目印はキリスト教会の看板。ここを右手に入ります。
途中で、サザンカとクチナシの実のコラボに遭遇。
この路地の突き当たりが日蓮宗のお寺、正覚山妙典寺で、中山法華経寺の末寺にあたります。創建は文禄3年(1594)といますから、一茶もここを訪れたかもしれません。
門の両側に立つ石柱が歴史を感じさせます。
本堂は平成20年の再建です。
門を入った右手に、文政8年(1825)に建立された芭蕉の句碑があり、「志ハらくは 花のうへなる 月夜可奈」と刻まれています(右下の「翁」は芭蕉のことです)。
この碑を建てた松朧庵探翠は一茶の「享和句帖」にも登場するので、一茶と面識があったようです。
妙典寺へ入る路地の2本先の路地を右に入ります。
路地を入ってまもなく、右手に小金宿本陣跡の標柱が見つかります。このお宅は大塚家で、屋号井筒屋という本陣の末裔に当たるそうです。
小金宿本陣跡
江戸時代、街道の宿駅には大名や幕府役人、公家などのために本陣と呼ばれる専用の旅宿が設けられていました。ここ小金宿の本陣は、屋号を井筒屋といった。大塚氏が代々経営していました。 (松戸市教育委員会)
水戸徳川家は本陣や脇本陣を利用せず、専用の旅館に泊まっていました。旅館の場所は、現在ではおおよその場所しか分かりません。
(つづく)
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