藤城清治の世界に浸る

がんばろう東北・温泉三昧の旅(9月8日=4日目の2)
 横手市へ向かう途中、「道の駅なかせん」でトイレ休憩です。入口のモニュメントに「ドンパン節の里」とあります。あの、♪ドンドンパンパン ドンパンパン・・・という陽気な民謡ですね(正確には「円満造甚句」を編曲したものだそうです)。替え歌がたくさんあったりして、若い人でもご存知でしょう。
 右下は、敷地内にある「こめこめプラザ」です。
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 「こめこめプラザ」の一部は、お米の博物館。世界で作られているお米の現物が展示されていました。
 左下・中央は、お米の入れ物の変遷(左から、俵→かます→麻袋→樹脂袋→紙袋)。秋田で現在作られている品種は16種類もあるそうです。
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 道路と駐車場の間に、10数mにわたって、カラスビシャク(烏柄杓、サトイモ科ハンゲ属)がニョキニョキ。
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 横手市では、「秋田ふるさと村」へ立ち寄りました。「秋田ふるさと村」は大人から子供まで楽しめる観光テーマパークです。
画像 左は第一駐車場から見た施設です。右手前は「ふるさと料理館」、三角屋根は「ふるさと市場」や「工芸展示館」、左の箱型の建物は「秋田県立近代美術館」です。

 今回、ここに立ち寄った目的は二つあります。一つは、秋田県立近代美術館で
画像行われている「光と影のファンタジー 藤城清治の世界展」を観賞するため、そして、もう一つはふるさと料理館で稲庭うどんを食べることです。
 右は、美術館から見たふるさと村です。白いドームはプラネタリウムのある「星空探検館」。

 藤城清治さんは影絵の第一人者です。名前はご存知ではなくても、彼の作品はTVや雑誌で何度も目にしたことがあるはずです。
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 秋田では初の展覧会とのことで、大変な人気でした(2か月で8万人以上の入場者があったそうです)。作品数が多い割には会場が狭いのが難点でしたが、影絵や切り絵、作品の左右に鏡を置いたり、前に水槽を置いて反射させたりと、見せ方にも工夫があり、「藤城清治の世界」に浸ることが出来ました。会場内は撮影禁止なので、入口と販売されていた作品を、許可を得て撮影しました。
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 二つ目の目的である「七代目佐藤養助横田店」の稲庭うどんに舌鼓。右下の写真は、醤油とごまだれの「二味せいろ」(850円)。このコシとのど越しが何とも言えない美味しさです。
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 (続く)

この記事へのコメント

  • nobara

    そうそう藤城清治展、秋田でやっていたのでしたね。
    山形ママンが観に行かれたと記事になさってました。
    私は昇仙峡にある影絵館に何度か参りました。モノクロではなくうまく色彩を使った幻想的な緻密な作品ですね~
    稲庭うどんも美味しいですよね~
    麺類に目がないので垂涎して眺めています(^O^)
    2011年09月29日 09:15
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    秋田での藤城清治展は当日券を買うのにも20m位の列ができており、大変な人気でした。山形ママンさんのブログを拝見しましたが、片道4時間半かけて見に行った甲斐があったようですね。あんなにご高齢なのにまだまだ創作の意欲が衰えないようで、見習わなくてはいけません。
    本場の稲庭うどん、美味しかったですよ。ゆで方が難しいらしく、麺を買って帰るのは断念しました。
    2011年09月29日 10:06
  • 無門

    こんにちは

    影絵のメルヘン
    和風では無いのに
    日本人の心の奥深くに
    しっかり記憶された世界
    藤城清治さんの世界は心の故郷ですね
    今日は地区の文化祭の
    作品展示に行ってきました
    2011年09月29日 11:34
  • 目黒のおじいちゃん

    藤城清治の影絵をごらんになりましたか。稲庭うどん付きで
    身も心ひととき豊かになれましたね。カラスビシャクですが東京で見るのと葉形が違うようです。もう少し下をうつした画像はありませんか?
    2011年09月29日 12:42
  • ヒマおじさん

    こんにちは、藤城清治さんの影絵は好きです、山梨県の昇仙峡に美術館がありますね、何回か行って、藤城清治の世界にはまっています。
    2011年09月29日 12:55
  • shuuter

    美術品もさりながら 稲庭うどんが美味しそうですね。
    その土地の名物うどん 賞味にあずかりたいものですね。
    2011年09月29日 13:07
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    藤島さんの影絵や切り絵、版画は世界的にも評価されていると思います。今回の展覧会でも童話の世界を見事に表現したものもありました、どれも魅せられましたよ。
    2011年09月29日 16:17
  • あいべん

    私の印象の横手市(以前秋田でも官官接待で)
    公務員汚職や公費の無駄遣いで一躍有名に
    成った町です。
    路地の飲み屋が全て官官接待の飲み屋・・。
    摘発され報道されてから行って見ましたが
    (出張利用)誰も居ない明かりの消えた只の
    汚い路地が少し悪臭を・・。でした。
    こんな思い出の地でしたが今日の長さんの
    ブログで少し印象が変わりそうですね。
    おうどんは昔も美味しかった・・。
    温泉、食事、芸術までてんこ盛りの旅ですね。
    2011年09月29日 17:45
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    芸術の秋と同時に、食欲の秋でもあるんですね。
    カラスビシャクの写真ですが、投稿したものの手前に写っている葉は別の植物のものです。カラスビシャク自体は、なぜか花序だけが伸びているものでした。
    2011年09月29日 19:15
  • 長さん

    ヒマおじさん、コメントありがとうございます。
    昇仙峡に影絵の森美術館があるそうですね。公式HPを見たら、秋田で見たのと同じような水面を効果的に使った画像がありましたよ。はまるのも分かりますね。
    2011年09月29日 19:20
  • hanasaku

    こんばんは
    カラスビシャクって不思議な形ですね。てっきり食べられるのかと思ったら薬用にされるんですね。稲庭うどんいいなーごっくんです。
    2011年09月29日 19:21
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    話に聞いていた稲庭うどん、やっと本物を食べることが出来ました。作り方の秘伝は一人にしか伝えないのだそうです。
    2011年09月29日 19:23
  • ケン坊

    カラスビシャクという名前ですか? 花は見たような気がしますが...
    秋田に行ったら、やはり”稲庭うどん”ですよね。醤油とゴマダレの二味せいろが美味しそうですね。
    やはり旅は良いですね~
    2011年09月29日 19:40
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。いつの世にも甘い汁を吸う悪い奴らがいるものですね。でも、そいつらはごく一部であって、殆どの善良な市民は迷惑しているのでしょうね。この秋田ふるさと村、汚れたイメージは微塵もありませんでしたよ。
    2011年09月29日 20:28
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    面白い名前ですね。誰がつけたんでしょうね、カラスビシャクなんて。薬になるのは塊茎で、つわりの特効薬だとか。
    稲庭うどん、美味しかったです。幸せ。
    2011年09月29日 20:34
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    カラスビシャクってマムシグサによく似ていますね。
    ここの稲庭うどん、絶品でしたね。これで850円ですから、ケン坊さんならきっと大盛りでしょうね。
    2011年09月29日 20:38
  • 山吹

    こんばんは。
    心と身体に、栄養ですね。
    旅ができないので、読ませてもらってます。
    最後の(続く)が、、、なんとも、いいですね。
    2011年09月29日 21:51
  • 長さん

    山吹さん、コメントありがとうございます。
    毎回お出でいただき、感謝です。次回から旅先で出会った花を掲載する予定です。
    2011年09月29日 22:00
  • なおさん

    ドンパン節というのは、こちらの民謡でしたか。それは知りませんでした。「光と影のファンタジー 藤城清治の世界展」をご覧になりましたか。先日TVで制作現場を放送していましたが、カミソリで切り抜く根気のいる作業で、大作を仕上げるのは大変なようですね。素晴らしいことです。人気があるのも頷けますね。

     稲庭風うどんはこちらのスーパーなどでも売っていますが、やはり本場のはぜんぜん違うのでしょうねえ。
    2011年09月30日 05:14
  • 信徳

    ドンパン節は知っていますし若い頃は替え唄を歌っていました。ここの歌だったのですね。秋田県人が得意に歌っていたのを思い出しました。
    2011年09月30日 06:31
  • 寿々木

    カラスビシャクはいつまでも花穂をつけますね。庭に植えると爆発的に増えますので大変です。
    変わったウドンですね。美味しそうです。
    2011年09月30日 07:41
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    私もこの道の駅に来るまでドンパン節の発祥地を知りませんでした。それだけ、ポピュラーなものになっていたんですね。
    藤城清治さんの制作風景は会場のVTRでも流されていましたが、大変な根気が必要ですね。
    稲庭うどんは作るのにも秘伝があり、茹でるのもプロの業が必要だそうで、これが本場の味を保っているのですね。
    2011年09月30日 07:44
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    多くの人がドンパン節、替え歌も多く、発祥の地が分からなくなるほど知られていたんですね。秋田県人が得意になるのもうなずけます。
    2011年09月30日 07:46
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    カラスビシャクは根が広がって増えるのでしょうね。ニョキニョキと並ぶ姿はちょっと異様でした。
    稲庭うどん、召し上がったことはありませんか?美味しいですよ。
    2011年09月30日 07:49

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