角館、まもなくお祭り

がんばろう東北・温泉三昧の旅(9月7日=3日目の6)
 私たちが訪れた9月7日から9日まで、角館ではお祭りが行われます。このお祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されていますが、7日は16時開始ということで、残念ながら見ることはできませんでした。
 角館には18台もの曳山があり、お囃子と共に引き回されるといいます。
 左下は、青柳家の敷地内に展示してあった曳山です。右下の立札によると、昭和61年から平成14年まで使用されたものだそうです。
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 一昨年のお祭りの写真が仙北市のHPに載っていました(こちら)。また、お祭りの歴史や内容については、Wikipediaに詳しく書かれています(こちら)。

 私たちが散策した武家屋敷通りは「表町下丁」ですが、古くは「北部丁」と言ったようです。その町内の若者が担当するのがこの曳山、「北部丁内若者」と書かれています。表町下丁を南に行った突き当りの公園で準備中のものです。
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 北部丁内でお祭りを監督する張番の詰所です。写真を撮らせてくださいといったら、恥ずかしいのか、下を向かれてしまいました。
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画像 角館は佐竹北家の城下町として発展してきました。殿様もこの祭りをご覧になったのでしょうね。
 現在も子孫の方がおられるらしく、武家屋敷通りに当主専用の座席が設けられるのです。

 昼食は、北部丁内若者の曳山が置かれていた公園を通り抜け、小人町にある「手打ちそばきり長介」にしました。ガイドブックにも載る店です。
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 一行が食べたのは、十割二色もり(左下)と十割もりそば(右下)。二色もりはそばがらを一緒に挽いた黒と、そば殻を剥いて挽いた白。評判通りのおいしさでした。妻は、「黒いほうは喉に引っかかる」と言っていましたが、好みの問題でしょう。
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 (続く)

この記事へのコメント

  • nobara

    京都と同じ曳き山ですね~~
    さすが素晴らしいものですね。
    博多は舁き山(かき)です。曳きと舁きの違いがあるのも福岡で初めて知りました。佐竹北家、今も引き継がれているんですね~
    お蕎麦に釘付けです。黒いのは田舎そば(挽きぐるみ)でしょうか?香り高くて私は好きです。美味しそうですね。
    皮を取り除いていくとさらしなになるのでしょうね。
    2011年09月23日 21:15
  • あいべん

    今晩は
    曳山、詰め所の曳山が一番好いですよ。
    18台もあれば人でも多い事ですし、
    祭りの流れも知らなければ結局目の前
    の祭りの雰囲気だけの撮影に成りますが
    詰め所の曳山なら落ち着いてとれたでしょう。
    結構雰囲気出てますよ。
    最後はお決まりのお食事ですね。
    山形、秋田、ざる、でなく箱蕎麦でしたか?
    私が聞いたのは、丸いからざる蕎麦、四角いから
    箱蕎麦と聞いた記憶が有るのですが・・。
    楽しい旅行の雰囲気を食事で感じる
    食いしん坊です~~。
    変なコメントですいません(^^)
    2011年09月23日 21:35
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    山車の呼び名は各地でいろいろあるようですね。山笠もだんじりも、京都の鉾もその種類らしいです。
    黒いそばは仰るように「挽きぐるみ」と書いてありましたよ。この店は数量限定で、一行6人分が揃いません。私は仕方なく白い十割そばで、挽きぐるみは妻からお裾分けでした。
    2011年09月23日 22:46
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    もう一日遅ければ、ばっちり祭りに当たったのでしょうが、武家屋敷通りは大変な混雑でしょうし、おちおち観光はしていられません。準備の雰囲気だけで我慢です。
    箱蕎麦の定義は分からないのですが、底が抜けていない容器を箱蕎麦というのではないのですか。ここのは四角い木の皿状の容器にすのこを敷いたものでしたが、これも箱蕎麦の範疇に入るのでしょうか。
    2011年09月23日 22:59
  • なおさん

    角館ではお祭りがこの時期にあるのですか。お祭りのさなかでは賑やかなことでしょうが、人出も多く観光するにはタイヘンですので、雰囲気だけでも感じられたのは良かったですね。
     川越のまつりは10月15~16日で、やはり山車が沢山曳き回されます。

     お蕎麦やさんも有名なお店に入りましたか。美味しそうでいいですねえ。
    2011年09月24日 04:17
  • 信徳

    角舘にはやはり有名なお祭りが残されているのですね。見れなかったのは残念でしたでしょうが色々内容がしれて良かったですね。
    2011年09月24日 07:06
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    角館では2つのお祭りが合体して3日間となったようです。このお祭りに合わせていったのではなく、予定を組んでから知ったのです。図らずも角館観光のプラスαになりました。
    川越の山車は豪華ですよね。4年前にまつり開館を見学しましたよ。
    2011年09月24日 07:33
  • 無門

    こんにちは

    平家物語風の歌舞伎の
    飾りに見えますね
    「○○町若者」という
    若者に素晴らしさを感じます
    祭の主役はやっぱり
    若者のものなんだと思います
    2011年09月24日 07:35
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ここのお祭りはなかなか面白そうです。曳山が先行権を相談し、話がまとまらないと曳き山をぶつけ合うという演出もあるそうですよ。お祭りのお陰で、武家屋敷通りに面した臨時駐車場が利用できました。
    2011年09月24日 07:39
  • 寿々木

    山車にしては大きいですね。何だか大型トラックのようです。
    2011年09月24日 07:58
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    この曳山はお察しの通り「ひらかな盛衰記逆櫓の段」で左側の櫓を持つのが樋口次郎兼光、右側が畠山重忠と表示がありました。
    18の曳山のうち、2つが丁内(今で言う町内会)の管理、16が丁内の若者が管理しているとのことでした。
    2011年09月24日 10:05
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    全国のお祭りで山車が登場しますね。この曳山は台車こそ大きいですが、全体的な大きさはさほどではないと思いますよ。
    2011年09月24日 10:08
  • shuuter

    角館のお祭り見れなかったのは残念ですね。
    地方に残る伝統文化はいつまでも引き継がれて保存してほしいですね。
    家庭に残る行事も 孫などに伝えたいものが多くありますね。お彼岸の おはぎなどもつくりましたが、孫たち大きくなっても自分で作るかなと思ったりいたします。
    2011年09月24日 13:15
  • ケン坊

    それぞれ、地域に寄って特徴のある山車ですね。それぞれの文化は保存して欲しいものです。鹿沼や栃木は彫刻屋台が中心でした。
    たしかに祭り当日は混んでしまって、旅行の日程からするとイベントを組み入れるのは難しいですよね。
    2011年09月24日 17:12
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    お祭りは見られませんでしたが、雰囲気だけでも味わえたのは良かったです。このお祭りは長年の伝統があるようですから、今後とも続くと思われます。
    子供たちの伝統離れには私たちの責任があるかもしれませんね。
    2011年09月24日 17:14
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ここのお祭りの曳山は、前の方が武者人形、後ろの方がひょうきんな人形と酒だるというようなものが主なのだそうです。
    私たちの子供たちが小さかったころは、近くの神社のお祭りで子供用の小さな山車が出て、お囃子と共に町内を引きまわったのですが、いつの頃からか無くなってしまいました。角館のような伝統あるお祭りはそんなことにはならないでしょうが…。
    日程が一日遅れたら、観光どころではありませんでしたよ。
    2011年09月24日 17:33
  • hanasaku

    こんばんは
    お蕎麦につい先に目がいってしまいました。ぜったいお変わりしそうです。
    2011年09月24日 19:14
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    この十割そばは美味しかったです。二色は普通のものより盛りが多く、満腹感がありますよ。
    2011年09月24日 21:12

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