エゾオヤマリンドウ(栗駒山・名残ヶ原にて)

がんばろう東北・温泉三昧の旅(9月9日=5日目の3)
 秋田県の須川高原温泉から栗駒山へ至る登山道を登る途中に「名残ヶ原」があります。中央に木道が作られており、2分位で通り過ぎてしまうような小さな湿原になっています。標高は1160~1170mだそうです。
 湿原の手前のナナカマド(バラ科)です。紅葉が始まっていました。右下は、何かの大きな葉の間から顔をのぞかせたウメバチソウ(ユキノシタ科)です。
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 湿原の入口付近から見た栗駒山(1627m)です。紅葉はナナカマドです。
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 少し進んで撮った3枚の写真を合成したパノラマです。
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 湿原に咲くエゾオヤマリンドウです。エゾリンドウの高山型で、山形県以北に分布します。花がほとんど茎頂だけにつくという特徴があります。蜂やアブが吸蜜にやってきました。
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 湿原を進む忠夫さん夫妻と私(右側)です(妻撮影)。
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 イワイチョウ(ミツガシワ科)         ウメバチソウ(ユキノシタ科)
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 シロバナトウウチソウ(バラ科)       アキアカネ(トンボ科アカネ属)
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 木道を直進すると栗駒山に至りますが、右に折れて「賽の磧」へ向かいます。
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 (続く)

この記事へのコメント

  • なおさん

    気の早いナナカマドの紅葉が楽しめましたか。エゾオヤマリンドウの紫の花も湿原のなかで見ると風情があることでしょう。草紅葉がすすむといい彩りの対比となりますね。
     イワイチョウやウメバチソウ、シロバナトウウチソウやら湿原植物もいろいろご覧になれて、楽しい散策路のようですね。
    2011年10月07日 05:13
  • あいべん

    高原・・草原・・こんなパノラマ・・空気が
    こんなに自然が息づいているのに福島では
    見た目は綺麗な田園風景・・しかし、植物は
    汚染されて・・。
    こんな綺麗な風景を見せて頂くと余計に
    福島の悲惨さを感じます。
    長さんは東北を元気付けの旅行をされ間接的
    復興のお手伝い、頭が下がります。
    お写真で拝見する限りこの地方は風評被害は
    無いのですね。
    2011年10月07日 05:26
  • ケン坊

    名残ヶ原は、パンフレットをみると湿原だけに大きな池塘が何個もあるんですね。
    ケン坊は池塘のある風景や、湿原に真っ直ぐ伸びる木道のある景色がすきです。あぁ~尾瀬に行きたくなっちゃったな~(週末にでも行ってみるかな?)
    エゾオヤマリンドウが綺麗に撮れてますね(長さんだから当たり前か>笑<)。ウメバチソウも...
    2011年10月07日 06:18
  • 無門

    こんにちは

    次々展開する豊かな自然
    湿原の植生に癒されますね
    足もついついゆっくりになるのでは
    2011年10月07日 06:22
  • 信徳

    ナナカマドが色付き始め草紅葉が素敵な湿原です。エゾオヤマリンドウが健気に咲いてすっかり晩秋の様相ですね。
    2011年10月07日 07:00
  • 目黒のおじいちゃん

    さすが名前だけのことはあるんですね。ミツガシワの仲間が太古から生き残って咲いているのですね。すばらしい!
    2011年10月07日 08:01
  • 寿々木

    ウメバチソウの花がまだありましたか、オヤマリンドウは茎の頂上にお花が咲きますね。
    2011年10月07日 08:08
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ナナカマドは少し高度を上げるだけで真っ赤な紅葉が見られました。名残ヶ原は花の種類は少なかったですが、木道の近くにも、エゾオヤマリンドウを始め、たくさん咲いていました。イワイチョウは初めて見ました。
    2011年10月07日 10:15
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    秋晴れで、そよ風が吹く中、久しぶりに高原を歩くことができ、楽しいひと時でした。福島でも、私たちが通過したところは、木や草が地震や放射能は知りませんという表情でした。
    秋田・山形は震源地から離れているので、直接的な被害は少ないものの、東北全体の観光顧客が減っているのは、一種の風評被害でしょうね。
    2011年10月07日 10:20
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    名残ヶ原は2分もあれば通過してしまう小さな湿原でしたので、池塘は見られませんでした。最後の案内図は登山道の分岐にあった案内板ですが、水色になった部分が湿原を意味するらしいのですが、賽の磧のあたりには湿原がありませんでした。
    尾瀬ヶ原の木道も、西に至仏山のなだらかな稜線が見えますから、似たような風景ですね。
    このハイキングにはデジイチを持っていきましたから、写真も何とかみられるものが写せました。
    2011年10月07日 10:33
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    こういう気分の良い風景の中を歩くと、どうしてもゆっくりになりますね。平均所要時間が1時間のところ、1時間半以上かかりました。
    2011年10月07日 10:35
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    リンドウが咲き、山の秋は駆け足でやってきますね。
    一部のナナカマドは真っ赤に紅葉していました。湿原に生えている草は写真では黄色が強いように見えますが、実際にはもう少し緑色でした。レンズのF値が暗いためでしょう。
    2011年10月07日 10:39
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    ミツガシワは氷河時代からの生き残りだそうですね。イワイチョウは「南千島と日本の北海道、本州の中部以北に分布し、多雪地の亜高山から高山にかけての湿原などに自生する(Wikipedia)」そうで、花期は6~8月ですから、まさに名残の花でした。
    2011年10月07日 10:45
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ウメバチソウはまだまだ元気そうでした。エゾオヤマリンドウはどちらかというと草丈が低く、茎の頂部にのみ花をつけるようです。エゾリンドウの方は茎の途中にも花が見られました。
    2011年10月07日 10:48
  • 花咲か爺

    紅葉が始まりジワリと秋から冬への衣替えの様な風景にリンドウの青紫の花が引き立ちますね。
    2011年10月07日 17:07
  • nobara

    ウメバチソウの咲く季節になったのですね~
    湿原の境の所によく咲きますね~~
    程良い湿原で、観賞が楽しかったでしょうね~
    エゾオヤマリンドウ、ややもすると紅葉につくお花になってしまいそうですね。ここのところかなり冷えこんでるのでお花も焦ってるのではないでしょうか。
    2011年10月07日 17:54
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    東北地方の高原は秋が駆け足でやってくるようですね。エゾオヤマリンドウは草丈が低いですが、青い花は目立っていました。
    2011年10月07日 17:57
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    この湿原はウメバチソウ、エゾリンドウ、エゾオヤマリンドウ、シロバナトウウチソウなどが混在して咲いていました。湿原から次第に乾燥化が進んでいるように見えましたが、雨が少ない時期だったからかもしれません。
    もう10月、この湿原もかなり秋が進んだことでしょう。
    2011年10月07日 18:39
  • hanasaku

    こんばんは
    まっすぐ続く木道に魅入られました!はい!大きく深呼吸です。頭の中だけでお花を見ながらゆっくり歩きます。
    2011年10月07日 19:54
  • shuuter

    ウメバチソウ 今年はまだみておりません。
    そろそろ咲き出す頃かと思います。探してみたいです。

    イワイチョウ シロバナトウウチソウは初見です。
    珍しい花が続きますね。
    2011年10月07日 20:11
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    小さな湿原ですが、とても雰囲気が良いところでしょう。思わず深呼吸をしてみたくなっちゃいますね。
    2011年10月07日 22:20
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ウメバチソウは関西でも見られますか。花期は8~10月とのこと、もう咲いているかもしれませんね。
    イワイチョウは標高の高いところで咲くようです。
    2011年10月07日 22:23

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