栗駒高原・大仁郷湿原の花③

がんばろう東北・温泉三昧の旅(9月8日=4日目の5)
 栗駒高原にある「野鳥の森」に隣接する「大仁郷湿原」の花を紹介しています。今回はその3回目です。
 エゾリンドウ(蝦夷竜胆、リンドウ科リンドウ属)だと思います。
画像

 栗駒山荘のロビーに飾ってあった写真には、エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)とありましたが、エゾオヤマリンドウの花は「茎の上部にだけ数個まとまってつく」とされているようです。
画像

 色の薄いものもありましたが、これもエゾリンドウでしょうか(右下)。
画像画像

 イワショウブ(岩菖蒲、ユリ科チシマゼキショウ属)。
画像

 シラタマノキ(ツツジ科)           ヤマハハコ(キク科)
画像画像

 湿原の南西端でがけを登っていくと「野鳥の森・入り口」の立札が。隣に「熊出没注意」の立札も。案内図は風化して読めませんでしたので、須川湖キャンプ場の駐車場にあった案内図を貼っておきます(右下)。
画像画像

 須川湖です。「須川湖(すかわこ)は、秋田県東成瀬村にある周囲2km余りの火口湖。栗駒山の噴火で出来た窪みに水がたまってできた湖。澄んだ水がたたえられてるが、酸性が強いため魚は住んでいない」(Wikibedia)。
画像画像

 右上の案内図で「須川高原園地」と書かれた駐車場へ車道で戻ります。
 その途中で見つけたゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)です。白飛びしていますが、もしかすると、ミツバフウロ(三葉風露)かと思って…。
画像

 道路わきの草むらで花を探していた忠夫さんの奥方が、大声を出して飛び退りました。見ると、ヤマカガシみたいな60cmほどのニョロが逃げていくところでした。
 これは何だろう? → オトコエシ(オミナエシ科)の花後だそうです。nobaraさん、ありがとうございました。
画像画像

 さあ、栗駒山荘にチェックインしましょう。
 (続く)

この記事へのコメント

  • あいべん

    お早う御座います(^^)
    朝晩少し寒さを感じますね。
    「大仁郷湿原」の花達は花壇や家庭の庭の
    花ほどの輝きは無いでしょうが湿原にポッン
    ポッンと咲く色の美しさは格別ですね。
    紫、白、何も無い湿原に点在する様は格別
    ですね。
    2011年10月02日 05:55
  • なおさん

    湿原を彩るエゾリンドウの青紫、いいですよねえ。以前尾瀬で何度か見ましたが、しみじみと秋を実感できる名花ですよね。白に近いような淡い色のもありましたか。
     シラタマノキも可愛らしいです。この実、サロメチールのようなツンとした匂いがあるそうですね。
     イワショウブも湿原で多く見ますね。紅みを帯びたものもあり、つんつんと伸びたさまが面白いです。

     クマも出るかも、という自然豊かなところで、良いですねえ。ヤマカガシは毒がある、ということですので、御用心ですよね。
     最後のは、僕も??です。
    2011年10月02日 05:57
  • ケン坊

    イワショウブって初めてかも。白っぽいリンドウ?も珍しいですね...
    湿原だけあって種類も豊富ですね。ニコニコしながらカメラを覗く長さんの顔・姿が眼に浮かびますよ!
    ニョロがいましたか~ ヤマカガシは色が鮮やか?なので余計に気持ち悪いです。
    今年は皆川城址公園山頂で”なが~い”のを見ちゃいましたが、出会いは少なかったです>笑<
    2011年10月02日 06:26
  • 無門

    こんにちは

    肴の棲めない湖は
    少し不気味ですね
    でも
    熊も
    ヤマカガシもいる自然
    日本の自然ですね
    2011年10月02日 06:34
  • 信徳

    「大仁郷湿原」の山野草、楽しませて頂きました。やはり主役はリンドウですね。岩菖蒲は初めてみました。
    2011年10月02日 06:53
  • 寿々木

    珍しい花を拝見しました。ヒメイワショウブは知っていますが、イワショウブは沢山花がつくのですね。初見です。
    2011年10月02日 07:56
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    湿原は高原のお花畑とは花の密度が違いますが、リンドウなどが固まって咲いていると嬉しくなっちゃいますよ。花がポツポツと咲いている場所が多いだけに、望遠ズームを持って行くべきでした。
    2011年10月02日 08:28
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    エゾリンドウも青や赤紫が混在して、美しさを強調しているような感じです。白っぽいのは突然変異のたぐいでしょうか。
    イワショウブは初めて見ました。もっと赤っぽいものもありましたよ。
    熊や蛇が出るのは自然が豊かということでしょうね。
    2011年10月02日 08:34
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    イワショウブは初めて見ました。これほど色々咲いているとは想定外で、仰る通りな状態での撮影でしたよ。
    ニョロの第一発見者はマムシではないかと言っていました。
    2011年10月02日 08:37
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    透明度が高そうな湖なのですが、酸性度が高いそうです。須川温泉も酸性度が高いのですよ。
    熊は出てきませんでしたが、ニョロやガマがかなりいるようです。
    2011年10月02日 08:39
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    3回シリーズで湿原の花を紹介しましたが、仰る通り、エゾリンドウはその色からも主役ですね。
    イワショウブは「本州中部以北の日本海側と西日本の山中で湿気の多いところに生える」とありましたので、関東では少ないのかもしれません。
    2011年10月02日 08:44
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    イワショウブは初めて見ました。マクロレンズで狙ってみたい花です。ヒメイワショウブというのもあるんですね。
    2011年10月02日 08:45
  • shuuter

    エゾリンドウの蕾 こんもりと膨らみ 紫色が素敵です。

    庭の竜胆が一輪だけ咲き始めました。
    竜胆は川西市の花に指定されています。
    昔は竜胆がたくさん自生していたのでしょう。
    2011年10月02日 19:24
  • hanasaku

    こんばんは
    お花が沢山!シラタマノキをじっと見ていたらシラタマあずきを食べたくなりました。
    2011年10月02日 21:24
  • nobara

    エゾリンドウですか?綺麗ですね~~~
    そう言えば、東北を歩いていてリンドウにも出逢いました。イワショウブは花の終わり頃に出逢いました(八島湿原)最後のはヒョッとしてオトコエシの花後・のような基がしますが・・・
    ヤマカガシって凶暴なんですよ。甲府の武田神社の裏手で遭遇。原チャに乗っていたのですが今にも飛びかかってきそうでした。マムシと同じで怖いですね~
    2011年10月02日 21:48
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    エゾリンドウの色合いは何とも言えませんね。
    リンドウが川西市の花でしたか。川西市のHPを見たら、リンドウの花が多かったことと合わせ、清和源氏の旗印に「ササリンドウ」が使用されていたことも選定の理由の一つだったらしいですね。
    2011年10月02日 22:39
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    シラタマノキから白玉アズキですか。リンドウだと何を連想しますか。こんな形のお菓子がなかったでしたっけ。
    2011年10月02日 22:42
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    エゾリンドウがあちこちで咲いていましたよ。やはり秋ですね。イワショウブは初めて見ました。もっと赤いのも見られました。
    最後のはオトコエシの花後ですか。早速ネットで検索したら、扇型の翼?が特徴のようですね。ご教示、ありがとうございました。
    蛇を発見した奥方のびっくりした声が大きかったせいか、蛇の方で逃げ出しました。
    2011年10月02日 22:46
  • 目黒のおじいちゃん

    珍しい花をありがとうございました。栗駒は毎回遠望するだけで高原にも寄ったことがありません。魅力が一杯ですね。
    2011年10月03日 08:49
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    たまには秋田にお出かけすることもおありですか。とても良いところでしたので、お勧めですよ。
    2011年10月03日 10:03
  • 小梨

    リンドウの紫が目に沁みますね~。
    2011年10月07日 00:04
  • 長さん

    小梨さん、コメントありがとうございます。
    ここのリンドウは色の変化があって、なかなか良かったですよ。
    2011年10月07日 10:04

この記事へのトラックバック