一昨年、妹宅からもらってきた黄花カタクリ、昨年は花が咲かず、ことしも駄目そうだと諦めていたのです。ところが、数日庭を見ない間に、花茎が伸びて、黄色いつぼみを付けているではありませんか。伸びてきた葉はシランだとばっかり思っていたので、嬉しかったですよ。もっこ、ありがとう。
キバナカタクリはユリ科カタクリ属。原産は北米西部で、正確にはヨウシュカタクリ、または、セイヨウカタクリ。別名エリスロニウム。国内で流通しているのは、パゴダという園芸種が殆どだとか。日本のカタクリとは別ものです。
以下、3日間の観察記録です。
4月11日14時ちょっと前。葉の形がカタクリとはちょっと雰囲気が違います。ケン坊さんが報告していたように、萼(外花被片)が1枚、先に開くようです。
4月12日11時ちょっと前。内花被片も開き始めました。
4月12日14時ころ。
2番目の花も開き始めました。1番目の花より花被片の開く速度が早いようです。
4月13日9時50分ころ。
4月13日14時過ぎ。完全に開花し、花被片が全部反り返りました。
花被片の付け根付近には茶色の模様が入っています(外花被片のほうが模様が少ない)。
こちらは2番目の花です。雄しべは4本。雌しべは1本で、先端が2裂し、短い毛が見られる。
陽が落ちると、花被片の反りは戻ります。翌日また反り返ることでしょう。
株数は4、つぼみはあと3つありますから、まだまだ楽しめます。
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キバナカタクリ(黄花片栗)
Excerpt: ブログにログインできない状態が続き花の賞味期限が経過した そんな思いのするままに キバナカタクリ(ユリ科エリスロニウム属)の花をUPします。 在来種のカタクリにくらべて半月から1カ月遅く開花します。 ..
Weblog: 目黒のおじいちゃん
Tracked: 2011-04-21 08:41
この記事へのコメント
信徳
目黒のおじいちゃん
ケン坊
我が家のカタクリは、ようやくか花茎が伸び始めたところです。一昨年のブログをみたら19日開花となっていたので、松戸との温度差は1週間ありそうです。
見事に開花状況を追いかけましたね...同じ花を追うと開花状況がハッキリしますね。
寿々木
長さん
諦めていただけに、嬉しいですね。我家の庭は日当たりが悪く、黄花カタクリの辺りは14時前後の1時間程度しか直射日光が当たらないのですから。
長さん
昨年、城山かたくり園でご覧になったのでしたね。きっと今年も咲いていますよ。
長さん
外花被が1枚先に開き始め、やはりケン坊さんの観察結果が立証されました。妹の庭で咲いているのを見たのは、一昨年の4月8日ですから、若干遅い開花となるのでしょう。ケン坊さん宅のカタクリの開花も楽しみですね。
長さん
私も一昨年黄花カタクリの存在を知りました。そちらの植物園では咲いていませんか。黄花カタクリの葉は在来のカタクリよりかなり大きくなります。
もっこ
長さん
在来のカタクリとは葉の形が違い、シランの葉だとばかり思っていたので、嬉しかったよ。ご亭主にもお礼を伝えてください。
もっと株が増えてくれると良いのだが、お宅のように日当たりが良くないので…。
真夜中鳥
お見事な写真をありがとうございます。
長さん
都心から一番近くで見られるカタクリの花は目黒の自然教育園でしょうね。先週満開だとのことですから、もう遅いですね。群馬などでまだ咲いているところがあると思います。
あいべん
綺麗に撮られて、もしカタクリの花と会話でも出来
たら花は何と言うだろう・・。色々想像すると
楽しいですね
たかようじ
蕚が 1枚 シズシズと 先に開いている画像が
可愛らしく 面白いですね。
しっかり開くと おしゃまさんの 雰囲気です。
長さん
我家の庭には皆さまに見てもらえるような花が少ないのです。今年は、ラッキーにも咲いてくれて黄花カタクリ、ちょっと力が入りました。
長さん
萼と花弁が開くときはまだ厚みがありますが、次第に広く薄くなって光が透けるようになります。そして、反り返るまで、合わせて丸二日かかりました。近くで観察すると愛おしさが増しますね。