栗駒山の山麓に「名残ヶ原」というお花畑があるので、ハイキングに出発しました。もう9月なので、花は少ないかもしれませんが…。
須川高原温泉の手前から登っていきます。登山道の脇に温泉のパイプが何本も引かれています。右下が泉源です。
ちなみに、岩手県側が須川高原温泉、栗駒山荘がある秋田県側は須川温泉と呼び分けていますが、泉源は同じです。
三角形の「大日岩」は変成岩の塊のようです。早速、シロバナトウウチソウ(バラ科ワレモコウ属)がお出迎え。
須川高原温泉から栗駒山山頂までの案内図です。私たちは水色のルートを歩きました。標準で1時間ほどです。
少し登って、振り返ると須川高原温泉の建物の奥に、栗駒山荘が見えました。残念ながら、鳥海山はかすんで見えません。中央左寄りに見える橙色はノカンゾウの咲き残りでしょうか。
ナナカマド(バラ科) ヤマアジサイ(アジサイ科)
アキノキリンソウ(キク科)。
丸いのは、アキノキリンソウミタマバエの虫えい(アキノキリンソウミフクレフシ)だそうです。菜の花さんに教えて頂きました。感謝。
コバイケイソウ(ユリ科)。縦に長い実が出来ていました(右下)。
イワショウブ(ユリ科)の実は真っ赤。右下は、花のアップです。
「名残ヶ原」はもうすぐです。
(続く)
この記事へのコメント
なおさん
無門
ナナカマドを先頭に
一気に秋色に突入ですね
案内の地図を見ていると
もう少し先までなんて
欲張ってしまいそうですね
寿々木
長さん
ドライブ旅行なので、少しは足を使う行程も取り入れて見ました。のんびり周る予定で、1.5倍程度の時間を見込みました。わずかですが、標高が高まるので、紅葉が見られるかも。
長さん
ナナカマド、登山口では枝の先端がわずかに紅葉し始めていました。
私たち夫婦だけなら、途中の昭和湖辺りまで登ってみたかったのですが、足の弱い人もいるので、軽いハイキング程度にしました。
長さん
コバイケイソウの実とは思わず写真を撮りました。蕾にしては大きいので、実と判断し、ネットで確認ました。
菜の花
イワショウブは出会ってみたい花です。
http://daisetsuzan.sakura.ne.jp/kitoushi/animal/akinokirinsoumitamabae.html
信徳
長さん
前日歩いた湿原より花数が少ないのはちょっと残念でしたが、ハイキングは楽しいものになりました。 アキノキリンソウにできている丸いものは虫えいでしたか。花弁がのぞいているので、蕾かと思いましたよ。情報、ありがとうございました。
長さん
仰る通り、前日の湿原より花の種類は少なかったです。でも、エゾオヤマリンドウが咲いていましたよ。次回に投稿します。
nobara
あいべん
撮影に散歩道から里山に足を向けてみました。
温泉の源泉を引くパイプ凄いですね。
パイプの数だけ温泉旅館があるということですから
でも、少し夢は壊れますね。
誰もが知って居ても、温泉は旅館の地下から
湧いている・・そう思いたいですね~。
やはり高山植物多いのですね。
目黒のおじいちゃん
嬉しく思います。しかも仲間とご一緒、皆さんも旅の思い出が深まって感謝されているですようね。ヤマアジサイの残花がありましたかまさに名残の花でしたよね。
shuuter
寒くなり始めると主役に躍り上がりますね。
イワショウブはまだみたことありません。
長さん
アキノキリンソウの中えいやコバイケイソウの実など、珍しいものに出会いました。前日見たイワショウブは実が膨らみ始めたころでしたが、ここのは真っ赤に膨らんでいました。
皆さんの体調を考慮しながら旅行日程を組むのも楽しいものです。でも、どちらかというと私の趣味で場所を選んだようなものです。
長さん
いつもの散歩道から少し遠出をしたようですね。
このパイプ、私たちが泊まった栗駒山荘と、須川高原温泉の二つの旅館の分です。口径が5㎝ほどですから、何本も必要なんでしょうね。
名残ヶ原にも高山植物が多いと良いのですが…。
長さん
せっかく高山植物が咲いていそうなところに来ましたから、見に行かなくっちゃということで、旅程に組み込んでみました。メンバーも花好きなので、喜ばれましたよ。
長さん
ナナカマドの紅葉は鮮やかなので良く目立ちます。次回に登場しますよ。
イワショウブは「亜高山帯の湿原や山稜の雪田の縁などの湿り気のある場所に自生する」とのことですから、里山では無理かもしれませんね。
hanasaku
パイプが凄いですね!温泉を引いているのでしょうか。引くの大変だったでしょうね!もうビックリです。イワショウブに目が釘付けになってます。
長さん
二つの旅館でこの泉源を分け合っているのですが、湯を引くのにこの程度のパイプの太さが作業しやすいのでしょうね。
イワショウブ、魅力的ですね。花は清楚な白、そして、実は真っ赤、その対比が見事です。
ケン坊
栗駒の案内図に引かれた水色の線...栗駒に登ったのかと思いました。
そろそろ秋が忍び寄っているようですね。ナナカマドは秋の使いですから間もなく本番です。
長さん
イワショウブの赤と白のコントラストが良いでしょう。
栗駒山の山頂までは高度差500mちょっとですから、初心者向きの山でしょうね。しかし、往復すると4時間以上みなければなりませんから、日程上は難しかったのです。
わずかに高度を上げただけで、ナナカマドの紅葉が鮮やかでした。
小梨
ヤマアジサイ、花が終わったことを知らせるために裏向きになるそうですが、こんなに鮮やかな赤だと虫はまだ咲いていると思いそうですね。
長さん
こんなところに虫えいができるなんて思いませんでしたよ。綿毛付きの実は知っていたので、てっきりつぼみかと…。
ヤマアジサイは装飾花が反転するのが特徴ですね。その頃の方が花色が濃くなったりしますね。