一茶の通った小金道…その14 庚申堂

 旧水戸街道はバス道路を越えて続きます。このバス道路は左手がすぐ国道6号線、右手には松戸市公設地方卸売市場(通称北部市場)があります。
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 ゆるやかな坂を上り、頂点近くで右にカーブしていきます。
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 カーブの途中に江戸屋酒店があります。江戸時代から続く酒屋さんではなさそうですが…。
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 上の写真で、道路右手に白い柱が立っているのが分かるでしょうか。松戸市教育委員会が建てた旧水戸街道の案内標柱です。
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 カーブの先、左手は雑木林で、右手は崖になっています。松戸市内を通る旧水戸街道の中では往時を想像しやすい道筋だと思います。一茶が通った頃は雑木林の間を抜ける道だったのではないでしょうか。
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 雑木林が終わった左手に小さな庚申堂が立っています。中には木製のお宮があり、中に御幣が貼ってあるだけだそうですが、庚申堂の原型はこんな簡単なものだったらしいです。
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 空き地は斜面になっており、上の方にも石製の庚申塚をおさめた祠がありました。
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 庚申堂の左手奥、雑木林の裏手に二ッ木山般舟寺常行院があります。創建は文亀2年(1502)、阿弥陀如来立像を本尊とする浄土宗の寺院です。
 一茶が通りがかった頃は旧水戸街道側から参道がありましたが、現在は国道6号線側に移されています。
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 訪れたころはソシンロウバイが満開でした。
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 旧水戸街道は間もなく国道6号線を横切り、小金宿へと入っていきます。
 (つづく)

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