がんばろう東北・温泉三昧の旅(9月7日=3日目の3)
山形県から秋田県に入り、角館を目指しましたが、雨は一層激しくなり、ワイパーを高速で動かさないとなりませんでした。止んだと思たら、また降り出すの連続で、角館観光はあきらめかと誰もが思いました。しかし、仙北市が近づくにつて、青空が見えてきました。晴れ女の良雄夫人のお蔭でしょうか。
角館には11時ころ到着しましたが、この辺りは雨が降った様子はありません。臨時駐車場に車を預け、一番近い武家屋敷・小野崎家を見学しました。
ここにかつて存在した武家屋敷を、子孫の所有する屋敷間取り図をもとに平成12年に復元したものです。家格は佐武北家の家老格(200石)。藩主を迎えたときに使用する一段高い部屋もありました。現在はその一部が角館公民館として利用されています。
屋根は門と同じように檜皮葺か茅葺だったのでしょう。庭の隅に大きな葉の植物が伸びていました。中央の葉は50~60cmはあるでしょう。これはキリ(ゴマノハグサ科キリ属)でした。成長が早い木だそうで、若いときの葉は1mにもなるそうです。
武家屋敷通りを北側から見たところです。
春は枝垂れ桜で有名です。国の天然記念物に指定されており、162本あるといいます。
こちらは、石黒家です。佐武北家の家臣で、家格は家老格の小野崎家に次ぐ150石取り、財政を担当していました。この屋敷は嘉永6年(1853)に石黒家が買い取ったもので、母屋の間取りはほぼ当時のまま。
欄間に透かし彫りが施してありました。右下は、縁側から門の方向を撮ったものです。
左下は、土蔵造りの武器蔵の入口。右下は、立派な鎧と家紋が入った陣羽織。
石黒家の黒い板塀から枝垂れるコムラサキの若い実(クマツヅラ科ムラサキシキブ属、左下)と、キササゲの実(ノウゼンカズラ科キササゲ属)。
(続く)
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この記事へのコメント
なおさん
春の櫻の時期には角館もずいぶんと賑わうのでしょうね。僕は行ったことはないのですが、由緒ある武家屋敷もあり、風情のあるまちのようで、1度は見たいものです。
ケン坊
玄関の構えも良いし...一度は見てみる価値がありそうです。
ところで桐の葉って、随分と大きくなるんですね?
若い時のほうが大きくなる? 面白いですね。それにしても1㍍とは凄いです。
無門
重厚な造りの武家屋敷
戦争で御破算にならなければ
日本中にいっぱい残っていたでしょうね
陣羽織の雲龍に
戦に対する
気迫を感じますね
長さん
移動中は雨が振りましたが、観光中は傘いらずでしたよ。
角館では6軒の武家屋敷が良好に保存されていて、公開されています。武家屋敷通りは「みちのく小京都」と呼ばれているほど、雰囲気の良いところです。
長さん
角館、ちょっと遠いですが、一度行ってみる価値がありますよ。春の桜のシーズンを除けば、ゆっくり観光できます。
桐の木の成長がこんなに早いとは思いませんでした。草本?と思いましたよ。成木になるに従い葉が小さくなるというのは面白いですね。
長さん
これらの武家屋敷、戦後に至るまで、子孫の方が住み続けられるほどしっかりした作りだったんですね。それぞれの敷地も広く、維持管理は大変だと思います。
平穏な江戸時代といえども、武士としての備えは怠らなかったようです。
信徳
nobara
立派な武家屋敷が脈々と守られてきているのですね。
アオギリって思いがけないところからニョキニョキ出てきますね~成長の早い木で、娘が生まれたら植えるとお嫁入りの頃に箪笥が出来る?とか・・その時代は娘の嫁入りも10代でしょうから・・どれほどか判りますよね(^O^)
キササゲの実、食べられたら大変な食料になりそうです。
あいべん
入館までは出来ませんでした。
長さんが木や枝を撮ると様になるのは長さん=
植物の先入観があるからなのでしょうかね。
敬老会の写真、長さんがお世話されたのですか?
もしそうなら何でもこなす町内の世話焼き役員
さんですね。
私等町内の催し殆ど不参加で付き合いの
悪い人間の代表です。
ゆまらぬコメントですいません。
ぶたねこ
秋田に行きました、市民会館の前には蓮池が有って
蓮が丁度見頃でした。
名物のきりたんぽ、じゅんさい
田沢湖見学したり黒の板塀
思い出が有ります。
又、一度ゆっくり行きたい所ですね。
懐かしい処を見せて頂き良かったです。
先日の敬老会、御役目お疲れさまでした。
大勢お集まりで皆さん元気ですね。
アトラクション、等計画も
大変だったでしょうね。皆さん楽しみに
していて満足でしたようですね。
コスモス
キリの葉がそんなに大きくなるなんて驚きました。
shuuter
角館の武家屋敷 格式のある立派なものですね。
春の枝垂れ桜は見ごたえがあるでしょうね。好きな桜です。
キササゲの実がぶら下がっていますね。東北は今頃 実がなるのですね。
hanasaku
武家屋敷通りの写真を拝見して思わず藤沢周平の海坂藩を想像してしまいました。
台風大丈夫ですか?
おとと
角館の武家屋敷立派なお屋敷が並んでいますね
私が行った時は秋でした。
武家屋敷の通り桜が咲いたら見事ですね
車で行かれた様でですね
観光ツアーでは見られない所なども見られたでしょうね
長さん
200石取りと150石取り、どちらも重臣と言って良いでしょう。それだけの格式がある家屋でしたよ。
桜は5月の連休の時期、人出も多いと聞きました。
長さん
角館、一度は行かれた方が良いと思います。
このキリは今年伸びてきたもののようです。成長が早いといっても、桐の箪笥を作るなら何本も植えなければなりませんね。キササゲの実は利尿作用がある生薬になるそうですね。
長さん
私=植物という先入観があったとしても、様になっているというのは嬉しいですね。
敬老祝う会は町内会の役員としての仕事です。三役のうち事務局長みたいな役割ですから、準備を含めて大変でした。
長さん
角館は秋田旅行の際の思い出の場所ですか。私は3度目ですが、桜のころは勿論、紅葉の秋も良さそうです。
町内会の敬老祝う会、2年後には祝ってもらう立場で参加したいです。
長さん
秋田はまた行ったことがありませんか。角館は一度は行ってみることをお勧めします。紅葉の頃、白神山地に行くのも良いですよ。
キリの若木が1年たたずにこんなに伸びるとは知りませんでしたよ。しかもこんなに大きな葉が生えるなんて。
長さん
角館の武家屋敷は、まだお住まいになっていらっしゃるくらい保存状態が良い街並みです。
桜は5月の連休頃だそうで、武家屋敷通りや桧木内川の堤防に1日20万人以上が訪れるとか。
長さん
武家屋敷通りは電柱など立っておらず、当時の侍や町民が歩いていたとしても、何の違和感もないようなところでしたよ。
台風もやっと峠を越したようで、星が見えそうになってきました。
長さん
私も秋に行ったことがありますが、桜のころにも行ってみたいところです。既成のツアーではゆっくり観光できないでしょうね。次回の青柳家もお楽しみに。
目黒のおじいちゃん
長さん
気まぐれな天気に翻弄された感じですが、観光目的地が良い天気だったのはラッキーでした。
小梨
角館、いいところですね。 大きな柳の木が魅力的。
長さん
キリは成長が早いといわれますが、これほどとは思いませんでしたよ。
大きな柳の木に見えましたか。これは枝垂れ桜なんですよ。