昨年12月23日、川口市立グリーンセンターの大温室で見た花です。
クリヌム・アシアティクム(またはクリナム・アシアティクム)です。舌を噛みそうな名前ですが、白い花が咲くハマオモト(別名ハマユウ)の基本種と言ったら分かっていただけるでしょうか。
ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草で、原産は日本(三浦半島以西)~東南アジア。
昨年11月、水戸市植物園で同属のクリナム・アマビレ(スマトラ原産=右)を見ましたが、それよりは花弁がほっそりしています。
下の2枚の写真は、ツキトジ(月兎耳)です。ベンケイソウ科カランコエ属の常緑多肉性多年草で、原産は マダガスカル島中部。緑の葉に白い毛が生えています。この植物園では、昨年の兎年にちなんで展示を始めたそうですが、和名は月で餅をついている兎の耳という意味でしょうか。
こちらは観賞温室で見たパガン・ラブソングという蘭(ラン科マクレランアラ属またはマクレラナラ属)で、比較的大きな蘭です。オドントグロッサム、オンシジューム、ブラシアの三属間交配種だとのことで、17種類ほど登録されているそうです。
(続く)
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この記事へのコメント
信徳
あいべん
最初の花魅力がありますね~。
色も淡い紫で気分が休まる感じがします。
(名前どうして書かない・・)長すぎて
どうせ忘れるから・・です。
不真面目なグログの来客で御免なさいね。
長さん
ハマオモトはこれの変種なんだそうです。海岸近くで見るハマオモトはこれより小さいですね。
長さん
薄紫のヒガンバナがまとまって咲いているように見えませんか。ハマユウ(浜木綿)なら覚えられると思いますが…。
nobara
クリナム・パウエリーなら判りますが?
ヒガンバナ系って事なんですね。
ツキトジもラムズイヤーの肌触りに似ています。
こっちはベンケイソウ科?
縁の赤いドットがかわいらしいですぅ~
長さん
クリナム・パウエリーもこれの親戚ですから、花の咲き方なんかは似ていますね。
ツキトジの産毛のようなものはビロードのような肌触りです。葉の周囲に斑点ができるのが特徴のようですよ。
なおさん
玉兎というと、月のことだそうですが、おつきさまで餅つきしているウサギの耳といわれると、そのように見えてきますね。手触りもいいとは楽しいですね。
三元交配しますと、いろいろな遺伝子が混ざり合うので、いろいろ変異に富んだものが生まれるのでしょうね。ラブソングという銘もいいですね。
長さん
水戸で見たものもそうですが、クリナム属は大きくなりますね。
ツキトジは葉の縁の赤茶色の点々がチャームポイント。大きくなると黄緑色の花が咲くそうです。
蘭の栽培家は究極の美を目指して、様々な交配を試しているようですね。
無門
ハマオモトの基本種は紫ですか
ハマオモトはどこにでもありそうで意外となく
下田の弓ヶ浜近辺で群生地がありました
ちょっと感動
寿々木
ツキトジ、この花は昨年の兎年に因んで植物園で大々的に飾られていたのを憶えています。
長さん
開発が進んだ日本では天然の海岸も少なくなり、自生の植物も被害を蒙っているんでしょうね。
長さん
お宅のクリナム・ムーレイはうっすらとピンクがかっている花でしたね。
ツキトジは東山植物園でも展示されていましたか。
hiro
shuuter
ヒガンバナ科の花と言われると納得です。
tomi
キイボードを打つことさえ気をつけ名けれといいます状態です。
今日掲載された花々は ハワイに沢山咲いています、温暖な地の花ですね、この2月始めに ハワイに行きますから又画像を掲載いたします。
こちらは今日も28度と暑いです、明日だけは23度くらいかな。兎も角こちらは華氏で表示ですから変換しなければなりません。
今年も何卒宜しくお願い申し上げます。
長さん
ツキトジを育てていらっしゃいますか。落ちた葉で増えていくなんて、やっぱりカランコエの特徴がありますね。10年間でも花が咲きませんか。
長さん
ハマオモトの基本種がみられるのも、植物園ならではでしょうね。
長さん
年末からお忙しかったようですね。お疲れ様でした。
ハマオモトはハワイでも咲いていましたか。
LAは暖かくていいですね。日本は冬が寒いのが困ります。