1月10日の日本橋七福神めぐりは最後の恵比寿神を残すのみになりました。シリーズの初めにご紹介したように、恵比寿神は二つの神社に祀られています。その一つ目が椙森神社(日本橋堀留町1-10-2)です。椙森はすぎのもりと読みます。
金座通りを、出発点の人形町の交差点まで戻り、人形町通りへ右折します。写真は人形町通りのモミジバフウの並木ですが、西日を受けた紅葉が輝いています。東京が暖かいという証明でしょうか。
イガイガの実もたくさん。
椙森神社は堀留町交差点から徒歩1分ほどです。こちらは西側の表の鳥居で、左側が社殿です。
こちらは裏の鳥居です。
社殿は関東大震災(1923年)で全焼したため、昭和6年(1931年)に耐震構造の鉄筋造りで再建されたものです。
中央区教育委員会による説明板です。
この神社は富くじの発祥の地の一つ。境内にそれを記念した富塚が建てられています。
次はもう一つの恵比寿神を祀る寳田恵比寿神社に向かいます。
(続く)
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この記事へのコメント
shuuter
特に福娘に人気があり この福娘に入ると売れ行きがいいようで応募者が詰めかけます。
福娘出身のアナウサーもおおいとか言います。
上の欄まちがいました、消去してください。
長さん
商売の町大阪では七福神めぐりなんかより、えべっさんですね。福娘は一味違ったミスコンで、応募者も多いそうですね。
あいべん
椙森神社が富くじ発祥の神社なんですね。
富塚まであるのですね。
お参りついでに宝くじ購入しましたか?
ご利益があり高額当選?(笑)
神社のはしご疲れませんでしたか。
長さん
江戸は度々火災が起こり、寺社も消失することが多かったのです。富くじは、寺社の建築資金を賄うためのもので、今の宝くじのように一定割合をピンハネしていたんですね。神社でくじを売っていたら買ったかもしれませんよ。神社のはしご、今回は近場ばかりでしたから疲れませんでした。
ケン坊
宝くじ詣でじゃありませんが、参詣客が多くお賽銭も沢山上がるのかな~ 邪推です>謝<
神社のハシゴ? いまケン坊も挑戦中ですが、纏めるのが大変です。その点、長さんは素晴らしい!
ekomountain
長さん
創建は平安時代、太田道灌も信仰したという神社です。日本橋の神社の中でも境内は広い方だと思います。今でも宝くじが当たるようにと参詣に訪れる人が多いそうです。
こういう古い神社はネットの情報も多く、調べるのが大変ですね。
長さん
寺社再建の為にあちこちで始まった富くじ、一獲千金を夢見た江戸町民には人気があったそうです。富くじは落語にも登場します。
kaze・・・
一分(一両の四分の一)で、千両当た
ったそうですね。よくはわかりませんが
千両が1億円とすると、一両が10万円、
一分は25000円、今は300円ですから当時
はずいぶん高いものだったような・・・?
長さん
富くじの当選金と1枚当たりの金額は諸説あるようですが、いずれにしろ今の宝くじより高かったようです。そこで江戸庶民は何人もでお金を出し合って1枚の札を買ったようです。
無門
神社仏閣は
大昔から
当時の最新鋭の技術をもって
建設されたものですね
現代においては
鉄筋建築は当然だが
なぜか馴染めないのは
人間が遅れているせいでしょうか
山吹
PCで、居ながらにしてお散歩できる気分です。ありがとうございます。
信徳
目黒のおじいちゃん
nobara
今年は寒いような暖かいような~~~
熊本も40日ぶりくらいに1㎜以上の雨が降り、
お天気が悪そうでしたが、雨にまではならなかったのですね~ そう言う事も影響して、葉っぱがいつまでも保っているのでしょうか・・・
椙って言う字、杉というの納得しますね~(木目)
富くじ発祥の? もう一つありませんでしたか?
以前、訪れた記憶があります。
会社の催しでその界隈を歩いたのかしら…
記憶が定かでありませんが・・・
宝くじの類、買わなきゃ~当たりませんね~
今度、運試し、してみよっかしら??
長さん
神社やお寺は木造の寺社建築ですべきなのでしょうが、耐久性、耐震性の他に、宮大工がいないという問題もあるのでしょう。良質な大きい木を使えば耐久性はあるのでしょうが、鉄筋コンクリートの方がずっと安いのですから。
長さん
七福神めぐりを終えても、人形町付近を散歩しましたので、後日報告したいと思います。その時もお付き合いをお願いします。
長さん
台湾からお帰りになったのですね。
宝くじは当たれば大きいのですが、その当選確率は低いですよね。買っても当らないし、買わなきゃ当たらないし、難しいところです。
長さん
昭和6年の耐震基準でしょうから、今では低いレベルになっているかもしれません。平屋建てなので、何とかもつでしょうか。
長さん
都内も熊本並の田高さという所でしょうか。関東も明日あたりお湿りがありそうです。
椙は国字、杉は漢字だそうで、昌は盛んという意味だそうです。神社には国字が似合うのでしょう。
富くじ発祥の地というのは書き過ぎかもしれません。江戸では谷中感応寺、目黒滝泉寺、湯島天神が三富と呼ばれるほど盛んだったそうです。
富くじを扱った落語の「富久」ですが、志ん生はここ椙森神社を舞台に選んでいたそうです。
宝くじより雑誌などの懸賞の方が確立が良いらしいのですが…。
tomi
ピッチャーではないけれど肩を痛めてすっかり左腕が上がりません、と言いますわけでタイプを控えて居たのですがその様なわけにも行かず。
七福神毎回楽しみに見せていただいています、時間が有ったならな~この様に細かく廻れるのに と ご紹介の記事で満足しています、有難うございます。
長さん
肩を痛めましたか、それは難儀でしたね。お大事になさってください。
七福神めぐりは江戸庶民の正月の楽しみだったそうです。全部ご覧になれば福が訪れるかもしれません(笑)。