アンスリウムが展示してある温室で、モンステラの葉の間から橙色の見慣れない花が見えました。
別の株には赤い実がなっています。
ネットであちこち検索したんですが、名前が分からず、南房パラダイスにメールして教えてもらいました。
これはクリビア・キルタンシフロラ (Clivia×cyrtanthiflora)だそうです。
早速、ググってみると、ヒガンバナ科クリビア属の多年草で、南アフリカ・ケープ地方原産。受け咲きのミニアタ種と、下垂咲きのノビリス種の種間雑種だそうです。
現在、私たちがクンシランと呼んでいるものは、受け咲きのミニアータ種(ウケザキクンシラン)の改良型ということですが、日本では第二次世界大戦前はこのクリビア・キルタンシフロラしか知られていなかったため、クンシランと言えば本種を指したようです。いわば昔のクンシランと言う訳です。
花のアップですが、ウケザキクンシランとはかなりイメージが違いますね。
こちらは、2枚目の写真にも写っていますが、クリビア・キルタンシフロラの実です。
我が家ではウケザキクンシランの花後の茎は根本から切ってしまいますが、放っておくと実がなるのでしょうね。
観葉植物のペペロミア・オブツシフォリア(左下)と、その斑入り種ペペロミア・オブツシフォリア‘バリエガタ’です。コショウ科ペペロミア属。
我が家にもこの仲間でペペロミア・グラベラがありますが、黄緑色で長く伸びているのは花穂です。花は白いぶつぶつみたいなもので、全く目立ちません。
コエビソウ(小海老草)だから海老茶色であってほしいのですが、そうもいかないらしい。キツネノマゴ科、別名ペロペロネ。
1月23日撮影。
(つづく)
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
かたばみ
4年前までは所沢に38年間も暮らしていました。
もう10数年前になるでしょうか、房総パラダイス
には、数回訪れたことがあります。
規模も大きくなり立派になったことでしょうね。
懐かしいです。
いまでは自宅から近くには、小規模ですが温室が
あるので、時々出かけています。
これからも宜しくお願いします。
長さん
こちらこそよろしくお願いします。
関西に移られる前は所沢でしたか。私たちが南房パラダイスを訪れたのは数年前からですから、昔のことは分からないのですが、温室は老朽化が徐々に進んでいるようです。冬は花の少ない季節なので、温室はありがたい存在です。
ekomountain
そのままにして置いたら生るのでしょうか。
ベロペロネ、可愛いです。
長さん
昔日本に入ってきたクンシランは、マイナーな品種だったのですね。写真の品種はもう家庭で栽培しているのはまれなのでしょうね。
花茎を切るのは種が出来て本体を弱めるからだと聞いています。
nobara
昔の名前~~~で♪ 君子蘭ですか・・
カランコエ・ラクシフロラみたいな咲き方ですねーーー
実は大きいですよね(*^-゚)⌒☆
見た事ありますが、お花の為には
早めに処分?なんですかね~
コエビソウも殻が似ていますよね。
なおさん
コエビソウも面白い形でたのしいですね。
あいべん
植物園日本に居ながら冬でも南国・・。
魔法の玉手箱ですね。
名前も知らずに見た花が親切にも名札を付けて
お出迎え。
一度一度と思いながら未だに出かけて居ません。
もう少し孫が大きく成ったら連れて行って
呉れるかもしれません(情け無いでしょう)
本当に人混みが嫌いなんです。
今思うとサラリーマンよく出来たな~と思います。
余りに勝手気ままな人生を送り過ぎた様です。
ケン坊
実は成らせてから切ってました。花の一生は実を付けるまでが工程だから...という屁理屈>笑<
他の花は、結構 見られる時期に花を摘んでいるのに...何故なのかが未だに不明です。
無門
現在の君子蘭の
堂々とした花より
昔の君子蘭のほうが
清楚な感じがしますね
君子はどうあるべきか・・・
長さん
長さん
筒咲きのクンシランなんて、初めて見ましたよ。マイナーな品種が先に日本に持ち込まれたなんて、面白いですね。
長さん
ネタ切れ時の植物園はありがたい存在です。植物園の中は混雑していることはまずありませんから、あいべんさんの場合、植物園に行くまでが問題なんですね。お孫さんが自家用車で連れて行ってくれるといいですね。
長さん
昔のクンシランを栽培しておられましたか。
クンシランは低温に晒さないと良い花が咲かないし、あまり寒いと本体がだめになるし、ある意味やっかいな植物ですね。私たち素人は肥料のやり方がうまくいかないので、実をつけさせるなということなのでしょうね。
長さん
「君子はどうあるべきか」ときましたか(笑)。今のクンシランが華やかなので「君子」なんでしょう。一方、このクンシランは清楚な感じから「お妃」に例えましょうか。
shuuter
君子の名前を与えるべきか 迷いますね。
長さん
受け咲きが普通と思っている私たちには、これは、クンシランとは言えないようなクンシランですね。