この変な形をした植物、何だかわかりますか?ヒントは左上と右下…と言っても、無理ですか?
これは食虫植物の一種、サラセニアの花なんだそうです。サラセニア科サラセニア属の常緑多年草、原産は北アメリカ。和名はヘイシソウ(瓶子草)。上が萼片、下が花弁。しべはない。
ガイドさんからの説明ですが、食虫植物には3つのタイプがあるそうです。落とし穴式(葉が筒形になったウツボカズラなど。サラセニアもそのタイプ)、粘着式(葉に粘着力がある突起をもつ。モウセンゴケなど)、閉じ込め式(先端に櫛状のとげをもった葉で虫を挟み込む。モウセングサやハエトリグサなど。1秒で閉じるものもあれば、2回刺激しないと挟み込まない種類もあるとか)。
前庭の水槽で咲いていたミズカンナ(水カンナ、クズウコン科タリア属)です。原産は北米、熱帯アフリカ 。ウォーターカンナ。水生植物で、葉がカンナに似ているから。
これも水生植物なのですが、名前は調べきれませんでした。
面白い形の花です。ポリガラ・ミルティフォリアと名札が出ていました。マメ科の花のように見えますが、ヒメハギ科ポリガラ属の常緑低木で、原産は南アフリカ。白い糸状の部分は花弁の先端が変化したもの。下側が咲く手前。
ノボタン(ノボタン科、品種不詳)が咲いていました。
斑入りヒマラヤソケイと名札がついていました。モクセイ科ソケイ属。キソケイの仲間で原産はヒマラヤ地方。葉の出始めはクリーム色で、徐々に緑色に変化する。香りはしませんでした。
次回は、温室の中に入ります。
この記事へのコメント
なおさん
ミズカンナもすらりとして面白いです。その下のはポンテデリア(ナガバミズアオイ)の類かと思います。青い色が涼しげでいいですよね。
ケン坊
長さんが珍しく不明とした花は、以前教えてもらったミズバホテイアオイにも似てますが...
あいべん
変な花変な形そう思うほうが変なのかな?
と思うほど色んな種類が存在していますね。
だから植物園に出かける。
好奇心旺盛な人ならなお更ですね。
信徳
寿々木
長さん
サラセニアにはビックリしましたよ。どちらが表か裏か分からない。
不明とした植物は多分ナガバミズアオイの仲間でしょうね。花がとても小さい品種なので、ネットの図鑑では見つかりません。
長さん
サラセニアは面白い花ですね。虫を食べるので、シベは必要ないんですね。
不明の植物は、ナガバホテイアオイにも似ていますね。それより花がずっと小さいです。
長さん
変な花は誰が見ても変な花ですよ。でも、サラセニアは想定外の形をしていました。こんなのがあるから植物園は楽しいんですよ。
長さん
植物館の前庭には他にも名前を知っておられる花が咲いていましたが、今回は割愛です。スミマセン。
長さん
サラセニアは確かに2つの花が重なっているように見えますね。下側の花は反り返っていますが、反り返る前の姿のほうが花らしく見えるようです。
無門
楽しむことと
理解しようとすることと
確かに違いますね
見なれない花を理解しようとすると
それだけで時間が足りない
でも
見なれない花も
そればっかり毎日見ていると
不思議さも
感じないかもしれないね
nobara
夏の温室も修行みたいで面白いかも。
ポリガラ・ミルティフォリア
成る程花の形がヒメハギに似ています。
ヒメハギはちっちゃなお花ですが、
お花の構造が面白いですもんね~
??のお花は・・ミズアオイ科の‐
ポンテデリア・コルダーダ(pontederia cordata)
のような気がしますが。
たかようじ
”ヒトデ”の花のようです。
ミズカンナ 葉がカンナに似ているといっても
つい カンナの花の 派手な姿を思います。
こちらはブルーがかった白に紫色と 地味ですが
素敵な 花色ですね。
借用願い 「モミジアオイ」の画像を よろしく
お願い致します。
長さん
私たち素人は、花の研究者ではありませんから、「ああ綺麗」、「変わった花だなー」などと、楽しめればよいのではないでしょうか。
長さん
夏の温室、意外に涼しいですよ。カメラのレンズも曇りませんでした。
ヒメハギの画像をネットで見てみましたが、やはり白い繊維状のものが先端にありますね。
不明の花、やはり、ボンデデリアの一種と見られましたか。その割には花が小さいので、思案しています。
長さん
そうそう、サラセニアはヒトデみたいですよね。
ミズカンナは名前が面白いので、アップしてみましたが、花は地味ですね。
モミジアオイの写真、お使いください。
かなた
都立夢の島熱帯植物館は一度行ったことがあります。
やはり珍しい花ばかりですね。
分かるのはノボタンだけです。
shuuter
hanasaku
不思議な花が又又登場しました!あ~見たいです。温室楽しみにしてます。
kaze・・・
知らないことばかりです。
長さん
ここはもう5回目ですが、季節が違うと、初めて見る花があったりして、楽しいですよ。
次回は、かなたさんのご存知の花が出てくるのでは…。
長さん
食虫植物は虫をとらえた後、分解酵素を分泌して虫を溶かして吸収するようです。また、つぼ型の葉の中にたまった水の中に生息する微生物によって分解してもらっているものもあるそうですよ。
長さん
hanasakuさんも好奇心旺盛な方ですね。面白い形の花、次回も登場するかも…。
長さん
食虫植物には、実はもう一つのタイプがあって、それは水の中で袋に水を吸い込み、ミジンコなどの小さな生き物をとらえる「袋なわ式」という種類もあるんです。
小梨
サラセニアは何がどうなっているのか分からない花ですね。
長さん
普通は動物が植物を食べるところですが、その逆があって、捕まえる方法もいろいろあるところが面白いです。
サラセニアの花にはびっくりですよ。
花ちゃん
島熱帯植物館には珍しい面白いお花が有るのですね。
食虫植物は、3つのタイプが有るのですか?
サラセニアの花がどうなっているのか分からない花!
初めて見る難しい花!名前もなかなか覚えにくいですね。
ノボタンの紫色が綺麗ですね。我が家のノボタンは薄紫色の花です。ノボタンには色々な品種が有るようですね?
hiro
いつもコメントありがとうございます。
植物園には珍しい花がありますね。名前も一度聞いただけではとても覚えきれないです。
以前に行ったことありますが、また行きたくなりました。
長さん
ここに限らず、つくば植物園もそうですが、熱帯植物園には変わった花がありますね。食虫植物も変わっていますね。サラセニアの花にはびっくりですよ。
ノボタンは世界で4000種類以上あるんじゃなかったかな。
長さん
たまにはこうした植物園に行くのもいいですよ。名前はなじみがないですが、思いがけない花に出会えます。