キケマン、ザイフリボク

 皆さんのブログにムラサキケマンが紹介されていますね。ケマンソウ科キケマン属の植物ですが、同じ属のキケマン(黄華鬘)が近所で咲いているではありませんか。これにはびっくりでした。4月14日撮影。
画像

 花弁の先端上部が緑色で、茶色くないこと、葉の切れ込みが深いことなどから、ミヤマキケマン(深山黄華鬘)の可能性がありそうです。どなたか見分けが付く方はいらっしゃいませんか?
画像

 その2日後、また様子を見に行きましたが、実がなっていました。先日は花に見とれて気づかなかったようです。
画像


 こちらは、新松戸の住宅街で見つけたザイフリボク(采振り木、バラ科ザイフリボク属)です(4月12日撮影)。初めて見た植物だったので、名前をちょっとネットで調べたんですが、時間切れとなり、そのままになっていました。
画像

画像画像

 4月15日、昭和記念公園に行きましたが、立川口で自転車を借り、漕ぎ出して直ぐにこの花に出会いました(下の写真)。プレートが掛けられており、ザイフリボクと判明した次第。
画像

 本州中南部、四国、九州に生育する落葉小高木。別名シデザクラ。白く細長い花弁をつけた花が采配に似ていることから「采振り木」の名がある。また果実は熟すると黒紫色になり、食べることができる。
 近縁種のアメリカザイフリボク は、ジューンベリーと呼ばれており、赤く熟した果実を食用とする。以上のデータはWikipediaより引用。
 源じいちゃんのブログにも紹介されていました(こちら)。

この記事へのコメント

  • ケン坊

    ザイフリボクの別名がシデザクラ...
    シデザクラの名前は「シデコブシ」からの推測からすると納得できますね。むしろ、コブシの仲間なのかなと思うくらいです。
    花好きな長さんには、花のほうが長さんに近寄ってくるんですね(というより見落とさないということなんでしょうが...)。
    2011年04月20日 05:45
  • 信徳

    キケマン、初めて見ました。まさにキケマンです。身近に珍しい植物があるのでしょうが流石ですね。
    2011年04月20日 06:03
  • 目黒のおじいちゃん

    おはようございます。同日UPになりましたね。私のは薬用植物園で立て札もありました。手元の本によりますと果実にくびれがないのはキケマン、弓形になり数珠状にくびれているのはミヤマキケマン、蛇のようにくねっているのはヤマキケマンだそうです。鞘の長さはキケマンは3.5センチ、ほかは2~3センチでキケマンのみ
    豆が2列に並んでいるとか。
    2011年04月20日 07:46
  • 寿々木

    予告のキケマンが現れましたね。紺色がかったキケマンは初めて見ます。
    サイフリボクとは珍しいですね。初めて見ます。
    2011年04月20日 07:50
  • 長さん

    ケン坊さん、コメントありがとうございます。
    ザイフリボクは見た目にはサクラなどに似ているので、バラ科と予測は付けたのですが、花弁がサクラなどより細いのがシデコブシを思わせますね。
    視点を変えてみると、同じ区域でも違うものが目に入ってくるのでしょうね。
    2011年04月20日 07:53
  • 長さん

    キケマン信徳さん、コメントありがとうございます。
    このお宅のご主人は余程の花好きのようです。こんなに珍しいものをどこで入手されたんでしょう。
    2011年04月20日 07:58
  • 菜の花

    黄色い花の件ですが、中国産のキケマン、コリダリス・ケイランティフォリアも候補の一つに加えて下さい。葉の一部しか分からないのであくまでも候補という事です。葉の形がちょっと気になりました。
    2011年04月20日 08:05
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    お知らせいただいた情報ですと、実の状態や長さはミヤマキケマンのように思われます。また、後日観察してみることにします。
    2011年04月20日 08:06
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    本物のキケマンかどうかちょっと自信がありません。キケマン属の仲間も結構多いようです。
    ザイフリボクはサクラと同じで花の時期が短いのでしょう。今年初めて認識した花です。
    2011年04月20日 08:16
  • 長さん

    菜の花さん、コメントありがとうございます。
    さすがにお詳しいですね。中国産のキケマンですか。ちょっとネットで写真を見ましたが、花の先端が単色に近い、葉の切れ込みが深いなどの共通点があります。後日葉が成長した姿も観察してみます。
    2011年04月20日 08:19
  • nobara

    ミヤマキケマンでいいのではないでしょうか?
    花後の蒴果の様子が決め手ですね~
    キケマン属はあってもキケマンというのは
    あるのでしょうか?それがわからないのですが。
    本州中部以西ならフウロケマンで
    以東ならミヤマキケマンだと思っていました。
    あと、ヤマキケマンとか色々ありますよね~?
    ジューンベリーとザイフリボクの区別がなかなかつきません。花後の実が楽しみです。街中にもあるのですよ。
    2011年04月20日 09:31
  • shuuter

    キケマンをみつけられましたか。私も明日武田尾へ探しに出かけたく思っています。

    サイフリボクは今日公園で写真を撮りました。
    2011年04月20日 11:58
  • たかようじ

    ムラサキケマンも なかなか 表情 豊かで
    面白いと 思っていたら、今度は ”キケマン”
    素敵な 黄色の 花ですね。 特に 2枚目の
    画像の花、 美しいです。
    2011年04月20日 14:02
  • SHIGE

    ザイフリボクは初めて見ました。
    本当に珍しい花ですね。
    最近は個人宅の庭で珍しい花を見かけることがありますが
    気にしながらもそのままにしていることが多いです。
    2011年04月20日 18:48
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    我が家のPCからもウェブリブログにログインできなくなり、午前中のレスを断念しました。
    この蒴果は長さ2cmほどで種が1列になっていますから、ミヤマキケマンでいいですかね。単なるキケマンを一つの種として扱っているHPもあるんですよ。
    ジューンベリーの木を認識していないので、一番下の写真以外は、正確にはアメリカザイフリボクの可能性があります。実がなった状態を比較しないとダメなようです。
    2011年04月20日 18:50
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    住宅街でキケマンが見つかるとは思いませんでしたよ。武田尾で見つかる良いですね。
    ザイフリボクと分かると見分けができるようになりました。
    2011年04月20日 18:52
  • 長さん

    たかようじさん、コメントありがとうございます。
    キケマンの2枚目はマクロレンズで撮ったものなんですよ。明るめのレンズだったのが幸いしました。
    2011年04月20日 18:54
  • 長さん

    SHIGEさん、コメントありがとうございます。
    好奇心が強いので、初めて見る花は見逃さないんですよ。カメラを持っていないときは、家に引き返して、または、後日写真を撮りに行きます。
    実は、今日もひとつ発見したんですよ。
    2011年04月20日 18:57
  • eiji

    キケマンは我が家も今咲いています。ミヤマキケマンではなく、こぼれ種でよく殖えます。
    ザイフリボクは見たことがありません。
    ジューンベリーに似ているなと思っていたらやはり近縁種でしたか。
    2011年04月20日 19:27
  • 長さん

    eijiさん、コメントありがとうございます。
    お宅にはキケマンが咲いていますか。珍しいものをお持ちですね。
    ザイフリボクは初めて認識した花です。もしかするとジューンベリーかもしれないのです。
    2011年04月20日 20:41
  • Tatehiko

    黄ケマンソウというものまであるのですね。
    紫ケマンソウと同じような環境に咲いているのですか?
    種もできているのですね。
    私もちょっと観に行ってみようと思います。
    2011年04月20日 21:02
  • 長さん

    Tatehikoさん、コメントありがとうございます。
    キケマン属には色々あるようです。キケマン属なのにムラサキケマンがあったりして、面白いですね。
    ネットの受け売りですが、キケマンは関東地方から西の海岸や低地に生える、ミヤマキケマンは岩手県の南部から東関東~近畿地方の比較的日当たりの良い山地、山すそなどに自生する、とのことです。どちらも半日陰の湿った場所らしいですよ。
    2011年04月20日 21:21

この記事へのトラックバック