労働組合OB・OG会主催の半日ツアーに参加しています。
亥鼻公園を後にした一行は、JR千葉駅の方向に進みました(と、後で調べて分かったのですが…)。連れて行かれたのは「Qiball(きぼーる)」というビルです(ビルの建設思想やフロア案内はこちらです)。
ビルが面した通りにも「きぼーる通り」という垂れ幕も目立つので、案内のお嬢さんに聞いたところ、きぼーるとは「希望のボール」を短縮したものなのだそうです。
左右の写真は1階のアトリウム内ですが、茶色の大きな球はプラネタリウムだとのこと。構造的には落下しないんでしょうね。
このビルの7階から10階が「千葉市科学館」(HPはこちら)になっており、子どもでも“科学”を理解し、体験できる展示が豊富です。
下は、月の重力体験コーナーです。アームの先に付いた椅子に座り、床を蹴ると1mほどジャンプできます。地上ではこんなことは出来ません。重力が地球の1/6だから出来るんですね。私の次に体験したAさんとTさんです。
こちらは、液状化現象の再現や活断層が分かる地震コーナー。
その他、大人も楽しく体験できるコーナーがたくさんありました。
左下は、振り子の軌跡を書く実験。右下は、凸面鏡と凹面鏡に写った私です。
私が一番興味深かったのは「植物とフィポナッチ数列との関係」を分かりやすく解説するVTRでした。
「植物に現れる不思議な数列」フィポナッチ数列を図示すると…(右下)。
茎に出る葉と次に出る葉の位置関係を角度で示すと…(左下)。いろいろな植物を調べてみると、フィポナッチ数列に一致することが分かったという(右下)。
松ぼっくりの鱗片が出る角度を調べてみると、225°でも、219°でもなく、222.5°。松ぼっくりが選んだ角度こそ黄金比なのです。
菊の花弁やひまわりの筒状花が並ぶ角度も222.5°。 これが0.5°ずれても綺麗に並ばない。
フィポナッチ数列とは、0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, ・・・と続く数列で、ある数はその前の二つの数の和になっている。前の数字との比は黄金比に収束する。
黄金比は最も均整がとれた比率として有名。1.618033…。初めて意識したのは数学者のユークリッド。
童心に帰って楽しみましたので、予定された1時間はあっという間。今度は、ひろ君が小学生になったら連れてきましょう。
解散地点のJR千葉駅に向かいます。前方は懸垂式モノレールの橋桁です。一行の大半は「さくら水産」で交流会。自分とOB・OG会のブログの二つを投稿しなければならない私はここで失礼しましたが、とても楽しいツアーでした。企画・案内してくれた幹事さんありがとうございました。
(ぶらり千葉ミステリーツアーの報告はこれにて完了)
この記事へのコメント
なおさん
プラネタリウムの模様はスズメバチの巣を連想してしまいました。
フィボナッチ数列と植物の関係も面白いですね。
ケン坊
松ぼっくりやヒマワリの幾何学模様にも根拠があるんですね。フィボナッチ数列と黄金比(225.5°)...何かのタイミングで自慢しちゃおうかな?
(フィボナッチって覚えていられるかが問題ですが>笑<)
長さん
担当幹事も色々考えてくれましたから、変化があって楽しかったですよ。久々に‘勉強’をしてしまいました。
スズメバチの巣、なるほど似ていますね。
植物界でも黄金比が一番安定した成長のしたかだったんですね。面白いです。
長さん
この科学館、結構子供たちも遊びに来ていましたから、面白いのですね。
フィポナッチ数列と黄金比、この言葉だけ覚えて薀蓄を語ればケン坊さんの株が上がること必至ですよ。
コスモス
たかようじ
フワフワ浮いて 楽しい体験だったことでしょう。
科学には 小さい時から触れるとよさそうですね。
「フィボナッチ数列」 自然界の植物は 本当に
緻密で偉大な 能力を秘めていると 改めて
認識させられました。
無門
科学館は大人が楽しむところ
時のたつのも忘れますね
黄金比
自然は安定する方向に向かい
人もそれを美しいと感じる
楽しい話題が満載
珠にも寄ってみるのも
いいものですね
長さん
お宅から千葉まではちょっと距離がありますね。この科学館、小学生でも理解できるものがたくさんありましたよ。入場券は再入場可能ですから、外でランチしてまた入場なんてことも可能です。
自然界の法則って面白いですね。
長さん
ムーンウォーカー、気分はアームストロング船長でしたよ。私も科学好きな少年でしたから、こういう所は楽しいですね。
人間が見て美しいと感じる比率を植物は昔から身につけていたなんて、とても神秘的です。
長さん
この科学館、子供も大人も楽しめます。行った時も男の子グループと女の子グループが来ていました。
自然界の法則って面白いです。植物も自分自身が一番安定する方向へ発展してきたんですね。
目黒のおじいちゃん
長さん
人間は自然界の法則に支配され、それから学ぶことが大きいということでしょうね。その法則に気づき、理論付けを行ったに過ぎないのかもしれません。
TBありがとうございました。
信徳
shuuter
菊の並び方が黄金比ですか。
私にいまいち理解出来ないところがあるようです。
年ですね、めんどうなところは避けてしまいます。
フイボナッチ 数列はわかりました。
これと黄金比の関係が理解できていないようです。
hanasaku
長さん
茶色い濃淡の縞模様がスズメバチの巣を思わせますね。
フィポナッチ数列なんて初めて知りましたが、自然界が安定の方向を目指すとこの数列と黄金比に近づくそうです。
長さん
菊の花の1枚目と2枚目の出る場所が時計回りに222.5°、2枚目と3枚目の間も同じ角度、…、と言うふうに配置していくと、写真のようなきれいな形が出来上がるという理論のようです。
フィポナッチ数列のある数字とその前の数字の比率に着目すると、数値が大きくなるほど黄金比に近づくのだそうです。
まあ、数学的なことはどうでも、自然界は安定を求めて進化すると、黄金比に向かうと理解すれば良いのではないでしょうか。
長さん
無重力体験ではなく、月の重力体験でした。月の重力は地球の1/6、と言うことは、乗る人の体重の5/6をアームの反対側に乗せれば実現できるので、割合簡単に実現するんですよ。
美しさや安定を求めると黄金比になるなんて、自然界の法則って面白いですね。
あいべん
あります。
それに、最近の地震等を思うと液状化
現象は身近な事なので特にです。
神戸の震災体験ゾーンのある記念館最近
入館者が急増しているそうです。
長さん
あいべんさんは科学がお好きですか。わたしもこういう所は好きですよ。
地震コーナーは広めのスペースでした。最近、展示を増やしたのかもしれません。液状化現象は埋立地では深刻な問題ですね。
小梨
植物とフィポナッチ数列の関係、興味深いですね。
長さん
色と言い、縞々模様といい、この球はスズメバチの巣を思わせますね。
自然界の法則って、美しい方向へ向かうんですね。