~
職員のかたの懸命さが伝わってきます。
山古志、頑張りましたものね~
木の実
こちら宮城の沿岸部は、まだまだ復興には遠いようです。
あいべん
地震が此の地を襲ったのですね。
いずれは小さな日本の何処かで又大きな
被害をもたらす災害が起きるのですね。
連日TVなどで災害予測の格上げ(?)
修正が行われていますが憂鬱な気分に
なりますね。
長さんは現地を自分の眼で見て何かを
感じられた事と思います。
私も震災の後神戸に行って驚愕した事を
未だに覚えています。
今日も変なコメントですみません。
ekomountain
中越地震からもう7年半が経つのですか。小さな男の子が山崩れで押しつぶされた車の中から奇跡的に救出される映像を覚えています。
復興をしている様子がうかがえて、嬉しいです。
hanasaku
まだこんなに沢山の雪が残っているのですね!
こちらでは春いっぱいなのに。
童地蔵がずっと見守ってくれますように願うばかりです。
長さん
阪神大震災も震度7でしたよね。半壊とは大変でしたね。昨年の3月11日、我が家の方は震度5強でした。首都直下型で震度7が予想されていますが、恐ろしいことです。
原発の脅威は人災です。原発ゼロを目指さなければなりません。
長さん
あれからもう7年半、住民と行政の努力でかなり立ち直ったようです。積雪がなければ被害の痕跡が見られたかもしれません。
長さん
雪で隠された部分もあるのでしょうが、新築の家が並び、養鯉も盛んになったように見えました。
今週末、石巻に行く予定です。現地をこの目で見てこようと思います。
長さん
大地震はいつ来てもおかしくない状況です。不断の備えが必要とはいうものの、震度7などという想像もつかない揺れにどう備えれば良いのか分かりません。なるようになるしかないのでしょうか。
長さん
棚田は雪の下でしたが、かろうじてその場所が分かったのは良かったです。また、役場のフォトムービーなどで山古志の本来の美しさも想像できました。フォトムービーでは復興の様子も見ることが出来ました。
長さん
さすがに豪雪地帯です。まだまだ春は先のようでした。
山古志に贈られた童地蔵のうち、2体は阪神淡路大震災の神戸市と、火山噴火で全島避難をし4年振りに帰島を果たした三宅村にそれぞれ贈られたとのことです。
東日本大震災の復興も見守ってくれると良いですね。