箱根ガラスの森美術館…その1

 8月10日の朝、仙石原の宿から北西の方角をパノラマで撮ってみました(3枚合成です)。右手が箱根カントリークラブ、中央が箱根湖畔ゴルフクラブ、その左手が芦ノ湖ですが、尾根に隠れて見えません。雲は上昇気流によるものですが、時間と共に薄くなりました。
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画像 右は、箱根カントリークラブをコンデジのデジタル26倍で撮ったものです。プレーする人が写っています(シャープ処理をしています)。

 午前中は箱根湿生花園に行ったのですが、午後立ち寄った箱根ガラスの森美術館の報告を先に投稿します。
 ここには10数年前行ったのですが、今回は一層グレードアップされた景観になっていました。その素晴らしさを早くお届けしたくて…。
 入り口付近ですが、クリスタルをちりばめた2本のディスプレーがお出迎えです。
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 入園するとまず目に付くのは、ヴェネチアン・グラス美術館(左の建物)に渡る木の橋に飾られたクリスタルの橋(正式名称は不明)。その先は大涌谷です。手前のガラスのオブジェも初めて見ました。
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 庭園ではまだ何種類ものアジサイが咲いています。左下は「石化八重」(別名十二単)という古品種、右下はカシワバアジサイ。
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画像 クリスタルの滝は3年前にできたそうです。
 下は、橋のクリスタル越しに庭園を写したものです。
 夏の日差しで輝くさまは見事。写真でなく、光の変化が分かるムービーにすれば良かった。
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 美術館の建物とガラスのオブジェです。池ではカルガモの赤ちゃんが泳いでいました。
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 ヴェネチアン・グラス美術館には15世紀から20世紀初頭のヴェネチアン・グラスの傑作などが展示してあります。嬉しいことに写真撮影の制限はありません。
 その作品のいくつかをGIFアニメでご覧ください。クリックすると大きいサイズでご覧いただけます。
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 こちらは「風にそよぐグラス」(1985年 ジュゼッペ・パロヴィエール作)。微妙なバランスを保って揺れています。
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 ヴェネチアン・グラス美術館の出窓からクリスタルの橋を撮りました。
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 左下はヴェネチアン・グラス美術館入り口付近から。 右下は、ヴェネチアン・グラス美術館からミュージアムショップへ続く通路のステンドグラスです。
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 次回も、庭園の風景をお届けしたいと思います。
 (続く)

この記事へのコメント

  • hanasaku

    こんばんは
    すばらしい写真ありがとうございます。ヴェネチアン・グラス堪能させて頂きました。こんなに美しい物を造り出せる人がいるなんてすごいです。
    2011年08月15日 19:30
  • 長さん

    hanasakuさん、コメントありがとうございます。
    素晴らしいヴェネチアン・グラスを間近で見られる機会はあまりないので、この美術館はおすすめです。庭園もイタリアを意識して作られており、どこを撮っても絵になります。
    2011年08月15日 21:04
  • もっち

    長さん お久しぶりです。今夜は長さんをはじめ仲間の皆さんの花に関する豊富な知識を拝借致したく…。最近,近くの家に椿の垣根がありそれを観察していて疑問に思う事があります。この時期 それぞれ綺麗な赤い実を付けてるもの,薄い緑色の実を付けてるもの,全く実を付けてないものの三種類に分かれているようなのですが,椿は元々そういうもの(雌雄異株)なのでしょうか?どなたかご存知でしたら,ご教授願います。
    2011年08月15日 21:52
  • 長さん

    もっちさん、コメントありがとうございます。
    私は全くの素人ですから、その前提で、お読みください。
    椿は雌雄異株ではありませんので、花後には実ができるようですが、中には結実しない品種があるかもしれませんね。その実は青い状態から光を受けて赤くなるように思います。バラも同様ですが、実を取ってしまったほうが翌年の花にとっては良いそうですよ。

    このレスをお読みの方、正確なことをご存知でしたら教えてください。
    2011年08月15日 22:20
  • ミキ

    久しぶりの箱根ガラスの森美術館です。
    クリスタルの橋は知りませんから、大分前に
    訪れたのでしょう。いつ出かけても楽しい
    所です。カンツォーネを聴きながらのランチも
    楽しかったです。「風にそよぐグラス」とても
    面白かったので懐かしいです。
    2011年08月15日 23:52
  • なおさん

    ガラスの森美術館はお庭も中の展示も撮影可ですか。それはうれしいですね。こうして、その素晴らしい展示を居ながらにして見ることができるのはありがたいです。
    2011年08月16日 04:13
  • ケン坊

    箱根ガラスの森美術館はまだ行ったことがありませんが、素晴らしい美術館のようですね。
    家に居ながら(無料で)満喫しています>笑<
    実際に目の前で見ると、また違った感覚で味わえるのでしょうが...写真OKって嬉しいですよね。
    2011年08月16日 05:43
  • もっち

    長さん お早うございます。早速の ご教授 有難うございます。おおよそ ひと月程その椿をみてますが結実している種類(?)は 赤い実をつけてるのは最初から赤く光沢があり,薄緑の実をつけてるのはカサカサした表面をしています。それぞれの葉の形状を見ても違いがあるようには見えないのですが…。どなたかご存知でしたら宜しくお願いしますm(__)m
    2011年08月16日 06:32
  • 目黒のおじいちゃん

    美術館めぐりはいいですね。はしごしていいものばかり見ていると自然に鑑賞レベルがあがり、いいものとそうでないのとがなんとなくわかってくるように思いますね。湿性花園に到着するには今少し時間がかかるようですね。
    2011年08月16日 07:32
  • 寿々木

    箱根にもガラス関係の観光施設があるのですか、北海道小樽にもありました。人の集まるところに出来るのですね。
    2011年08月16日 07:35
  • 長さん

    ミキさん、コメントありがとうございます。
    この美術館に何度も行かれたんですね。カンツォーネを聴きながらのランチ、素敵ですね。
    私たちは3回目なんです。以前よりグレードアップしていて、行った甲斐がありましたよ。
    2011年08月16日 08:14
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    たまにはこういう美術館巡りも良いものですよ。
    もう少し時期が早ければ、アジサイの種類も多かったように思います。
    2011年08月16日 08:16
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    中も外も撮影可とは、太っ腹の美術館でしょう。
    ちなみに、この美術館のHPには収蔵品が100点以上の作品の写真が公開されています。でも、実物を見るのが一番です。
    2011年08月16日 08:21
  • 長さん

    もっちさん、コメントありがとうございます。
    最初から赤い実と青いままの実があるんですか。花後はあまり関心がなかったので、知りませんでしたよ。
    この記事へのコメントが無かったら、写真を添えて、植物のお尋ねサイトに投稿してみてはいかがでしょうか。
    「このきなんのき掲示板」(http://bbs8.as.wakwak.ne.jp/bbs.cgi?id=10170)がよいかもしれません。
    2011年08月16日 08:30
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    審美眼を高めるのは美術館巡りは良いそうです。仕事でプロカメラマンに聞いたことですが、良い写真を撮るには、良いものを見てまわるのも修行の一つと言っていました。
    この美術館から箱根湿生花園まで、歩いても30分ほどですが、ブログ記事だと二日がかりです(笑)。
    2011年08月16日 08:38
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    小樽はガラスを使った作品作りの盛んな場所ですね。
    2011年08月16日 08:40
  • korochan

    お早うございます。箱根にガラスの森美術館があることを知りませんでした。それもヴェネチアングラスの美術館があるなんて・・・すぐにでも行きたい衝動にかられます。数年前ヴェネチアのガラス工房で職人さんが作る様子を見たことがありますがあの繊細なデザインと技がどうして思い浮かぶのか・・・感嘆するばかりでした。素敵な情報有難うございました。
    2011年08月16日 10:48
  • 長さん

    korochanさん、コメントありがとうございます。
    本場のヴェネチアに行かれましたか。私も10数年前に行ったことがありますが、工房を見る機会はありませんでした。
    この美術館は作品もさることながら、庭園も食事も、更にはサンドブラストなどの体験もできるので、お勧めですよ。
    2011年08月16日 11:51
  • shuuter

    箱根には美術館巡りができるほど数多くありましたね。
    ガラスの森美術館ですね、写真撮影が許可されているのですか。写真からの創作は難しいのですかね。

    庭園とクリスタル橋がうまく溶け込んでいますね。
    2011年08月16日 12:41
  • 花咲か爺

    箱根は見所の多い所ですね。
    此処へは行っておりませんので、次回機会が有れば
    是非とも寄りたいと思いました。
    この季節でも花の種類も多そうで、楽しめそうですね。
    2011年08月16日 13:15
  • kaze・・・

    パノラマいいですね。気持ちが晴れ
    晴れとなります。また、ガラスのヒ
    ンヤリとした質感もこの季節にぴっ
    たりです。ところで、いつも花の名
    前をレクチャーいただき有難うござ
    います。多くの皆様の花のblogを訪
    ねて教わってはいるのですがまだま
    だです。
    2011年08月16日 14:04
  • あいべん

    写真拝見しながら、流石箱根。此の写真は
    今の箱根だけれど、写っているのは箱根が
    著名人の逃避の場であった高級避暑地であり
    庶民には夢の地であった時代の産物が記録
    されている・・。
    やはり今でも箱根は箱根ですか?
    関西人にはピント来ませんが。
    庶民の負け惜しみかな?(笑)
    2011年08月16日 14:14
  • もっち

    長さん 有難うございます。ご紹介頂いた「このきなんのき掲示版」から「尋ね花」にたどり着き 今メールを送ったところです。返事が楽しみです。(携帯だけでは限界がありますね)
    2011年08月16日 15:28
  • shizuo

    森の美術館なんですね~。
    きらきら輝くクリスタルの滝、橋…。
    長さんが「早く」と言うだけあって、写真を観るだけでその素晴らしさが。
    美術館の庭に相応しい芸術性、素敵です。

    10数年ぶりの再訪。
    よかったですね~。
    行ってみたいです、わたし達も。
    2011年08月16日 16:54
  • 無門

    こんにちは

    昨年このあたりは
    4回にわたり歩きまわりましたので
    懐かしいですよ
    雲に隠れている尾根縦走
    芦ノ湖一周
    そして仙石原大涌谷一周
    日本を代表する観光地だけど
    隠された自然も魅力的ですね
    それと
    各種の美術館も箱根の魅力ですね
    2011年08月16日 17:20
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    箱根は仙石原だけでも6つ位の美術館がありますよ。
    ガラスの作品を写真だけで復元するのは、多分無理でしょうね。デザインをまねするくらいは出来そうですが…。
    クリスタルのキラキラを再現できればもっと良かったでしょうね。
    2011年08月16日 18:53
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    大阪からですとちょっと遠いですが、温泉も含めて旅行を企画されてはいかがでしょう。古くからある観光地ですが、きっと楽しめると思います。
    2011年08月16日 18:56
  • 長さん

    kaze…さん、コメントありがとうございます。
    デジタルでパノラマ写真に合成するのは簡単になりましたよ。
    ヴェネチアン・グラスも名品は良いですね。惚れ惚れします。
    花の名前は色と花弁の枚数から簡単に分かる場合もありますよ。今回のゴジカもそうでした。
    2011年08月16日 19:01
  • 長さん

    あいべんさん、コメントありがとうございます。
    今も箱根は箱根ですが、リニューアルしないとお客さんが呼べなくなっているのでしょうね。車を走らせていて、売りに出されている別荘や別荘地の看板も目につき、世相を感じますね。
    2011年08月16日 19:04
  • 長さん

    もっちさん、コメントありがとうございます。
    あ、携帯での検索ですか。それでは限界があるでしょう。尋ね花から早く返事があるといいですね。
    2011年08月16日 19:06
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    クリスタルが夏の日差しを浴びて、キラキラ光る光景はなかなかのものでした。建物も考えられており、まるでイタリアに行ったみたいでしたよ。
    2011年08月16日 19:08
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    箱根をあちこち歩かれたんですね。1000mを超す山があったりして、自然も残されていますよね。
    美術館にも行かれたんですか?
    2011年08月16日 19:11

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