12月23日に訪れた川口市立グリーンセンターの温室で見た花たちです。
蔓が温室内の支柱に絡み付いてかなり上まで伸びており、その途中に花が咲いています。これでは小さすぎてわかりませんね。
蔓の下側に回ってみました。花の正面ですが、中央に穴が開いています。何と不気味な雰囲気の花なんでしょう。花径は20cm以上あります。
横から撮ってみました。白い部分が袋状になっています。花のように見えるのは萼だそうで、花弁はないのです。
裏側からです。
この花の名は、アリスロキア・ギガンテアと言います。ウマノスズクサ科アリストロキア属のつる性植物で、原産はブラジルです。
不気味なものを見た後は、美しい花を見ていただきましょう。
ウナズキヒメフヨウです。アオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木で、ハイビスカスの仲間です。原産はメキシコ・コロンビアなど。花はこれ以上開きません。
花の名は、つぼみのうちは上を向いていて、次第に下向きになる様子から名付けられました。
ベニヒモノキです。トウダイグサ科エノキグサ属の常緑低木で、マレー半島からインドネシア、ニューギニアに分布。花穂は下垂し、花弁は退化しています。
(続く)
寿々木さんのブログに、名古屋市立東山植物園のウナズキヒメフヨウの赤花とピンクの花や、ベニヒモノキが紹介されています(こちら)。
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この記事へのコメント
なおさん
ウナズキヒメフヨウもベニヒモノキも面白いですよね。以前の新宿御苑の温室でもおなじみでしたが、早く新宿御苑の温室が再開しないかと待たれます。
あいべん
花何ですね一応・・。
やはり不気味な花の次は綺麗な花。
女性が自分よりブスな友人と連れ立って
出かけるのと似て(失礼)一段と
ウナズキヒメフヨウが綺麗に見えてきます。
こういう見せ方をすれば面白い対比に
花でも成るのですね。
長さん
アリスロキア・ギガンティアの色や網目模様は妖しい雰囲気ですね。
温室に魚の水槽がありましたか。現在はスイレン池だけのようです。
新宿御苑の温室、今年完成だと思うのですが…。
寿々木
長さん
アリスロキア・ギガンティア、ある種の食虫植物みたいな形です。熱帯には奇妙な植物がありますね。
ウナズキヒメフヨウは全開しないところがいじらしいです。花の名前からも良い印象を受けますね。
長さん
熱帯ドリームセンターでアリスロキア・ギガンティアが咲いていましたか。私が行ったのは12月だったので、咲いていなかったようです。
ケン坊
特に3枚目は、正直言って(グロテスク過ぎて)あまり可愛いくない花ですよね>笑<
でも、我が子はどんな顔してても可愛いと言いますから、持ち主にとっては皆同じように可愛いでしょうが。
信徳
shuuter
かわった花ですね、説明も子宮ににているとは、、、。
熱帯ではおもしろいものがありますね。
長さん
仰る通り、グロテスクな花です。網目模様が何とも妖しいです。こんな花でも園芸品として流通しているのですから好きな人もいるんです。
長さん
熱帯地方では特異な発展を遂げた植物が沢山あるようです。変わった花を展示するのも植物園の使命の一つでしょうね。
長さん
アリトロキア・ギガンテアの袋の中に昆虫が入り込んで受粉させるというのですから、面白いですね。
nobara
ウナヅキヒメフヨウは可愛らしいですね~
真っ赤なお花は温室の中で目立ちますし
葉っぱと花の色の対比が鮮やかですね~
ヒマおじさん
いつも楽しみにブログ拝見させていただいています
今年も宜しくお付き合いお願い申し上げます
無門
人間にとって
不気味と綺麗の感覚は
いったいなんでしょうね
植物にとっての必然性は
人間とどうかかわっているのでしょうね
面白いです
長さん
ウマノスズクサ科では、カンアオイなんかもどちらかと言えばグロテスクですよね。
ウナズキヒメフヨウも温室では定番展示ですが、可愛いものですね。
長さん
今年もよろしくお願いします。
長さん
この網目模様が良いと観賞する人もいるそうですから、世の中分かりませんねー。
小梨
長さん
不気味な花でしょう。内蔵みたいというのが面白いですね。