青柳家は公開されている武家屋敷の中では一番見どころの多い屋敷ではないでしょうか。
表通りから青柳家の敷地を見たところです。左端から続く黒板塀は右奥の少し手前までが青柳家です。
母屋と門と蔵が秋田県の指定文化財になっています。左下はその薬医門で、道沿いには武者窓とよばれるのぞき窓のついた造りになっています。門の両側におかれた石は駒繋ぎ石とだそうです。右下は母屋の玄関です。
左下は、母屋の南西角にあたる「座敷」です。右下の案内板をクリックしてお読みいただくと良いと思います。
青柳家は、山田洋次監督の映画「隠し剣鬼の爪」(原作は藤沢修平の短編小説)の撮影に使われたそうです。
敷地も3000坪と広く、観光客向けの売店や企画展を行う建物までありました。下の写真は1枚目の写真に写っている武器蔵の内部です。
蔵とケヤキを撮ってみました。
敷地内の企画展示館では幕末から明治頃の写真展が行われていました。左下の「外使節」として写っている青年は現代の街中でも見かけるような顔立ちです。右下は、人体解剖を見学している医学生で「日本初公開」とあります。
次回は、青柳家の敷地内で見た花たちを紹介します。
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今まで関東をそれていた台風ですが、今回の15号はまともに来ました。午後6時ころから風雨が強まり、家が揺れるほどでした。
午後6時半から町内の防災対策本部で夜回りを実施、ハンドマイクで注意を呼びかけました。植木鉢や自転車の転倒は多数、家庭菜園となっている空き地と道路の境に植えてあった樹が数本倒れ、道をふさぎましたが、地主さんと借主が駆けつけ、幹や枝を切り、20時ころ通行可能となりました。
「公開」ボタンをクリックしようとしたら、やや大きな地震が来ました。
この記事へのコメント
ミキ
藥医門が優しさを感じる風格で、春は櫻が
枝垂れるのでしょうか。「隠し剣鬼の爪」は
本は読みましたが、映画は見落としました。
台風15ごうは11階の我が家を揺さぶって
雨がサッシの下から吹き込むほどの凄まじさ
でした。風で家が揺れる経験は初めてです。
先ほどの地震は雨風の後だけに心配です。
ケン坊
それにしても写真の配置や文の構成と纏め方が素晴らしいですね~ 参考にしたいんですが、なかなか身に付きません。
角館ともども楽しませていただいてます。
無門
まさに夜明け前の世界ですね
今では近寄れませんが
遣欧使節団のスフィンクスでの
集合写真にいつも感動します
青年たちの意気を感じますね
町内も
風で結構やられましたよ
長さん
角館は良いところで、お勧めです。枝垂れ桜のころは大変な混雑らしいですが…。風格のある薬医門の左側が枝垂れ桜です。
「隠し剣鬼の爪」は小説、映画共に見ていませんが、ここには「たそがれ清兵衛」で使われた武家屋敷も存在します。
台風15号、すさまじかったですね。夜の地震は3・11の余震でしょうね。
長さん
現在、角館には江戸時代から続く屋敷が6軒と、復元1軒が公開されています。中々風情のあるところでしたよ。
>写真の配置や文の構成と纏め方が素晴らしいですね~
あまりおだてないで下さいよ、木に登っちゃいますから。
長さん
多くの武家屋敷が保存されていることは驚きです。まだお住まいのお宅もあるといいます。
遣欧使節団のスフィンクスでの集合写真は、私も以前に見たことがありますよ。派遣先で撮った肖像らしく、鮮明でした。
焼津は台風の中心が通過したようですね。
寿々木
あいべん
さすが長さんですね。観光地紹介が
上手です。紹介料を請求しますか(笑)
不謹慎にも仕事中にグルリと廻った私はお昼
に食べた食事すら覚えて居ません。
秋田には光学レンズ関連の企業が多くあり
日本の高級レンズは殆ど此の地方で(以前は
長野辰野地方)研磨、コーチィング作業が行われ
各メーカーに送られます。
関係ない話になりましたが。
その関連で秋田を訪れていました。
コメントに関係ない事ばかりでご免なさい(^^)
信徳
まねき猫
行ってみたくなりました。
岩橋家や松本家は、映画「たそがれ清兵衛」のロケで使われているようですね。
山田洋次監督、武家屋敷にこだわりがあったのかもしれませんね。
(突っ込んでごめんなさい、「洋次」です)
nobara
あのロケで使われたのですね。
私もロケ地巡りみたいなのが大好きです。
東京たてもの園もよく使われるので(今の朝ドラ)凄く親近感がわきます。その辺りも建物や周りの雰囲気がきっとタイムスリップしたような気持ちになるのでしょうね~
shuuter
花にもコマツナギがありますね。
昔は駒が重要な交通手段だったのですね。
当時の武士の姿が偲ばれます。
長さん
桜の花が散り始めていたころだと5月中旬ころに行かれたんですね。桜の最盛期は混雑するそうですから、その頃も良いでしょうね。
長さん
実は旅行記を保存用の小冊子にしようかと、写真に現地のデーターを付け加えているんです。
秋田でレンズ製造が盛んだということは初めて知りました。ググってみると、三共光学工業が最大手のようですね。ここの製品が太陽観測衛星「ひので」に搭載されたとのこと。
長さん
台風の進路の右と左ではかなりの違いがありますね。何もなかったように通過したということは、群馬と東京の間を通り過ぎたようですね。朝刊の地域版を見たら、新松戸のけやき通りの木が倒れたことが載っていました。すごい威力です。
角館の表町は道路が広いことも京都を思わせます。
長さん
この辺りの家並み、江戸時代を彷彿させるものがありますから、時代劇のロケ地としては最適でしょうね。
山田洋次監督でしたね、ご指摘、ありがとうございます。
長さん
「隠し剣鬼の爪」は見なかったんですが、岩橋家と松本家は「たそがれ清兵衛」のロケ地になったそうで、こちらはTVで見ました。
角館は建物だけでなく、周囲の雰囲気も江戸時代を思わせます。
長さん
当時は、交通手段や運送手段として、馬が重要な役割を果たしたんでしょうね。
角館の土産物店ではイタヤ細工(イタヤカエデの皮を使ったもの)の馬も売られていましたよ。
目黒のおじいちゃん
さすがに東京都は構内開放の要望を発表しましたが3・11
の再来ですよ。どうしていつもこんなに大袈裟で災害に無策なんですかね?九州四国や沖縄出身者はこの程度の風雨では気持平静のような思いがします。
長さん
台風15号、都内は大したことはありませんでしたか。こちらは家が揺れるほど強い風が吹きました。町内で4mほどの樹木が倒れたのは珍しいとのことでした。
JRなども安全第一なんでしょうが、復旧が遅すぎますよね。
hanasaku
母屋の玄関はご主人がお出かけを奥方がお見送りしている様子を想像をしてしまいました。蔵とケヤキの写真はお侍さんが出てきそうです。
台風本当に大変でした。お疲れ様でした!
長さん
この玄関の板の間に正座して、当主が登城する後姿を見送ったんでしょうね。
蔵とケヤキの写真、自分的にはお気に入りの写真です。
なおさん
さて、由緒ある青柳家の様子をご覧になりましたか。「隠し剣鬼の爪」は原作も映画も知らないのですが、撮影に使われるとは、昔ながらのたたずまいの邸宅なのですね。今にその姿を残すとは素晴らしいことです。
長さん
台風一過で晴れたのは午前中だけでしたね。明日からは良い天気の予感がします。
角館にはまだお住まいの武家屋敷があって、それぞれに江戸時代の雰囲気を保存されていらっしゃいます。