ポインセチア、トビバ・・・南房パラダイスにて①

 1月23日、小雨だったので、江月水仙ロードの散策は断念して、南房パラダイスに向かいました。ここは道の駅と併設している千葉県最大の動植物園で、11室300mにわたる温室が続いています。ここで見た植物を紹介しようと思います。

 エントランス温室で見たポインセチアです。トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木ですが、こんなに背が高くなるんですね。
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 ご存知のように、赤いのは苞葉です。
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 実際の花は中央の小さなもの。花弁はありません。
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 ポインセチアの隣で変わった植物を見ました。葉の先端部分から主脈だけが伸び、その先端にまた葉が広がっています。名札には「トビバ」と書いてありました。
 調べてみると、クロトン(トウダイグサ科ヘンヨウボク属)の園芸品種で、飛葉と言われるものと分かりました。飛葉とはうまい名前を付けたものです。
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 クロトンの園芸品種には、葉の形により、広葉系、長葉系、ほこ葉系、らせん葉系、有角形、細葉系、飛葉系があるそうです。
 検索する途中、椿にもこのような葉を持つものがあることが分かりました。梵天白椿という品種がそれ。金魚葉(錦魚葉)がさらに変化したものだといいます。こちらを参照してください。

 ペロペロネの園芸品種「イエロー・クイーン」です。キツネノマゴ科ベロペロネ属、別名コエビソウ(小海老草)。黄色いのは苞、花は白くて目立たない。
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 こちらは、ベゴニアの園芸種「ドランゴンウィング」です。シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)。
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 (つづく)

この記事へのコメント

  • なおさん

    ポインセチアも大きく育てるとずいぶんと印象が違いますねえ。花屋さんで見るのとは大違いです。

     トビバというのも面白い形で楽しいですし、金魚葉椿も形が面白いですね。

     ベゴニアの花も可愛らしいです。

     常夏の南房パラダイスも冬にはよさそうですね。
    2012年01月31日 04:42
  • ケン坊

    やはり温室ならではの光景ですね。
    トビバってそのまんまのネーミング...と言いながら思いつかない名前です。
    ベコニアのアップは”シュウカイドウ”そのものですね。仲間だから当たり前なんでしょうが。
    2012年01月31日 07:23
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ポインセチアは3m位になるようです。トビバは実に面白い葉の形ですね。椿の金魚葉も驚きです。
    暖かい南房総の温室展示でしたから、最初はカメラが曇って撮影ができませんでした。
    2012年01月31日 07:55
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    冬の時期、温室で見る熱帯の花には心が癒されます。
    トビバは葉の形を見た瞬間、飛び葉と書く予想はついたんですが、カタカナ表記なのでもしかすると偶然の一致かとも思いました。
    ベゴニア‘ドラゴンウィング’は花が大型で、園芸店や近所で見るベゴニアとは一味違いました。
    2012年01月31日 08:02
  • 寿々木

    暖かそうな花ですね。ベロペロネの園芸品初めて見ました。
    2012年01月31日 08:05
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    沖縄で見た花が並んでいましたよ。ペロペロネにも園芸品種が開発されているんですね。
    2012年01月31日 08:17
  • 無門

    こんにちは

    ポインセチアも
    ずいぶん大きくなるものなんだね
    植物の多様性
    まだまだ変化するんだろうな~
    2012年01月31日 08:20
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    花屋の店頭に並ぶポインセチアを見慣れていると、こんなに背が高いものを見るとびっくりします。3m位になるそうです。
    2012年01月31日 08:38
  • 信徳

    ポインセチアは南台湾・高雄などは屋外で2m以上にもなってそれが群生していると何の木かと思いたくなります。日本では温室の中で色々見れますので良いですね。
    2012年01月31日 09:02
  • shuuter

    クロトン 飛葉とは納得です。
    でもなぜこのような葉が生まれたのでしょうかね。
    これも進化というのでしょうかね。
    2012年01月31日 09:14
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    南台湾では背の高いポインセチアが群生してとは壮観ですね。暑い地方で地植えすると大きくなるんですね。
    2012年01月31日 09:31
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    クロトンは葉の形や色が多様なので、日本では変葉木と言われるくらいです。その中でも飛葉は異色ですね。どうしてこんなものが出来るのでしょう。
    2012年01月31日 09:33
  • nobara

    まさしく南房パラダイスですね~(^O^)
    飛葉は、まったく同感の名前ですね。
    判りやすいですね~クロトンは面白い葉が多いですもんね~ こちらではペロペロネは屋外で頑張っています。ベゴニアは我が家のクリスマスベゴニアとよく似ています。さすがに元気がなくなりました。
    2012年01月31日 09:47
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    飛葉って面白いですね。さすが変葉木という感じです。椿の中にも金魚葉なんて言うのもあってびっくりです。
    ペロペロネは暖かいと周年開花のようですね。
    クリスマスベゴニアというと冬咲きのベゴニアなんですね。
    2012年01月31日 10:17
  • 目黒のおじいちゃん

    おなじみの温室訪問ですね。随分増えたのでしょうか?
    ここのレストランのカレーライスは毎回食べて帰ります。
    2012年01月31日 13:28
  • あいべん

    今晩は(^^)
    植物園は温室の中には色彩の洪水があるよう
    ですね。
    原色の暖かい色が溢れて居ますね。
    温室の花の撮影は長さんの本領発揮ですね。
    何だか生き生きと撮影してませんか?
    2012年01月31日 16:27
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    温室の数は以前と変わっていないようです。施設が老朽化しているのが目立ちますが、修理もままならない様子です。来客数がジリ貧なのかもしれません。
    カレーライスは入口左のレストランですね。
    2012年01月31日 18:27
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    植物園の温室は大好きな花がいっぱいで、いつ行っても楽しいところです。冬に行くと暖かい色の花に癒されますが、難点は5~10分ほどレンズが曇って撮影できないことでしょうか。それでも飽きもせず通っています。矢張り、花の写真を撮ることが好きなんですね。
    2012年01月31日 18:34
  • 菜の花

    今日の話題の中で一番目を惹いたのは梵天白椿でした。
     私は梵天葉の椿を見せて頂いた事があります。画像も見つかりました。花を見ていないので花はどんな色なのかわかりませんが。金魚葉は某所で枝を頂き、挿し木をしたものが1本だけ育っております。植物って面白いですね。
    2012年01月31日 19:37
  • ekomountain

    ポインセチア、花屋さんにある鉢植えとは印象がずいぶん違います。こんなに大きくなるんですね。
    飛葉、初めて見ましたが、面白いです。
    梵天白椿の葉、ほんとに金魚の尻尾のようですね。
    めずらしい植物があるものですね。
    2012年01月31日 21:01
  • 長さん

    菜の花さん、コメントありがとうございます。
    百聞は一見に如かずで、梵天白の写真と金魚葉の掲載されたHPを記事中にリンクしましたが、面白い現象ですね。突然異変が固定したのでしょうが、ツバキだけではなくヘンヨウボクにも同じものが出来ているのには自然の不思議さを感じますね。
    2012年01月31日 21:04
  • 長さん

    ekomountainさん、コメントありがとうございます。
    普通、ポインセチアがこんなに大きくなるとは思いませんよね。
    飛葉とか金魚葉とは言いえて妙な命名ですが、全く違う植物に同じ変化が起こるというのは面白いですね。
    2012年01月31日 21:07
  • 小梨

    暖かい国ではポインセチアを街路樹にするそうですね。
    2012年02月01日 22:41
  • 長さん

    小梨さん、コメントありがとうございます。
    原産地のメキシコではポインセチアが5mにもなる並木があるらしいです。
    2012年02月01日 22:55

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