日本橋七福神めぐり…番外編④ ばち英、浜町緑道、明治座

 1月10日、日本橋七福神めぐりを終えた後、人形町の甘酒横丁を散歩しています。
 森乃園や豆腐屋双葉のある次のブロックにばち英楽器店(日本橋人形町2-10-11)があります。大正6(1917)年創業の三味線店です。
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 かつて吉原があったこの界隈は、明治に入り芳町の花柳界、料亭街としても栄えたといいます。花街には芸妓が住み、三味線は欠かせなかったのです。大正期、この界隈に4軒の三味線店があったそうですが、現在はこの1軒のみ。

 次のブロックの角は関山(かんざん)という持ち帰り用の寿司屋です(日本橋人形町2-21-1)。角に道標風の石柱が建っており、関山の文字と、その側面に右明治座と彫られていました。
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 調べてみたら、関山は京樽が経営しており、「関所の山々」転じて「ふるさと」の意味を持ち、手作りの味わい豊かなお鮨をお届けする、当社の最高級上方鮨ブランドです、と書かれていました。

 更に進むと、弁慶のブロンズ像が甘酒横丁とクロスする浜町緑道の入口に建てられています。
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 浜町緑道はかつての掘割(浜町川)を暗渠にした上に作られた遊歩道のようです。傍らに建てられた説明板によると、中央区が緑道を整備するにあたって、勧進帳で有名な武蔵坊弁慶の銅像と、関所風の冠水門を設けたそうです。

 明治座の前までやってきました。「女たちの忠臣蔵」が上演中でした。
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 金座通りを人形町交差点まで戻る途中、笠間稲荷神社の斜向かいあたりの路地を入ったところに三廼舎と書かれた板看板が(日本橋富沢町16-3)。創業は不明ですが、手作り和菓子の店で、どら焼きが絶品だとか。
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 気が付けば5時近く、家に帰ることにしましょう。 (了)

 長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 出かけているので、コメント欄を閉じています。

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