ダイコンソウ(大根草、左下)とオオダイコンソウ(大大根草、右下)。共にバラ科。葉の形が違う。
ワレモコウ(吾亦紅、バラ科)。中央のピンクの部分が花。その下がつぼみ。花の上が花後の萼です。つまり、花穂の先端から下に向けて咲き進みます。
ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅、左下)とナガボノアカワレモコウ(長穂の赤吾亦紅、右下)。共にバラ科。「赤」のほうは「白」との雑種の可能性があるようだ。
ミソハギ(禊萩、左下)とエゾミソハギ(蝦夷禊萩、右下)。ミソハギ科。エゾミソハギのほうは花穂が分岐し、葉が波打っています。
シモツケソウ(下野草、左下)と、ホザキシモツケ(穂咲下野、右下)。共にバラ科。
シャジクソウ(車軸草、マメ科)の赤花と白花。箱根では自生していない。
(続く)
この記事へのコメント
なおさん
ナガボノアカワレモコウはまだ見たことないですが、ここではワレモコウも3役そろい踏みでいいですねえ。
池の平湿原でシャジクソウの紅白を見てきました。かわいらしいですよね。
ケン坊
今度は良く観察して見ます。
ナガボノ~~~はワレモコウとは別の花と思っていたので...朝から勉強になりました。
長さん
似たもの同士はガイドの説明を聞くだけでは良く分からないところがあります。後で、こうして写真を並べてみると違いに気づいたりしますね。
ナガボノアカワレモコウはここで初めて見ました。
池の平でシャジクソウがまだ咲いていましたか。
長さん
ワレモコウは小さな花が集まっているんですね。それが先端から咲き進んできます。遠目ではピンクの部分が目立たないですね。
ナガボノ~は、シベが長いのでワレモコウとは別の花のようですね。
コスモス
ミソハギをよく見たことはありませんが、かわいらしい花が集まっているようですね。
目黒のおじいちゃん
考えているところです。
長さん
ワレモコウの本当の花を、私たちもここで初めて認識しましたよ。
盆花ともいわれるミソハギですが、まだご近所でも咲いているのではないでしょうか。
長さん
町の職員も言っていましたが、今年は秋の花が咲くのが速いとのことです。箱根湿生花園のHPにある「花だより」をチェックしてお出かけください。
あいべん
「対比」がテーマですが、私の様な花音痴が見れば
同じに見えて現場では区別も識別も出来ない
でしょうね。
凄いの一言ですね。
長さん
花色や形が違えば見分けは簡単ですが、冒頭のオオダイコンソウや、3番目のエゾミソハギなどは見分けが難しいですね。ガイドウォークだからこそ分かる話です。
寿々木
庭花
shuuter
私が見たワレモコウは萼のようですね。
かなた
私は間違えることがありますから一覧表を作りたいですがなかなか進みません。
黄色い花は一番難しいです。
信徳
長さん
ホザキシモツケは、北海道の他には日光と霧ヶ峰にしか自生していない絶滅危惧種なんですよ。
hanasaku
対比して頂くと違いが良く分かって嬉しいです。ワレモコウの種類の多さにはびっくりです。ありがとうございました。
長さん
ワレモコウは日本各地、田園地帯の路傍や山地の草原などに生育するとあります。富山では室堂平や弥陀ヶ原なら確実ですが、他でも比較的簡単に見つかりそうですね。
長さん
ワレモコウは咲き終わった萼の状態で長持ちしますから、そんな姿が一般的なのでしょうね。
長さん
似たもの同士の一覧表を作るのは良いですね。
黄色い花はとても種類が多いですから、大変ですね。
長さん
箱根湿生花園の標高は650mですから、池の平の半分ほどですね。湿生花園の秋はお盆過ぎから9月が本番だそうですよ。
長さん
対比してみると違いが際立って面白いですね。
ワレモコウ属は意外と種類が多いのですよ。
ぶたねこ
図鑑にして置きたいくらいです、
「吾亦紅」、漢字で見ると面白いですね
田んぼの土手に有りましたがこんなに
実が付いているのは初めてです、
アップすると桑グミに似て居て食べてしまいそうね、
秋の野草楽しみにしてます、
紅葉の頃実が付いたのも見たいですね。
長さん
吾亦紅のほかに、吾木香、割木瓜の字も使われていますが、どれが正しいのかは諸説があるようです。ワレモコウは実のように見えますが、実は、花後の萼が長いこと残っているのです。実は出来ないようですよ。
花咲か爺
ワレモコウの種類も多いのですね。
長さん
こうして同じような花を並べてみると、違いが分かるようになりますね。ワレモコウはまだほかに4、5種類はあるようです。