一茶の通った小金道・・・その17 小金宿③ 旅籠玉屋

 旧水戸街道の小金宿、普化宗一月寺跡から80mほどの右手に、江戸時代の旅籠・玉屋の建物が現存しています(一部2階建て)。北小金駅入り口交差点付近に立つ案内標柱に「旧屋敷」と書かれてあったものです。
 玉屋が建ったのは江戸末期。一茶がここを通った時は200年ほど前ですから、この建物はまだ建っていませんでした。
 玉屋(小金宿の旅籠)
 この小金の地は、江戸時代より水戸街道の宿場町として栄えていました。この建物は屋号を玉屋という旅籠で当時の宿場町の名残を伝えています。  (松戸市教育委員会の標柱から)
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 屋根は葺き替えられていますが、千本格子は昔のままです。
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 建物の右手に松戸市教育委員会の標柱と、松戸北ロータリークラブの説明板が建てられています。
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 鈴木家
 此処の街道は水戸街道で有名であるが、成田街道でもあり、旅籠が多く、鈴木家は代々惣右衛門を名乗り、玉屋の屋号で徳川時代後期の旅籠の原形をとどめている。
 当時の小金では鈴木、月見里(やまなし)、綿貫、湯浅、芦田、安蒜、大熊、が役職に従事していたが、未だ姓は現存している。
 (松戸北ロータリークラブ)

 道路拡幅により、ひさし部分が完全に歩道に飛び出す形になってしまいました。
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 これだけの建物を今でも維持する鈴木家のご苦労はいかばかりでしょう。

 玉屋から数軒先のお宅です。個人宅で雪吊りがしてあるのを見たのは初めてです。
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 (つづく)

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