8月2日に行った都立夢の島熱帯植物館の花を紹介しています。
左下は、エントランスの右横に作られた花の壁画です。1月に来たときは干支の兎でしたが、今回はベゴニアの蟹でした。左の橙色の花はマリーゴールド。
右下は、エントランスにおいてあったマダガスカルジャスミン(ガガイモ科ステファノティス属)です。残念ながら、開花前でした。
到着が12時半ころだったため、まずは腹ごしらえ。喫茶室でランチを食べました。窓からBドームの池で咲いている熱帯スイレンが見えます。マンツーマンでボランティアさんにガイドをしてもらった後、写真撮影です。Aドームに入ると、フウリンブッソウゲがお出迎えです。夏休みなので、先生に引率された小学生や親子連れが来ていました。
フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花、アオイ科フヨウ属の低木)はハイビスカスの原種の一つです。深く切れ込んだ花弁が大きく反り返り、下に伸びたしべと合わせた姿は風鈴そのもの。沖縄でもよく見かけます。ガイドさん曰く、「沖縄の人たちはチョウチンハイビスカスと言う人が多い」(なるほど)。
こちらは、フウリンブッソウゲの木の下で咲いていたゲンペイクサギ(源平臭木、クマツズラ科クレロデンドルム属)です。真っ白な萼の中から真っ赤な花が咲く印象深い花です。花後の萼はピンクに変わるようです。別名ゲンペイカズラ(源平葛)。
今回もクレロデンドロム・ウガンデンセに会えました。これが、上のゲンペイクサギと同属とはとても思えませんね。別名ブルー・エルフィン、そして、何故かベンケイクサギ(弁慶臭木)。英名はブルー・バタフライ・ブッシュ。
雄しべと雌しべが大きくカールする姿は、カリガネソウ(雁金草)にそっくりですが、属が違います(クマツヅラ科カリガネソウ属)。
(続く)
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白いのは萼でした
Excerpt: 「はじめて二度目・・・」という言い方は日本語的におかしいのですね、 以前来た時インパクトがなかったのか、そうでなくてもいつもぼーとして いますから、この店にかぎったことではないのですが。 はじめてのよ..
Weblog: as time goes by
Tracked: 2011-08-06 09:47
この記事へのコメント
無門
ジャスミンの蕾も
タイなどでは神仏に捧げる
レイなどにも使いますね
フウリンブッソウゲの形
面白いですね
何か童話でも書けそうな
そんな楽しさを感じました
あいべん
熱帯睡蓮ですので当然ですね、
花びら一枚一枚が睡蓮らしくなく随分
細かく分かれていますね。
水面に浮かぶ葉は睡蓮の葉そのものなのに
面白いですね。」
菜の花
この中でマダガスカルジャスミンは私のブームです。息子が5月に鉢植えをかかえてやって来たので、育て方を検索したり水遣りをしたり。今2番花が咲いております。夏の暑さに弱く、冬の寒さに弱いとか。心配でもある鉢です。
そして、うちではカリガネソウが咲き始めました。
続きも楽しみです。
寿々木
長さん
タイ国では仏事にジャスミンは欠かせないようですね。
フウリンブッソウゲの花はハイビスカスの中でも特異な形をしていますね。どんな童話ができるでしょう。
長さん
熱帯睡蓮や温帯睡蓮は花弁の数もシベの数も多いのが特徴のようです。蓮を別にして、日本でみられる睡蓮は殆どが日本以外の原産なのです。日本に自生する睡蓮はヒツジグサが唯一です。
たかようじ
さんの チャーミングなこと。ベゴニアですか。
フウリンブッソウゲとはよく名付けたものですね。
チョウチンブッソウゲでもOKですね。
ユーモラスな趣で、風にユラユラ揺れるところが
見たいです。
長さん
マダガスカルジャスミンを育てておられるのですか。匂いが良いそうですね。暑さにも、寒さにも弱いのでは、管理が大変そうですね。
カリガネソウが咲き始めたとは良いですね。まだ実物を見たことがないのです。
長さん
フウリンブッソウゲは沖縄では庭木のひとつとしてよく見かけました。東南植物楽園の閉園は残念ですね。
長さん
この壁画、小さなベゴニアのポットを格子状の板に差し込んであるんですよ。
風鈴も提灯も風に吹かれてゆらゆら、フウリンブッソウゲもゆらゆら。音がしないから、チョウチンハイビスカスというのも頷けます。
信徳
長さん
ブルー・エルフィンはこの植物館の花の中でもお気に入りのひとつなんですよ。カールしたしべが何とも言えないです。
shuuter
ブルー・エルフインはシベのカールする様が面白いですね。
tomi
今晩は、コメント有難うございます。
フウリンブッソウゲ は大変珍しいです、沖縄にあるなら
LA にも有っても不思議でないのに熱帯の花ですね。
余り出歩かないと と 言いますか今は足が不自由なので車ばかりです、そうしますと中々珍しい草木には出会えませんね。
東京の 夢の島 はあの昔の都民のゴミ捨て場だったのでは?、今は植物園に変わったのですか、日本人は本当に
まめですね、この様な憩いの場を作るとは。
長さん
フウリンブッソウゲは他のハイビスカスの原種と比べてかなりユニークな形です。
ブルー・エルフィンのしべのカール、好きなんですよ。
長さん
フウリンブッソウゲは熱帯アフリカが原産なのです。LAあたりだと、ハワイ原産のハイビスカスのほうが有名ですよね。
夢の島はごみの埋め立て地として最悪の場所でしたが、地下鉄建設に伴う廃土などでごみを包み込み、現在は公園や運動施設、ごみ焼却場などが建設されています。
この熱帯植物館はごみ焼却で発生する熱を利用しています。
コスモス
hanasaku
まず蟹に驚き次々と・・・フウリンブッソウゲ!どうしてあんな形なんでしょう。自然の神秘ですね。明日はどんな花が?楽しみです。
ケン坊
クレロデンドロム・ウガンデンセ...舌噛みそうです。噛んでます>笑<
大きくカールしたシベが凄い可愛いですね。
長さん
ゲンペイカズラは小さな赤い花が咲くと、萼の白さとの対比でかなり目立つ花ですね。日当たりが確保できればオフィイスなどでも育てやすかったのではないですか。
クレロデンドロム・ウガンデンセはお気に入りの花の一つです。
長さん
世の中には色々な花がありますね。熱帯の花はきれいなものが多いです。次回も、変わった花が登場しますよ。
長さん
フウリンブッソウゲはしべが長いので、風鈴につるした短冊のようにも見えてしまいます。
クレロデンドロム・ウガンデンセより、ブルー・エルフィンのほうが覚えやすいですか。蝶が舞っているようにも見えますね。
hiro
フウリンブッソウゲの花は面白い形をしていますね。
長い蕊がハイビスカスの仲間と思わせますね。
ブルーエルフィンは大好きな花です。青い蝶のようで素敵です。10年以上経つ木があるのですが今年は冬の寒さにやられたようでなかなか花が咲いてくれません。
長さん
フウリンブッソウゲは温室に入ってすぐに目につく花ですから、印象に残りますよね。
ブルー・エルフィンをお持ちですか。良いですね。木が枯れていなければ、また咲くんではないでしょうか。
なおさん
フウリンブッソウゲの花は造形の妙で、ぶらさがるさまが楽しいですよね。南国のイメージがより膨らみます。
うちにはカリガネソウありますが、葉が臭いのが難ですが、花は楽しい形ですね。
kaze・・・
ベンケイカズラの鉢植えを某ショップ
の店頭で撮ったのです。名前はプレート
でわかりましたが、白いのは萼でその後
赤い花が咲くのですね。白い花とばかり
思っていました(汗)。
目黒のおじいちゃん
長さん
花の壁画はビニールポットを差し込んであるのです。これなら、入れ替えも楽でしょうね。
フウリンブッソウゲは如何にも南国の花ですね。暫く行っていない沖縄を思い出します。
カリガネソウも良いですね。気になるほど臭いますか。
長さん
ゲンペイカズラ(ゲンペイグサギ)は白い萼と赤い花のコントラストが強いので、印象的な花ですよね。
長さん
ゲンペイクサギは、それぞれは小さい花ですが、とても存在感がありますね。
海遊
ハイビスカスは一般家庭でもポピュラーな
お花ですが、この種は栽培が難しいの
でしょうか
長さん
フウリンブッソウゲの育て方は、冬に室内に取り込むなど、普通のハイビスカスと同様の扱いで良いそうです。